劇場公開日 2019年6月21日

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「シリアス過ぎ!DCユニバース出身かよ!」X-MEN:ダーク・フェニックス さうすぽー。さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5シリアス過ぎ!DCユニバース出身かよ!

2019年12月6日
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先に注意書きしておきます。
今回は不満な点が多い事もあって、この映画好きな方で批判を聞きたくない方はこのレビューを読むことをおすすめしません。
そういった方は今すぐ離れてください!

それでも良い方だけ聞いてください。
それではいきます。

せっかく20世紀フォックスでの最後のX-MENシリーズなのに、こんな終わり方は納得いかないです!

今回は前作の「アポカリプス」で登場した若き日のジーン・グレイが主人公ですね。
今回も「X-MEN3」のように暴走してしまい、それをX-MENメンバーが止める話です。

今回はハンス・ジマーが音楽をやったり明るいシーンが殆ど無かったりして、シリーズにも増してシリアスです。
ただ、どうにもつまらない!
シリアスで面白くない作品は僕にとって相性最悪です。

デッド・プールの言葉を借りるならまさしく、
「DCユニバース出身かよ!」

やりたかった事は何となくわかります。
ジーン・グレイの能力「ダークフェニックス」を元に、
「Fate ヘヴンズフィール」の衛宮士郎と間桐桜のような関係性と、
「シビルウォー/キャプテンアメリカ」のようなバトル構図で描きたかったのかと。

今回のジーン・グレイとサイクロプスの関係性は「Fate/Stay Night」の衛宮士郎と間桐桜のような感じだし、ジーン・グレイの暴走を巡って「殺そうとする者」と「助ける者」とのミュータント同士の戦いは完全に「シビルウォー」っぽいですし。

ですが、どの要素も中途半端なんです。

まずジーン・グレイのキャラクターについてですが、一応マカヴォイ演じるチャールズのバックボーンはあったものの、特にそれ以外のバックストーリーが無い上にどういった能力やどれだけの威力かが解りにくいです。

あと、アポカリプスまで全然前置きが無かったのにいきなり宇宙に行くのも唐突過ぎます。
何なんでしょう、MCU目指したかったのかな?

あと、ミスティークの事です。
別にジーン・グレイとの関係性も別にそんなに描かれてないし、あの末路も描き方が雑だったので、全然感情的にもならなかったです。
「ファースト・ジェネレーション」や「フューチャー&パスト」は良かったのにな(^_^;)

あの悪役の宇宙人は何だったんだよ!
本当にこの話に必要だったのかが甚だ疑問です。
いや、マジで要らなかった!
せっかくジーン・グレイの話が観れると思ったのに、いつの間にか話がよく解らない「宇宙人」との対決になってしまいます。

とは言え、
製作費が高くかけられてるだけあって、バトルシーンは見物です。
中盤のジーン・グレイを巡るバトルシーンは普通でしたが、ラストのバトルシーンは結構良かったです。
それぞれの能力を存分に生かしているし、スピーディーで格好良かったです!

また、ジーン・グレイとサイクロプスとの関係性は良かったです。
結構長めに描かれてますし、サイクロプスの心情が理解出来て、そこが数少ない感情的になったポイントでした。

ジーン・グレイに関しては冒頭の悲劇のシーンは良かったけど、それ以外は特に印象に残ってないです。

うーん、やっぱり話がごちゃごちゃしてたのでこの映画は好きになれません。
ゴメンなさい。

(余談)
この映画の結末がとあるマーベル映画に似てると言って編集し直したらしいのですが、終盤の展開を観てすぐに解りました。
まんまじゃん(笑)

さうすぽー。