「ノれませんでした。」アリータ バトル・エンジェル キレンジャーさんの映画レビュー(感想・評価)
ノれませんでした。
原作は未読。3D吹替にて観賞。
率直に言って、身勝手な登場人物にキャラクター同士が振り回される、不自然に可哀想な話…という印象。
物語で何かしら「コトが起きる」その一つ一つが唐突で、原因が明確になっていないし。
「え?どうしてそんな事に?」
「あなた、それ嫌がってたんじゃないの?」
「そもそも、あなたが関係してたからこんな事になっちゃってるんですけど、今更改心して正義感出されても…」
の連続。
アリータは表情が魅力的なので、冒頭から感情移入しやすかった分、ストーリー全体のぎこちなさにモヤモヤしてしまう。
ジェームズ・キャメロンのSF作品にはいつもビジュアル・脚本ともに「古臭さ」が気になってしまうが、やはり今回もそれを感じてしまった。
あと、吹替で「モーターボール」実況役の古舘伊知郎は完全にキャストミスだと思う。
個人的に「★」2.5 個というあたりが正直なところだが、公開延期などで期待度が上がった分、落胆が大きいってのも幾らかあるだろうし、アリータ自身は魅力的、音楽も良かったので「★3つ」。
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