「ただのカンニング。なのに恐ろしくスリリング」バッド・ジーニアス 危険な天才たち といぼさんの映画レビュー(感想・評価)
ただのカンニング。なのに恐ろしくスリリング
中国で実際に起こった集団カンニング事件をもとに作られた映画。
あくまで題材にしているだけなので、実際の事件とは異なる部分も多いそう。
主人公の天才少女が友人を助けるためにテスト中に答えを教えてあげたことがきっかけで始まったカンニングビジネス。学校のテストだけではなく、全世界で同時に行なわれる海外留学のための大規模な試験である「STIC」でも集団カンニングを行なうこととなった。というのが本作のあらすじです。
たかがカンニング。されどカンニング。
題材となった事件が起こった中国は入った大学でその後の人生が決まってしまうという超学歴社会ですので、バレたら試験の受験資格永久剥奪などの重い処分が課されるカンニングに挑んだ学生たちは本当に命懸けだったのでしょう。
命を懸けたカンニングに挑む四人の学生の、バレるかバレないかのハラハラドキドキが本当に素晴らしく、まるで「ミッションインポッシブル」を観ているかのような緊張感です。
カンニング終了後の各メンバーの行動も、いろいろ考えさせられることがあり面白かったです。
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