「経済格差と頭脳格差」バッド・ジーニアス 危険な天才たち kinako-catさんの映画レビュー(感想・評価)
経済格差と頭脳格差
冒頭から、奨学金と給食代を無料にしてもらう交渉をする主人公、やり手です。
いつでも満点が取れる彼女がいなければ、カンニングという話が出来ない位…。
本来ならば良い大学も留学も簡単に手にはいる立場なのに、金持ちからの一獲千金カンニング案件で、道を踏み外してしまうという話。
なかなかにカンニングシーンはスリリングで、スパイ映画並みの緊張感。
それにしても金持ちバカ娘&バカ息子は、すぐに金で解決しようとするし、努力を嫌いがちでしょうもない。
ライバル的なもう一人の優等生は、この案件のとばっちりで足を踏み外す。
最後まで展開に目が離せなかった。
カンニングで点が取った奴らは、大学に進学しても卒業できるのか?
ちょっとモヤるラストだったけど、それが現実に近いのかもね。
リメイクされたハリウッド版は、キャラクターの名前も行動もほぼ同じながら、テンポが良くその分スリリング感が減っていた。キャラはオリジナルの方が魅力的だったけど、ラストはハリウッド版の方が後味が良くて好き。
見比べるのも楽しかった。
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