「天才の策略」バッド・ジーニアス 危険な天才たち プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
天才の策略
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天才女子高生リンが試験中に友人に答えを教えたことで、
友人の恋人のバカボンボンが、リンに話を持ち掛ける。
今後カンニングさせてくれたら大金を払うとのこと。
やがて対象生徒も増え、カンニングビジネスが常態化する。
バカボンボンは両親からアメリカの大学を勧められる。
そのためには大学統一入試を受ける必要がある。
バカボンボンに受かる学力などない。でリンに泣きつく。
リンは一計を案じ、大金と引き換えに引き受ける。
時差を利用し、自分とバンクが豪州で試験を受けて、
答えを丸暗記して休憩時間中にメールで送信する案。
ただ当然会場に携帯は持ち込み不可で、バレかける。
そこを何とかごまかすが、バンクは捕まってた。
こうしてバカボンボンらは試験に合格。
時が経ち、バンクはリンにまたカンニングの提案をする。
改良した作戦でまた大金を稼ごうというもの。
リンはもう真面目に生きたかったので拒否。
すると過去の件を全てバラすとバンクに脅される。
結局リンは自ら全てを自供した・・・と思われる。
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やっぱりおれはこういう話が好きみたいやな。
天才が苦悩しながら策を弄して何かを成し遂げる話。
事の善悪を問わず、応援してしまう。
悪事ではあるが、それで助かる人がいる。
ならばそれはそれでビジネスと言えるのかも知れない。
せっかくの高い能力は、もっと別で使って欲しいけど。
あとバカボンボンを筆頭に、依頼者たちがアホ過ぎ。
こんなヤツらのために頑張るなんてアホらしい。
でもビジネスと割り切れば、そんなの関係ないのかも。
ラストはおそらく過ちを全て告白したんやと思う。
償ってからでも遅くはない、頑張れリンって思ったな。