「原作漫画『銃夢』としても、映画『アリータ』は見応え十分!」アリータ バトル・エンジェル ウマノホネさんの映画レビュー(感想・評価)
原作漫画『銃夢』としても、映画『アリータ』は見応え十分!
原作である漫画『銃夢(ガンム)』の映画化は、もう10年も前から話題として出ていました。
いよいよ実現となり期待半分で見ましたが、残り半分の不安を吹き飛ばす見応えでした。
ガリィ(原作の主人公)が動いている姿を見ただけでもう感動してしまった!!
主人公だけでなく、最初にイドがアリータを見つけたガレキ山や、クズ鉄町(アイアンシティ)の様子だけでなく、
ザレムへ続くチューブの軋む音や、
クズ鉄町と外部ファクトリーを隔てる水の壁(ハイドロ・ウォール)など、
原作の世界が映画のものとなって描かれていることに嬉しささえ覚える。
ただ忠実に再現されているだけでなく、漫画では表現しきれないような、
(例えば、クズ鉄町の活気や、アリータの機械ボディの装飾、 モーターボールの躍動感、 チューブに刺されたブレードの跡など)
すごく細かなところまで、映像として美しい。
(ただ、デッキマンがターミネーターのような顔だったのは怖かったでぢゅ(笑))
「リアル」というには違和感のある表現(主人公の目の大きさなど)を敢えて使っていることで、
アニメではない、漫画の映画表現がすごく楽しめました♪
もちろん、原作(が日本の漫画であること)を知らない人が見ても十分に楽しめると思います。
戦闘の場面でも、アリータの成長だったり、イドの親心であったり、
アンドロイドがそこらじゅうを歩き回っているのを見るだけでも楽しい!
次回作ではきっと、 "ジャシュガン" とのモーターボール対決や、
ノヴァの「おいちぃ」が聞けることを期待しています!