劇場公開日 2018年9月22日

  • 予告編を見る

「単館上映なのがもったいない」バッド・ジーニアス 危険な天才たち ちいまめさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0単館上映なのがもったいない

2018年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

かっこよくて美しいカンニング法にびっくりしました。

学歴重視で、カンニングが横行しているタイだからこそ生まれた映画ですね。
日本人の感覚ではカンニングは悪いこと、ですが、それが当たりまえの中では学力でしか図られない生活からの憤り、貧富の差、上位に上がるための手段と金銭取得するための手段、国の内情をよく表している社会派ドラマでとても興味深かったです。

そして役者!すばらしい!メインの4人の顔が本当によい!
どの人にも思うところがあって、感情移入できます。
特に主人公は演技が初めてと思えないほどの存在感と求心力で、本当にすばらしく、物語と映像と相まって本当におもしろかったです。

スタイリッシュでスリリングな映像に興味深い脚本、答える役者、とても面白い映画で、単館上映なのがもったいないと思いました。

ちいまめ