クワイエット・プレイスのレビュー・感想・評価
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家族愛に泣けました
ホラーは嫌いなのですが、
ただのホラーではなく家族愛物であるとの情報を得て、少しビビりながら観に行きました。
とても良かったです。
「音を出せない」という斬新な設定。
序盤から末っ子の弟が「奴ら」に殺されてしまうというショッキングな展開。
1つの家族が懸命に生き残ろうとする、かなりエネルギーをもらえる作品でした。
自身が弟を2人持つ立場なので、自分の行いで弟を死なせてしまった姉の気持ちを思うとそれだけで涙が出そうになりました。
弟の姉を思う気持ち、母の亡くした子に思う気持ち、父から娘への気持ち。
最後お父さんが死んでしまったのは本当に悲しかったです。
ホラーは苦手でしたが、この作品はホラー要素とドラマ要素が交互に入っていたのでとても楽しめました。
もっと人気が出ても良い映画だと思うのですが…なぜなんでしょうか?
娘の耳が聞こえない
娘だけが聴力に障害があって話せない。
その娘と同じ話せない境遇に家族全員を置いてみたら、というコンセプトで作られた映画。
なので、突っ込みどころ満載だけど、その状態を作り出せれば、細かい設定はどうでもよかった。
一見、SFホラー映画のようで、実は家族愛(特に父娘愛)の映画だった。
脚本兼監督が父役だったが、実生活でも障害のある子供を育てているのだろうかと勘ぐってしまう。
単なるB級パニックホラー
前評判が良かったので観に行きましたが、クリーチャーのCGは綺麗だったものの結局はB級パニックホラーでした。
評価サイトでゲット・アウトよりも高評価との事ですが、個人的にはテーマも伏線もゲット・アウトの方が面白かったです。
最近のホラー映画によくある、緊張感を煽るBGMや効果音の部分でめちゃくちゃ音がデカくなるので、耳栓を持って行った方が良いです。
特に本作は他のシーンが静かに作られているので、そのギャップもあって音でビビらせようとする演出がとても不快でした。
内容にツッコミどころがあるのは既出の通りです。
また家族の中で両親も息子もみんなパッチリ二重なのに、お姉ちゃんだけ明らかに顔が似ていないので、1人だけ血が繋がっていないという設定なのかな?と思いました。
そういう設定ならことさら「父親に愛されていない」と感じる背景も理解出来るので。
ただ作中にはそういった説明もなく…
そういう裏設定があったのか、聾唖の役者を使う前提だったためこのキャスティングになったのか、、、謎ですが。
秀逸なサバイバルファミリー映画
ホラーだと言われているが、殺人鬼や悪霊とかではない、「クローバーフィールド」や「ミスト」なんかと同種の“怪獣”だ。
異星からやって来たのか、得体の知れない狂暴な生物に人類は壊滅状態。
視覚はない。音に反応して、恐るべきスピードで音源を襲うバケモノたち。
耳が不自由な娘がいる主人公一家は、手話でコミュニケーションをとりながら、息を殺してこの世界で生き抜いている。
そして、妻が妊娠中という、よくぞ思いついたこの設定。
ホラー映画で親子が描かれることは珍しくはない。
子供を守るために恐怖の対象と戦わなければならない…という状況を作り上げるために。
しかし、この映画は、主題の比重がより親子の物語の方に寄っている。
もどかしくも親の思いは子供に伝わらず、親の方も子供の気持ちに気づいてやれない。
ごく一般的な親子の問題を主人公一家は抱えている。
ただし、この夫婦は極限の状況で生き抜く強さと知恵を持っている。
冒頭のシークェンスで、末っ子が犠牲になる衝撃のスタート。
きっかけとなったオモチャを持たせてしまった姉は、そのせいで父親から愛されていないと感じている。
母親は、その時その子を抱いていなかった自分を責める。リュックを背負っていたから両手は空いていたのに…と。
臆病で父のように強くなれない男の子は、父が気づいていない姉の喪失感に気づいている。
一家が考案したこの世界で生きるための工夫がアイディアに富んでいる。
次々と訪れる危機的瞬間の恐怖描写もまた、優れたアイディアに巧みな演出。
そして、子供たちの絶体絶命の危機を救うために父親が下した最後の決断。
親ならこれしかないだろうとは思う。
が、亀裂が入った娘との絆を取り戻そうとする最後の瞬間に手話が効果的に用いられ、胸を打つ場面だ。
母親と、産まれたばかりの赤ん坊と姉と弟。
4人を救うのは、父が娘のために改良を試みていた不完全な補聴器だというのも、驚異的な聴覚を持ったバケモノというアイディアにクロスしているし、補聴器というアイテムに関する布石もきちんと打たれている。
母親役エミリー・ブラントの渾身の演技は、観ていて息が詰まるほど。
破水し傷ついた足でバケモノから逃げる場面は圧巻。
そして、ラストの戦う決意の凛々しい表情。
さて、母と娘は、押し寄せるバケモノたちと戦い幼い弟たちを救って生き残ることができるのだろうか?
集中
画面への集中力が半端ない。
逆転の発想と言おうか、こんなやり方もあったのかと目から鱗。
突然鳴り響く「音」に恐れ慄く…。
スクリーンを凝視してるもんだがら、突発的な音の脅威たるや、とんでもなかった。
設定も非常に秀逸で…。
SF要素があるなんて思ってもみなかったから、エイリアンが飛来してきた終末世界が描かれているなんて思いもせず、冒頭無音の滑り出しに混乱。
この混乱が整理される頃には、どっぷりと世界観に引きづりこまれてた。
今作でもまた子役の達者加減に恐れ慄く。
アレをどおやって演出するのだろうか?
ハリウッドには、天才子役なんざ珍しくもないのだろうか?彼を通して伝わってくる臨場感が絶大だった。
てっきり「ドントブリーズ」の二番煎じなのだろうと思っていたのだが、サスペンスは元より、家族愛やら世紀末やら、エンタメ要素満載の良作だった。
怖かったのか驚いてたのか微妙な側面はあるものの、堪能したのは間違いない。
音がする度に、俺の体がビクッとなるもんだから隣席の方にはご迷惑だったかもしれない。
が、おそらくなら隣人もスクリーンに釘付けにさせられてたのではないかと想像する。
期待外れ
気になったところだけ
・色々なものが散乱していて、薬を棚から取る時でさえ音に気を付けていたのに、4歳の子を自由に歩かせている。
・ロケットから電池を抜き、ロケットと電池を同じところに置く。電池は片付けておくということはしない。
・89日目では妊娠している様子はなかったのに、400日目では妊娠している。緊張状態が続き行為に至ってしまった、たまたま妊娠してしまった、など理由はあるだろうが、父は長女と仲違いしたままで長女は罪の意識を持ったまま。そんな状態で行為に至ってどうする。次男に「お姉ちゃんを愛してる?直接言ってあげて」って言われれるレベルで仲違いしてるなら、そんな状態で赤ちゃんが出来ちゃったら長女はどう思うのだろうか。
・身重だということが前提にあるとしても、洗濯袋に何かが引っかかった際、無理矢理引っ張り上げるってどうなの?その結果何かが壊れたり大きな音が立ってしまったりとは思わないの?その場で確認はしなくとも、洗濯終えた後階段を確認することできなかったの?というよりなんで釘を下から打ってるんだ?
・サイロのところで、クリーチャーに襲われる子ども二人を助ける為にクワを投げて音を立ててから大声を出す父。クワを投げるだけじゃダメだったの?
期待外れでした。
泣いちゃった
もっと観たかったのにあっという間。
体感で1時間くらいだった…でも疲れた笑
生き残った人たちとの交流とか、
家族のその後とか、気になる〜
そしてエミリーブラント愛してるほんとに
異常な状況
実際にエイリアンのせいで異常な状況だということはわかるのですが、なぜあの環境で子作りしたのかがわからない映画でした。
声を出しちゃいけないっていってるのに声を出してしまう様なことを平然とやる所がドキドキハラハラします。
また川の横に住めばええやんと思う節も。
最後に弱点を発見しますが、
長所は短所という言葉とても当てはまり、
優れた一端でも多様性には勝れない
そんな事を教えてくれます。
でもこんな弱点、より爆音かつ聴覚奪取の
スタングレネードとかを軍がつかってない、
もしくは思いつかないなんていう事が考えられないので…
そこは映画なのでまぁヨシとしましょう。
緊迫な内容は面白かったです。
グッバイダディ
クリーチャー
クリーチャーを期待して観たのがいけなかった…全然出て来ないし、始終、声を出してはいけないから、静か…。そこで、又睡魔が…。歳取ると、睡魔が襲ってくるよの💦この極限の中、夫婦はいつ子供を孕ませたのだろう。
普段映画館でホラー系は観ないので耐性が無く凄くビビったがとても面白かった
映画館で観てよかった
伏線が多くて回収された時は、ああここでか、と納得いくもので良かった
子役の演技が上手かった
1番下の子とお父さんが亡くなったのは悲しいけれど、最後子供も無事産まれ「何か」を殺す方法が見つかり良い終わり方だったと思う
実は特殊な状況におけるヒューマンドラマ
見たらだめのitと比較されるが
配給の宣伝が音を出すな!に振り切っていたため同類として見られてしまってます
興行的にはそれが正しい
しかし、そういう映画だと言う認識で見ると消化不良かもしれません。
本作は、特殊な状況下でトラウマを持つ娘と父親の愛を描いたヒューマンドラマなんです
音に敏感なエイリアンはあくまで舞台装置
とはいえ、先入観と期待感でみるくる観客には不満が出るんですよね、、宣伝って難しいな
先入観を捨て、フラットに作品を鑑賞できる人ならそれなりの感慨はある
最後に家族の未来の希望の光になったのが、父親が懸命に作っていた娘の補聴器だったというのはなんとも感動的です
とはいえ、最後のドヤ顔はちょっと品がない
家族愛にホロリ
数十メートル先の物音に反応するのに、近くにいる人間の心臓の音にはどうして反応しないかとか
お父さんは実は助けられたんじゃないかとか
あの化け物はどうして発生したのかとか
色々疑問に思うところはありますが、
家族が支え合って助け合うシーンには少しウルッときました
奇抜な設定や演出に隠れた魅力
予告に惹かれて鑑賞。
ホラーものが苦手な方なので観る前はビクビクしてたが、思ったよりホラー要素は薄め。怖いと言っても心理的にではなく、演出的にびっくりするという感じ。
前半は主に怪物の脅威やそれによって圧迫された生活を送る主人公たちの生活の様子が描かれ、後半で怪物との戦いがテンポよく進んでいく。前半が若干ホラーテイストで後半がスリラーテイストと言ったところか。
しかし特筆すべきは怪物の設定や演出などではなく、主人公たちの家庭模様を含めた各登場人物たちの役割の明瞭さだろう。
家族という設定から登場人物が少ないことを活かして、それぞれの登場人物像の根底に流れているテーマが非常にわかりやすい。
頼もしいものの娘との触れ合いに不器用な父親、孤独に怪物と立ち向かい我が子を守ろうとする母親、辛い過去を自分一人で背負い親の愛に気付かない娘、気弱で臆病ながらも誰かを守るために徐々に成長していく息子。
個々の人物に込められたキャラとしての役割はある意味、お決まりなものばかりかもしれないが、それを一つの作品に凝縮したのは素直にすごいと思う。
真に見るべきは作品の設定や演出などではなく、各登場人物の成長やその人物像だと感じた。
つっこみどころ満載でも好き
音をたてたら殺されるっていう設定のホラー。殺しに来るのがエイリアン?だとわかり、SF的な話だと気持ちを切り換えることができた。
襲われてしまうルールが曖昧でよくわからなかった。大きな音を出しても大丈夫!みたいなこともあるし。
滝の大きな音があればごまかせるならなぜその近くに住まないのか、なぜこの状況で子どもを作ったのか、赤ん坊を泣かせないでやり過ごせると思ったのか、なぜ音をたてていないのに父親は襲われたのか…。
そんな感じでつっこみどころは満載だった。でもなぜだか観終わった印象は悪くない。これから退治するぜ!って終わり方が個人的によかったから。
地球に襲来した当初の話を観てみたい。
心霊ものよりは
「音を立てたら即死」という設定はそういうものだと割り切って観ないと仕方ないとは思います
ツッコミどころは多々ありますが、なんでもありの心霊ものよりは現実的?です
そうは言っても、出産育児は、さすがに無理があるでしょう?それまでの、静音は何だったのか?
隕石に乗って来た生き物って、燃え尽きるでしょう?
どうやって海を渡って全世界にいるの?
あんなマットで防音になるの?
期待と違った
自分の勝手な想像だったが、心霊ものだと思っていたので、まさか宇宙人とは。。。
自分的には、宇宙戦争やアイアムレジェンドなんかと設定が被って見えて、あまり新鮮感がなかった。
設定は良いけど…
音を立てたら死ぬという設定は緊張感があり良いです。
クリーチャーの襲来から80日程経った状態から物語がスタートするのですが、世界中がクリーチャーに襲われて壊滅したという説明が作中では新聞の見出しの一文で語られるだけでした。クリーチャーが襲ってきた時の様子や、他の都市の壊滅した状況や逃げ惑う人々等の様子が少しでも描かれていればより世界観が伝わり良かったのにと思います。
作中では本当に狭い範囲の話しか出てこないので、他の人は?他の街は?と気になってしまいます。
音を立てられない状況にも関わらず、話が進んで奥さんが妊娠しているのも疑問でした。出産時や産まれてきた赤ちゃんの泣き声でクリーチャーに襲われると思いますが…。
また、クリーチャー襲来から一年以上経過し世界中が壊滅状態なのに電気が普通に通っているのも不思議ですし、耳が良く音に反応するクリーチャーなのに結構主人公達の立てた音を無視していたのが若干ご都合主義感がありました。
テーマ上仕方がありませんが言葉での会話はほぼ無しで静かに話が進むので少々退屈さを感じてしまうシーンもありました。
お父さんの最期はあっさりしていましたがそれが良かったと思います。
えっ、期待してなかったのに普通に楽しめた。
“この手の映画ってどうせ途中眠くなるやつでしょ”
と思いながら暇つぶしに観た一本。ただエミリー・ブラントは好きな女優さんだったのでそれで十分かな〜と思ってたら、なかなか面白かった。
設定が曖昧とかなんとか言ってる人もいますが(突っ込んだらキリないし、この映画はそういうところを気にしない方がいい)、登場人物も舞台も限られた中でここまでドキドキハラハラ感を味わせてくれるとは正直予想外。
終わり方に賛否の意見出そうですが、私はこのままでいいかと。最後のエミリーの表情がその後の展開を充分に想像させてくれるし、いい具合の終わり方じゃないかな。
音を立てちゃいけないこの映画の設定が、上映中の劇場内にも感じられて面白かった。ドントブリーズもそうだけど、気づいたらこっちまで入り込んじゃう設定て一種の臨場感というか、観終わった後の余韻があって個人的には好きです。
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