レプリカズ : 特集
【クールなSF最新作? 否! “正しい見方”はこう! なんて楽しいんだ!】
本作は、5分に1回起きる《キアヌの“間違った”選択》に全力でツッコむ映画!
いやー、この暴走科学者マジで最高! 楽しすぎて余裕で1800円払うレベル‼
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映画ファンの諸君、最ッ高にアツい「俺たち映画」を見つけたぞ……! その名は、「レプリカズ」(5月17日公開)! キアヌ・リーブスが天才科学者を演じるSFアクション大作、なのだが……その“中身”は、いじらしいほどの「ツッコまれ待ち」ムービーだった! 5分に1回起こる事件、そのたびに主人公が下す決断が、ことごとく“間違っていて”とてつもなく楽しい! ただ「見る」だけじゃなく、観客がツッコミ役として能動的に「参加」できる――つまり、俺たちの“大好物”だってこと!
「どうした映画.com?」という声も承知だ──だがな……最高に楽しいんだよ!
とりあえず本編実況中継するから聞いてくれ、映画ファンなら──分かるだろ?
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本作がどれほど「楽しい」のか……映画.comのこの異様なテンションを見ていただければ伝わるだろう……。愛する家族を事故で失った科学者が犯した“禁忌”とは――シリアスなテーマにサスペンスフルな展開、それだけで十分面白いのだが、この映画にはそれで終わらない“スゴ味”があるッ! 正直引き気味の諸君に、「見たらこうなる」な実況中継をお届け。ほら、参加したくなってきただろ……?
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[キアヌさん──ちょ、待てよ! その①]
事故で家族4人死亡、「“あの技術”で蘇らせる!」って……一旦落ち着こうか!
人間の意識をコンピュータに移す研究を行っていた神経科学者ウィリアム(リーブス)は、不慮の事故で家族4人を失ってしまう……。絶望のなかウィリアムが下した決断は、なんと自身の研究の応用! タブーを犯し、家族を“蘇らせる”ことにしたのだ……(この間数十秒)。いきなり暴走かよ!!
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[キアヌさん──ちょ、待てよ! その②]
「“手術”には機材がいる、会社から借りパクだ!」……いや絶対ダメだよね?
ウィリアムの暴走は、ますます加速。家族を蘇らせるためには最新鋭の設備が必要不可欠だが、一切のちゅうちょなく会社から「借りパク」を敢行! 気持ちがいいほどためらわないなこの人……!
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「家族の“脳データ”でクローンを作る!」って……倫理的に間違ってますよね!?
「さてお次はデータを移す身体が必要だ……クローン作っちゃえ!」ってそこまでの展開早ッ! 迷いもゼロ! 一線どころか二線も三線も平気で越えちゃってますけど……次は何をしでかすんだ!?
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[キアヌさん──ちょ、待てよ! その④]
4人のうち“作れる”のは3人だけ、なのに選び方は……“それ”でいいのか!?
我々の常識を軽く飛び越える暴走科学者は、「命の選定」もぶっ飛んでる! 機材の関係で一人蘇らせられないとわかると、“衝撃の選び方”をするのだ! コアな映画ファンも、たまげるに違いない……。
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[キアヌさん──ちょ、待てよ! その⑤]
絶体絶命のピンチに出した“奥の手”、そして“ラスト”も……なんて最高なんだ!
あらゆるモラルとルールを無視し、家族を無事復活させたウィリアムだが、政府組織が研究対象として家族を奪おうと一家を襲撃……。迎え撃つウィリアムの“作戦”は、「おいマジか」な内容! そんなのアリ!? 最高か! ミラクルを起こしまくりな本作は、未体験のフィナーレへとばく進する!
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【この映画には、キアヌのキアヌたるゆえんが“全て”詰まっている――】
なぜ俺たちは“彼”を愛してしまうのか? “その答え”が本作にある!
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「スピード」や「マトリックス」など後世に受け継がれる大作に続々と出演しながらも、ハリウッド随一の「いじられスター」でもあるキアヌ・リーブス。カッコいいのに親しみやすく庶民的で、どこか隙のある彼の魅力が、本作にはぎっしりと詰まっている。「トランスフォーマー」「RED」「MEG ザ・モンスター」製作陣と組んだ本作では、「ぼっち演技」「キレる演技」「不器用」など、リーブスのパーソナリティと「ジョン・ウィック」などで見せた魅力がミックスされ、ファンにはたまらない内容に!
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そして何より、全力でツッコめる本作独自の楽しさは、リーブスの演技や佇まいにウソがないからこそ成立している。彼の演技にしっかりと説得力があるため、愛する者のためなら我を失い、暴走してしまう主人公を応援したくなるのだ。万人を魅了するリーブスの“職人芸”にも、注目していただきたい!
【今、一番「応援上映してほしい映画」──さあ、みんなでツッコもう!】
そして、鑑賞後の語りも止まらない! スタバで2時間は余裕!
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最後に、本作だけに宿ったとっておきの“魅力”、いや「楽しみ方」を紹介させていただきたい。1人でツッコむのも良いのだが、ぜひ“誰かと”、もっと言えば“みんなで”一緒にツッコみまくってほしいのだ! なぜそんなことを言うのか? 映画.comスタッフがそうだったから! 作品を鑑賞した帰り道、みんなでツッコミポイントを共有するあの瞬間の幸福感、これから作品を見る諸君にはぜひとも味わっていただきたいのである。
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見た者同士で「どこにツッコんだ?」と確認するのも良し、一番のツッコみポイントを競うのも良し、正直言って、ここまで見終えた後に語り合いたくなる作品は珍しい……。真の意味で「楽しい」本作の「熱」に、ぜひ触れてほしい!