インサイドのレビュー・感想・評価
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【”ドンドンドン!あれはきっとクリスマスなのに来てくれた親切な産婆さんだよ!”そんな訳はない、緊張感溢れるワン・シチュエーション・スリラー。】
ー いつものように、この映画のフライヤーが手元に在るのだが理由は明白である。怖そうだったから観賞を見送ったからである。
因みにフライヤーには、”エクストリーム・シチュエーション・スリラー”と書かれています。-
■出産間近、幸せの絶頂だったサラと夫は、不運な交通事故に遭い、夫は死亡。
サラはお腹の子供と共に生き残ったが、耳に障害が残ってしまう。
サラは、子供の誕生だけを心の支えに1人で暮らしていたが、ある晩、見知らぬ女(ローラ・ハリング)が家に侵入してくる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ご存じの通り、今作は「屋敷女」のリメイクである。結論から言うと、私は面白怖く鑑賞した作品である。
・イキナリ、家にやってきてサラをベッドに縛り付け、慣れた手つきでオキシトシン(陣痛誘発剤)を打つ謎の女。
ー 「マルホランド」のローラ・ハリングが怖い。-
・サラは家の中(インサイド)に閉じこめられ、心配してやって来た夫の親友は女の殺され、何故かやって来たサラの母は、サラが女と間違えて殺してしまう・・。
ー ここら辺は、やや展開が粗いかなあ。-
・そして、サラが通報してノコノコやって来て、アッサリヤラレル警官達。
ー 全くもう!!-
<女が、サラのお腹の子を奪おうと理由も、キチンと描かれていて、私は今作は面白怖い作品だと思います。ホラー・チキンだからね。>
そう来たか!
屋敷女のリメイクが本家を超える事はまずあり得ないので、あのシーンはどうなるのか、どう変わっているのか、を比較しながら見る映画ですね
レーティングがR15の設定でオリジナルラストだったら日本の認定員御乱心か?って思いますよ(笑)
綺麗な映画に変身
鬼畜っぷりを爆発させた「屋敷女」のハリウッドリメイク作品。残虐さ、理不尽さ、理解不能の恐怖等が入り乱れ、過激なスプラッタで度肝を抜かれながらも線を通していた名作、それが「屋敷女」だ。
本作は良い意味でも悪い意味でもハリウッドリメイク作品だった。
良い点は、スプラッタが苦手(特にフランス製スプラッタはトラウマもの)な人にも勧められる作品になっていたこと。アメリカ的解釈で、オリジナル版のハチャメチャ感が無くなり、綺麗な仕上がりの作品になった。どちらが観やすいかと言えば間違いなくこちらの方だろう。
悪い点は、フランス流の恐怖表現、残虐描写などがクリーンにされ過ぎたところ。脳天に雷が落ちたような衝撃度は本作には無い。ラストがハッピーエンドなのもその要因だろう。
作品を通して言えることなのだが、最初は狂気でしかない謎の女が、その行動を起こす理由が判明した時、哀れな一人の女性として感情移入してしまうのが何とも言えないところだ。本作はオリジナル版と異なるラストを迎えるため、よりその感情が強かった気がする。
オリジナル版はやはり人には勧められない作品だと思うが、そんな時はこちらを勧めるのは良いかもしれない。
オリジナル版にハマった人は本作を平凡な作品になったと言うかもしれない。正直私自身も多少はその感覚が拭えないところもある。しかし、主人公と女の迫真の攻防戦だけでも観る価値はあると思う。作品自体がもし自分に合わない時は、女優陣の演技力に注目して欲しい。
段取り
映画通の人に勧められて観に行きました。ストーリー全体として予定調和ならいいのですが、個々のシーンシーンがいちいち予定調和で何の面白みもなくてがっかりです。
あと、主演女優さんの演技が全然痛そうじゃなくて残念でした。
……
感性に特別ひっかかる箇所もなく、なんともレビューに困る作品です。撮影クルーは一流なのでしょうが、いろいろと物足りない印象でした。
ツッコミどころが多すぎて、どこから手をつければいいか悩みますし、下手に手をつけたら止まらなくなりそうなので、そっとしておくことにします。
とにかく言えることは、戸締りや防犯対策、危機管理能力はしっかりしておきましょう、といったところでしょうか。
屋敷女からこれか
なんだろう…?
このもう1つ感は…。
事故の後の両者(サラと女)の混乱は想像できないが、女の狂いっぷりには参る。
身体力の強さには驚くレベル。
素早く刃物でバタバタと警察官を葬り、反撃を受けても持ち直し繰り返しの襲撃を行える。
ちょっと凄いけど、スペックで怖さが増すわけではない。
やっちまった感満載のスリラー
やっちまった!まずは交通事故。運転する妊婦サラは助手席の夫と産まれてくる女の子の名前を考え幸せなドライブを楽しんでいた矢先の出来事。夫は即死。お腹の中の子も無事だったサラだったが、聴力を失うという障害を負った。無事に赤ん坊を育てることが出来るか不安いっぱいの彼女は隣人であるゲイのアイザックの優しさによって正気を保っていたが、出産間近となったクリスマスイブの晩、見知らぬ女が電話を貸してくれとドアをノックした時から、運命が狂いだす。「車が故障したから電話を貸して欲しいの」「携帯は持ってないの?」「電池切れ」。不安になったサラは警察を呼ぶ・・・
再び眠りにつこうとするサラだったが、部屋に侵入してきた見知らぬ女によって目を覚ます。女は医療器具を使って彼女にオキシトシン(分娩誘発剤)を点滴し始めていたのだ。浴室へと逃げ込み立てこもったサラ。何とか立ち向かおうと鏡を割り凶器として使おうと奮闘するのだ。運悪くサラの母親がタクシーで彼女の家へとやって来た・・・やっちまった第2弾!見知らぬ女をガラスの破片で刺すつもりだったが、ガラスの破片は実の母親の首に刺さってしまう。
冒頭の説明文によれば、全米で年間300人余の乳児誘拐が発生しているという。その9割は母親が殺されている。子どもが欲しいサイコな女が大胆にも出産させて子供を奪おうとしているのは想像できるが、警察を呼んだ段階で怪しい車が見当たらなかったことから、どうやってサラに狙いを定めたのか?移動手段は?と頭を巡らせるサスペンス。隣人のゲイ2人をも殺害し、すでに殺人鬼となっている犯人。ここまでして子供が欲しいのか?とスリリングな展開にもかかわらず、おかしいぞと疑わしくなってくる。しかも、再度巡回に訪れた警官2人が台詞棒読み調だったため興ざめさえしてくるのです・・・
警官も殺した凶悪女と格闘になり、アクションも派手になってくるものの、相手はお腹の中の子が欲しいためにサラを直接殺せないという有利な状況。そしてやっちまった第3弾!パトカーの中で乱闘になり、なんとか近所の一軒家に逃げ込んだものの、その家が実は犯人の家だった!ここで産んでしまったら殺される・・・と、大ピンチに陥ってしまうのです。
サイコな女のスリラーは数多くあれど、途中で思い起こされたのが何故か『ダイ・ハード』。ガラスの破片の上を歩くところは痛々しかった。
最後まで読めなかった
子供?女性(妊婦)の誘拐率がどうのこうのと出てきたので、誘拐されるのかな?と思ってたけど違いました。
事故が起きたとこから始まって。
自分と子供が助かったが、夫に先立たれてしまって。
一軒家に一人暮らし。
ひとりの女性が訪問してきます。
最初、この女性が過去に事故を起こし、子供欲しさにと思ってたんですが、見ていくうちに違うなと。
この女性は誰なんだろうと見ながら考えていたのですが、最後の最後まで分かりませんでした。
ネタバレをすると、結局その女性は事故を起こした時のもう1台の車の方に乗って運転していた女性だとわかります。
しかもそちらの女性も妊婦さんだとは。
事故で子供を失い、復讐からか子供を狙った犯行でした。
しかし、最後には女性と子供の命を助け、自分は命を落としてしまいます。
最後まで展開が読めなかったなぁと。
個人的には、終わり方がいまいち。
あのままプールで2人とも亡くなった方が、駆けつけた警官たちもすぐには事情がわからず不可思議な現場だけが残って終わりという方が面白みがあったのではと思いましたね。
補足
最初、主人公の女性が事故とは関係なく一人暮らししていて、事故のシーンで出てきた女性が犯人だと思ったんです。文章力がなくてすみません。
いろんな意味で母は強し。異色のシチュエーション・サスペンス!!
【賛否両論チェック】
賛:お腹の我が子を守るために、不気味な女の凶行に立ち向かっていくヒロインの様子に、「母としての強さ」を感じさせる。
否:「聴覚障がい」という設定には、それほど必然性を感じないのが本音。物語も結構予定調和なほか、急に驚かせるようなシーンも結構あるので、苦手な人には向かない。
あまり言うとネタバレになってしまうので、詳しくはご覧になっていただきたいのですが、色々な意味で「母は強し」と痛感させられる作品です。失意の中で、肉体的にも精神的にも追いつめられながらも、謎の女の執拗な凶行に懸命に立ち向かっていく姿は、母親になる覚悟を決めている女性の強さを、如実に感じとることが出来ます。
一方で、そんなサラを極限まで追いつめ、胎児を奪うために殺人をも平気で犯す女の動機にも、またハラハラさせられます。決して諦めないその不気味な影に対し、サラがどう挑んでいくのか、その辺りの緊迫感からも目が離せません。
意外と展開が読めてしまったり、女のキャラクターが案外ブレブレだったりするのがたまに傷ですが、母の強さ・女性の強さを身につまされるサスペンスですので、是非チェックしてみて下さい。
どんなホラーより人が襲ってくるのが1番怖い
オバケならまぁオバケだもんねって思えるけど、同じ生きてる人間が常識をすっ飛ばして襲ってくるのがめちゃくちゃ怖い(笑).
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しかも妊婦で耳が聞こえないという圧倒的詰んだ感。でもあの赤ちゃん普通だったらもう死んでると思うな(笑)母子ともに生命力が強い(笑).
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気になるのは助けようとしてくれる人達がどん臭すぎる。特にアイザック、母親じゃないってわかった時点で取り押さえとけよ(笑)何呑気に後追ってきてんだよ(笑).
タイトルなし
『サイレンス』『ドント・ブリーズ』が好きで、同じような内容だと感じ、期待しながら観に行きました。
結果は…うーん。
謎の女と出会った後、助けが来る頻度は多いのですが、ことごとく悪い方向へ進みます。
母親がやってきたシーンは、「あ、まずい、これは…」となり、予想通りの展開になる。
他にも、覗き穴から覗くシーン等で「これ絶対ああなる」と思ったら予想通りの展開になり、ホラー映画のお約束をしっかりこなしている印象でした。
最初は面白かったんですが、中盤以降がどうも…。
とにかく主人公・サラが甘い。
母、友人二人、警察官一人が死んでいる状況で、もう一人の警察官も姿が見えない状況なのに、謎の女にとどめを刺さない。
刺せるチャンスはあったはず。
・自宅でのバトルの後、重い機械?で何度も謎の女を殴るのだが、とどめはささない。包丁やハサミがあるのに。扉を閉めるだけ。
・パトカーで謎の女とバトルした後、謎の女が気絶するのだが死んだかどうかの確認をしない。
・謎の女の屋敷にて、謎の女に熱湯をかけるのだが、すぐ近くにあるカッターナイフで切ったりはしない。逃げるだけ。
数人死んでおり、明らかに自分が狙われており、陣痛も始まっているという状況なのに何故とどめを刺さないのか。
追われたがっているようにしか見えずに、どんどん冷めていきました。
そして最後のプール。
サラの赤ちゃんを助けるため、謎の女がサラを助けた結果自分は死ぬ、というオチなのですが、↑のことがあるため、胸に来るものがない。
自分の命を狙っていた人に助けられた、という話にしたかったのだろうか?
それなら、幾度もあった、謎の女にとどめを刺せるチャンスはなくすべきではないかと思う。
本当に期待外れだった。
演技はすごく良かったし、謎の女の無機質感はとても良かった。
恐いと言えば恐いが
ホラーなのかサスペンスなのか。
普通の女性が理由も言わずに襲ってくる、
襲われる方は耳が聞こえない、
という絶体絶命的な予告編だった。
蓋を開けてみれば恐い部分はあるけど、
お話的には何だかな~が多々。
ラストも何だか今後が危ぶまれる感じだし。
娘の名前
家に侵入される系はどうしたって怖い。
オリジナルの強烈さは味わえなかったけど、次々と起こる出来事に普通に面白く観れた。
今作のサラの方がオリジナルよりタフな印象。
臨月の妊婦さんが結構ガシガシ動くのでハラハラして仕方ない。
耳が聴こえない設定が全く生かされていなかったのは残念。
音がこもっていく演出や、逆に一つ一つの音をハッキリ聞かせる演出は好き。
ラストは少し物足りない気もする。
主人公が助かるオチはリメイクならではと思うので嫌いではないんだけど、もう少し付け足して欲しかった。
母憎きの気持ちより赤ちゃんを助けなきゃ!という意思が働く歪みっぷりは好き。
最後の最後で、娘に向かって「イザベラ、」と呼びかけるサラの姿を観たかった。
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