劇場公開日 2019年2月22日

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「予備情報無し、原作未読」アリータ バトル・エンジェル 澤木正克(アンギラズ)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5予備情報無し、原作未読

2019年2月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

全く予備情報なく、これが「銃夢」が原作だと言うこと自体知らずに見ました(笑)
気付いたのは見終わってしばらくしてパンフレット読んだ時でした。(オイ)
それ以前に原作読んでないし(うん、これはすぐに買いに行こう!)
正直なところ、時間が合ったのでこの作品をチョイスしただけで大して期待もしてなかったです。
ところがところが!良い意味で大きく期待を裏切られました。めちゃおもろいやん!
ストーリー的にも、映像的にも既視感あるもので特段新しさや斬新さは感じませんでしたが、なんでしょうね…凄く楽しめた。
アリータが凄く魅力的なんですよね。
最初はピクシーのCGキャラみたいな顔だなぁなんて思いましたけど、普通の人間じゃない感を表現するのはとても有効だったと思います。然も観てるとそのCGキャラっぽい顔もどんどん愛おしくなってくるから不思議。「花の詩女ゴティックメード」のラストシーンで動くファティマ・エストと町を見たときの感覚に近いかな。美しいけど一目で人間ではないと解る感覚。(手足が機械だからではありません。手足が機械仕掛けのキャラはこの作品にも他の作品にもたくさん出てきますが、そこじゃないだよなぁ。あくまでもパッとみの印象)
そのパッとみ人外なヒロイン(ヒロインはヒューゴか)がもう人間以上に魅力的!
人間じゃないから魅力的なのか、人間みたいだから魅力的なのか…その辺が自分にもうまく説明出来のんだけど、見ててとても共感するし応援したくなる主人公です。
イドへの反発もティーンなら誰もが経験したことじゃないかな?そういうところも凄く丁寧で良かったです。
アクションは普通に凄かった。
続編ありきなエンディングは賛否あるみたいだけど、自分は賛だな。
この続きがもっと観れると思うと楽しみでしょうがない!
変に小さく纏められるよりよっぽど良かったと思います。そうなるとせっかくの壮大な世界設定が台無しですからね。
さて、原作読むのは続編を観てからにしようか。楽しみだなぁ!

澤木正克(アンギラズ)