IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のレビュー・感想・評価
全69件中、1~20件目を表示
酷過ぎる
Amazon Primeで見たが、時間の無駄。
ホラー映画で、2時間49分は長すぎると思いますし、長さの理由が主人公たち一人ひとりの過去と向き合うシーンの連続なので、途中でどうでもよくなってしまいます。
どうでもよくて、話の途中で寝てしまいました。
ピエロが襲ってくるシーンは、異常に音が大きくなりうるさすぎる。
他の人が喋っているときは、音が小さすぎて、音量調節がかなり難しかったです。
回想シーンはずっとチカチカ点滅して目が痛くて見てられなかったです。
前作がよかったから見たけど、振り返りシーン(前作の映像の使いまわし)多いし話の流れもわかりにくい。 前作を見たのならそこまでにしといたほうが絶対いい
とにかくグロい、
いきなり出てきて脅かすという、ありきたりな演出で驚きもできないし全然怖くはないが、
心臓を握りつぶしたり、心臓を食べたり、胸くその悪いシーンが多い。
目玉に触手ᔐ⟅ˑⷴ𖢣ˑⷴ⟆ᔑが生えた怪物がぬるぬると動いて襲ってきたり、そのような気持ちが悪い怪物が沢山出てきて、怖いより気持ち悪い。
目の前で殺した子供の目玉から蜘蛛の足が生えてきて、頭から蜘蛛の足がいっぱい生えてきてそれが動き回って襲ってくる。
顔にアザがある優しい女の子を食べるシーンも可哀想で酷過ぎる。
血がいっぱい出てきて気持ち悪くなる
最終決戦では、ピエロに罵声を浴びせて、弱らせると言う意味が分からない方法で勝つが、
全員生き残るかと思ったが、1人は自殺もう1人は殺されてこんな簡単に倒せるなら、死ぬ必要は無いのになと思った。
終始何を見せられているんだろうと憤りを感じる。
タイトルなし
原作は未読。ミニシリーズ版は観ているが作品を比較できる程に内容は覚えていない。
1章に比べるとホラー要素は高まったような気がしている。ミニシリーズ版での後半は印象良く思っていなかったので楽しめて良かった。単にCGでホラーとしてよりも迫力あるシーンが作れるようになった事が評価に繋がったのかなと思う。正直、登場人物一人一人に対して順番に怪奇現象を観せられていく中盤辺りは飽きが出てくる。
何度も出てくる主人公の書いた本は「結末がよくない」といったような台詞。原作者のスティーブン・キングが雑貨屋みたいな店の店主として登場していて、主人公と本の「結末」について軽く会話していた。これってミニシリーズ版に対する自虐ネタですよね?
1章でもヤキモキして観ていた女の子と転校生との関係が良い関係で終わったと言うか始まってくれて良かった。
長い。けどエモい。
前作を観たらやはり観なければと。
27年後ってことでルーザーズのキャストがそれぞれいい感じに代替わりしてましたが、ベンの変わりっぷりに最初違和感が。。。
前作は精神的な怖さにやられた感がありましたが、今作は視覚的な怖さにドキドキさせられました。
最初に離脱したスタンリーはやむを得ないとしても、子供時代以上にいい味を出していたエディまでがやられてしまうのはちょっと納得いかないというか残念というか。。。
それでもペニーワイズをやっつけてそれぞれに問題やモヤモヤを回収し、一応みんなハッピーエンドを迎えられて本当に良かった。
劇中に「親たちが昔の仲間と会っている?」みたいなセリフがありましたが、確かに歳を重ねるにつれ、昔あんなに仲が良かったのに今は連絡先さえ知らない友人が増えてきています。
が、年に2回盆と正月に必ず会って飲む高校時代のツレたちに無性に会いたくなりました。コロナ禍以降なかなか全員揃うことができないので余計そう思ったのでしょうが。。。
怖いだけではなく、スティーブン・キング原作らしい成長物語的な話で長いけど楽しめました。
余談ですが。。。大人のエディ役の俳優さんが元サッカードイツ代表でJリーグのジェフ市原にも所属したリトバルスキー(特にハの字の眉毛)にあまりにも似すぎてて最初のうち出てくる度にニヤけてしまいました。
同じことの繰り返し
前後編の後編の作品。
前編が子ども時代編、後編が大人編であり解決編。
ピエロが27年の時を越えて再び現れる。昔の友人たちを集結させてピエロに挑む。
って話だけど、大人になったとはいえ展開はほぼ同じ。自分たちだけでなんとか解決しようとして、何かよくわからんままピエロをやっつけるという内容でしかない。
結局ピエロはなんなのかも、どうやったら死ぬのかもイマイチピンとこないまま、意外にあっさりやっつける。
最後の儀式に自分たちの思い出を捧げる、ってシーンが前編とリンクしてるように思うけど、それだけといえばそれだけ。
基本的にはびっくり系の恐怖やコメディホラーテイストな部分も少しあるだけで、本筋としてはピエロとの戦い。
とはいえ、何か武器になるような作戦なんかはなく、ただただその場の思いつきで何故か解決できる不思議な展開が多い。
そもそもピエロが彼らを狙ってる理由も謎だし、他の人間が気付けないのも不思議。
前編からして面白くなかったけど、後編も変わらず微妙でした。
432位/474 2021.10.02現在
イット ジ・エンド
どうもこのシリーズは
自分には合わない
ファンタジーすぎる!
最後、悪口言いまくって倒すって
メンタルの問題?
所々びっくりはするけど
びっくりするからって
恐怖ではないし。
前作もそうだけど怖くない。
ただ、自分に合わないだけなので。
スタンドバイミー的な感じで
観ればいい?
そうだったとしても
それだったらスタンドバイミーで良い。
とりあえずピエロって
この映画だけに限らず色んな影響で
可愛いとは思えない
日本はアメリカとかに比べたら
ピエロ率は少ないと思うけど
でもたまぁぁに
テーマパークとかお祭りで見かけても
なんか怖いんだよなぁ
以下
超個人的主観による駄文のためだけに
盛大にスルーしてください
(RG風)
ジ・エンドのあるある言いたい♫
ジ・エンドのあるある早く言いたい♬
ジ・エンドのあるある今から言うよ♪
飲食店側からしたら
あんなに暴れまくって
普通に帰られても困るなと思いがち♩
壊れた自転車も乗れがち♩
まだ27年後もやりがち♩
ホラー映画でおばあちゃん裸になりがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→40歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→自宅prime
鑑賞回数→1回
記憶度→80%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→432位/474
洋画部門→358位/397
口撃が効く部門→1位
すごい面白かった。w
前作では、え?蜘蛛だったの?というちょっとガッカリ感があった。正直ね。
でも、
今回はもう盛りだくさんで、こわいし、きもいし、グロいし…笑いあり、青春ありで最高に面白かった。もう、これでもかってくらい、
気持ち悪いし、出し尽くした感。
あー、こういうの気持ち悪いなっていう生き物とか、こんなのいたら嫌だっていうのを
全部やってくれました!笑
果たして、これを超えるキモくて怖いものってあるのかな?ってくらい色々出てきて…
でも、不思議と「きっも〜」って言いながら
怖いけど見れちゃう。ところどころ、
笑える場面を挟んでくれたり、怖いの出てくるよ〜っていうのがなんとなくわかる映画なので、いけちゃいます。
前作見ていないと、ちょっと???な部分があるので、前作見てからこちらを見ることをおすすめします。
時々出てくる子ども時代のシーンは、撮っておいたものなのだろうか。
前回、蜘蛛かよ〜の感想だったが、
蜘蛛形態になって、やっぱ蜘蛛でなくちゃね!って、最後には完全ファンに?なっていた笑
面白い
自宅PCにて、amazon prime videoで鑑賞しました。
1作目イットの続編、完結編です。大人になったルーザーズ・クラブが再びペニーワイズに挑みます。
prime videoで見られることになったので見たのですが、前作を見てから時間が経ってしまい誰が誰だか全く分かりませんでした。見る前に少し復習してから見た方が楽しめるかもしれません。
3時間弱ある長編作品です。ですが内容自体は面白かったのでそこまで長いとは感じませんでした。
ペニーワイズの化物っぷりが前にも増してすごくなっていますね。かなり気持ち悪い、グロテスクな見た目になったりします。
怖いと言うより、気持ち悪い、グロいというような感想の方が出てきそうな作品だと思います。
最後、ペニーワイズを倒すシーンは少し意外に感じました。え、こんなんで倒せちゃうのかと思いました。これだったらもっと早めに倒せたんじゃ…と感じましたが、それは結果論ですよね。
とりあえず、面白かったです。
大人にはピエロは怖くない…
前作は全く怖くなく、冒険的でワクワク楽しめた作品の続編。
全くワクワクしませんでした…よく考えたら、大人になった彼らにとって、最早ピエロは怖くないし、葬る為の『仕事』の様に見えてしまい、あまり楽しめなかった。
やはり、ピエロに挑むのは子供でないとワクワクしないんだなって思いました。
それに、ヒーローは何だかビルじゃなくベンになった感じだし、幼少期と比べると嘘みたいにイケメンになってるし、ビバリーはバストがセクシーになっちゃってるし…何だかなって思いましたね。
まぁ、ハッピーエンドではあるから清々しく終わって良かったのかもしれませんね
長すぎる&つまらない
1作目のItは3年前に映画館で観ました。個人的に1作目もつまらなかったので2作目は観に行かなかったのですが、先日Netflixで公開されたため期待せず鑑賞。
感想を簡潔にまとめると、題名の通りです。
長すぎます。長い理由は主要キャラ一人一人に焦点を当てているためですが、正直全部同じようなパターン。ただ過去に遡って恐怖で脅かすだけ。観ていてイライラしました。だったら観なきゃいいのですが、やはり結末が気になるため我慢して鑑賞。
結論時間の無駄でした。
なぜピエロに対して悪口を言うだけで弱体化したのか、よくわかりません。結局あのピエロはなんだったの?何が目的だったの?子供を驚かすこと?捕食すること?なんで27年後にまた大人たちを集めたの?なぜ1人目は自殺?したの?最後彼が死ぬ必要あった?訳のわからないことだらけです。
あんなに具現化してるんだから、どんどん秘密が明かされていったら面白かったのですが、全くそんなことはなかった。
この映画、大人たちの青春も描いているのですが、まぁつまらん。男6人、女1人じゃなくて、4:3くらいにすれば面白そうな青春ドロドロ系映画も出来たのでは?それとホラーを混ぜたら意外と面白そう笑
あくまで私の好みです笑
この映画で一番お気に入りのシーンは、ビバリーが思い出の品を探し求めておばさんの部屋に行った時の、あのおばさんの動きですね笑
笑ったまま硬直したシーンとか、こっち見て変な動きする姿とか気持ち悪すぎて笑っちゃいました。
まぁそれも、安っぽいダサいCGで一気に冷めましたが…
過去と向き合い、恐怖に立ち向かえ!
"IT/イット" 二部作第2部。
Amazon Prime Videoで鑑賞(吹替,レンタル)。
原作は未読。
前作から27年後、それが再び動き出す。ルーザーズ・クラブの面々が再集結し戦慄のピエロ、ペニーワイズの息の根を止めるため、最後の戦いを挑みました。あの頃と向き合い、全てを終わらせ、今を変えるために。ペニーワイズが仕掛ける狡猾な恐怖と罠に苦しみながらも仲間との絆を武器に立ち向かう彼らに待つジ・エンド。その先に待つものとは?
前作以上に悪趣味な恐怖に悶絶。身も凍るほど怖かった。そう。大人になったからと言って、怖いもんは怖い。彼らもいい歳の大人になっていましたが、やっぱり怖いもんは怖い。
ペニーワイズって、子供にしか見えない存在だったのではなかったか。と云うことは彼らは体は大人でも、まだ「子供」のままなのかなと思いました。今回の戦いで通過儀礼が完了し、やっと大人になれたと云うことかもしれません。
ペニーワイズの好物は「恐怖」。ならば恐怖を克服することで、ヤツの存在自体を無力化することが出来る。過去の自分と決別し、恐怖を乗り越えたことで彼らは強くなり、本当の意味で大人になることが出来た。ホラー映画の仮面を被った大人の「スタンド・バイ・ミー」。良作でした。
[余談]
ペニーワイズの正体に「?」。
地球外生命体なの?
※修正(2024/05/07)
引き延ばしワンパターンなホラー?映画
個人的にはかなり酷い映画でした。
何故こんなに評価が高いのか不思議でなりません。
まず無駄と感じるシーンがとても多い印象を受けました。具体的に挙げるとキリがないので、特に酷かったシーンを2つあげます。
1つ目は脱獄した野郎のシーン全般。ペニーワイズの怖さを引き立たせる役割もなく、あっけなく主人公達に殺されます。人を殺したのに全く気にも止めない、主人公達のヤバさを描きたかったのでしょうか。
2つ目は最終戦の扉を選ぶシーン。選んだ扉から怪物が出て来て閉めるを繰り返し、最後は扉ではない方向へ逃げるという私には意図が全く理解できないシーンでした。
次にホラーの演出のワンパターンさも目立ちました。主人公達が別々に行動するシーンでは、似たシチュエーションの繰り返しです。
最後にペニーワイズの倒し方です。
あれだけ引っ張ってきた儀式は意味をなさず、側からみればただ罵倒するだけという方法で撃退します。理屈はわかりますが、拍子抜け過ぎました。
最終戦で1人脱落者が出ますが、感動的なシーンを演出する為だけのようなやられ方です。
不満を垂れ流しただけのレビューを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
原作未読、映画だけ観た感想です
前作と今作と観ました。
原作を読んでいないので、映画だけ観た感想です。
"全てがわかる"ということで、私なりに解明した結果を書きたいと思います。
この映画には二面性があると感じます。
まず第1点目、"ペニーワイズ"という迷信に子供たちが真の意味で打ち勝ち、成熟する物語。
前作は、結論から言うと、負け犬の烙印を押された7人の子供達が"パニーワイズ"という悪役を撃退し絆を深める話。子供たちの様々な体験や家庭状況が描写されています。
今作は前作を踏まえて、27年ぶりにルーザーズクラブが集結するというもの。マイク以外はデリーを出ていました。
27年ごとに大事件が起こる、といった奇妙な街が舞台でしたが、その事件を巻き起こす元凶はペニーワイズです。しかし、何故27年ごとなのか?これには様々な要因があると思いますが、政治・国際情勢に左右されて社会が大きく変わる周期が27年ということにします。つまり27年に一度、社会が不安定になることで犯罪が増加したり、全社会を巻き込む大きな変化が起きたりする。その際に犠牲になるのは子供たち。彼らは、未熟ゆえにその原因を"ペニーワイズ"という得体の知れない不気味な存在のせいだ、という事にしているのです。
根拠は大人にはペニーワイズが見えない事、子供たちが下水道や暗闇の中でペニーワイズやゾンビなどを見る事でしょうか。
前作ではそういった不気味な存在を認知し、倒しに行きましたが、結局消し去ることはできなかった。これは彼らがペニーワイズの存在を幻か現実かの区別を最後までつけられない中で、打ち勝つ努力をしたものの、未熟さゆえに正体を解明できなかったのだと思います。
今作ではスタンを除く一人一人が、思い出の場所に出向き、記憶を探り出してますよね。そして前回とは異なる様々な不気味な体験をしています。これは彼らがまだ大人になりきれていない、または過去のトラウマ(これが有力)によりペニーワイズやゾンビといった非現実的な存在に出会う幻を見るのです。実際に気付くと目の前には何もいないので、彼らは27年経っても論理や科学など現実的に実証できないものを信じている事になります。
彼らがこういった体験するのには理由があります。ずばり家庭環境です。エディーは過保護な母子家庭、ビルは弟を失い父親からその存在自体消された家庭、マイクは両親が薬物中毒(と言われています)、ビバリーは虐待する父子家庭、リッチーは外でゲームばかりする元気少年のように見えますが育児放棄などの問題ある家庭だとします。またベンは本当はロック歌手が好きだけども、大衆の娯楽を制限される家庭で、図書館で勉強ばかりしているのだと感じました。
しかしベンは本を読むのが大好きで、デリーの歴史を勉強するのに熱心なのにも拘らず、何故得体の知れない存在を信じるのか?それは前作の地下で体験した出来事からステレオタイプに支配されたのだと思います。トラウマになったのでしょう。
今作での話の根幹部分はこういった過去の体験を打ち破る事がメインではないでしょうか。最終的に、マイクが文献で調べたり先住民から聞いたりしたオカルト的なまじないでもペニーワイズに勝てませんでした。むしろルーザーズクラブは幻想(実際には地下で溺れるなど自然の力?)を見る事になります。何故再び幻を見たのか説明がつきません。これは"ペニーワイズ"という存在に立ち向かう方法が非現実的であったからだと解釈しています。子供時代は勇者のように力で立ち向かう、という子供らしい方法でした。しかし27年後はマイクの調べたオカルトにすがる、というもの。どちらも現実的ではありません。なぜならペニーワイズという非現実的なものを説明するのに、非現実を当てはめたのでは、幻のままになるからです。
結局"ペニーワイズ"を撃退した方法は、彼をただのピエロ、おばあちゃんやお父さんなど各々のトラウマだと決め付けることでした。これがやっと存在を幻だと判断した時です。つまりルーザーズクラブは実体のない者の存在を否定し、成熟したのです。
これはエンディングであるマイクの両親が漏電による火災事故で亡くなった、という記事が載っていたシーンと繋がり、現実を認知し始めます(前作ではマイクが両親はピエロに殺された、と発言していたと思います)。
ルーザーズクラブの成熟ばかり記述しましたが、バワーズは対比的に描かれています。彼はルーザーズクラブをいじめていただけではなく、父親殺害により逮捕され、27年後も自立していませんでした。むしろ精神錯乱し、隔離されてもホックステッターの幻想を見て、再び非行に走っています。
第2点目は、薬物中毒による"ペニーワイズ"という幻想に打ち勝って、正常に戻る人達の物語。
これは説明に無理があるかもしれません。
デリーという舞台は明らかに治安が悪いところです。それゆえ薬物が蔓延していてもおかしくない。
それゆえルーザーズクラブ達も薬物をやっていて、"ペニーワイズ"という幻想を見ているのです。
薬物をやっている、または誰に影響を受けたのかを説明します。
エディーは過保護な家庭であり、喘息の薬を飲んでいましたが、前作の後半で偽薬だと判明します。偽薬とは薬物の事ではないでしょうか。また彼の持っていた吸引器は大麻を吸う時に使用する物だとすると…。
べバリーは今作で度々タバコを吸っています。あれは大麻っぽく見えますし、紙に覚醒剤を入れて炙って吸ってるようにも見えます。
ビルは薬物を使用しているようには見えません。しかし前作でジョージと遊ぶのが嫌で仮病を使って雨の中ひとりで遊ばせたことは、薬物をやるために弟を一人でどこかに行かせた。またはジョージが消えた後に父親が「ジョージはもういない、死んだんだ」と発言していることから、父親の影響で薬物をしているようにも見えます。ジョージは"ペニーワイズ"に殺された、と思っている事から、薬物による幻覚症状が現れているようにも思います。(実際ジョージの死因は不明だが、ペニーワイズは幻想である事から殺人か転落事故が有力でしょう)
ビルは、バワーズに「両親ヤク中」と言われており、前作では1番初めに幻想を見る事から、両親の影響でやっているでしょう。
スタン、リッチー、ベンは不明なので友達の影響とします。
このような薬物中毒を前提条件とすると、脇役の立ち位置も変わってきます。
まずはバワーズ。彼は前作では薬物中毒ではありませんでした。何故なら警察である父親の厳しい目があったからです。彼が暴力を振るうのは素行が悪いからであり、ただの不良だったのです。
前作では無くしたはずのナイフが返ってきましたが、あれは現実で実際に父親を殺しました。その際に、テレビで子供やお姉さんが殺せ!殺せ!と言っていましたが、あれは父親が憎いゆえの幻想とします。
今作では精神病棟?刑務所?に入っていて、赤い風船が見えたことから、27年後は薬物中毒であったと思います。赤い風船に異常反応していたからです(ナイフが返ってきた時と同じ赤い風船ですが、この時とは違う幻覚という事にします)。
精神科医によって隔離室に入れられた際に、ベッドの下にあるナイフとゾンビになったホックステッターと一緒に逃亡しますが、このホックステッターは薬物による幻想であったのではないでしょうか。エディー達と再開した時にホックステッターはいませんでした。(ちなみにホックステッターはゾンビを見ていることから薬物中毒と仮定しています。前作で"ペニーワイズ"に殺されたわけではなく事故だった。理由は今作のルーザーズクラブの地下での戦いと同じ自然によるもの)
この流れでいくと、彼がルーザーズクラブを「負け犬」と言っていじめていたのは、正義のように思います。
またべバリーの父親。家庭内虐待として描かれていましたが、父親の発言が全てベバリー目線の幻想であればどうでしょうか?彼女が外で薬物をやる事を恐れて、監視下に置こうとしたのであれば、正しい道へ導いていこうとしていたように解釈できます。
例外はエディーの母親です。子供に偽薬を与えてかつ外出制限をしていたため、偽薬が薬物なら家庭内薬物汚染を助長していた事になります。
またエディー行きつけの薬局は薬物を提供していた事になります。そこにいた娘?はベバリーをいじめていましたが、これが薬物しているからという理由だとバワーズと同じ立ち位置になるかと思います。
薬物中毒を前提とすると、話も変わってきます。まず前作ではルーザーズクラブを結成し、メンバー全員が薬物を始め、その中でもべバリーが1番の薬物中毒だとします。子供達は様々な幻想を見る事になり、「ピエロ退治」=薬物をやめるという話になると、「付き合いきれない」という子がチラホラ。その後べバリーが"ペニーワイズ"に拐われた事(=幻想による彷徨で行方不明)で助けに行きます(=薬物中毒で死にかけのベバリーを救出)が、その時も子供達は姿を変えた"ペニーワイズ"(=各々の幻想)に襲われます。最終的にいかにも子供っぽい「武力」によってペニーワイズを鎮めます(=一応は試行錯誤で薬物克服、"ペニーワイズ"が完全に消えなかった事は再発の可能性を含んでいたと解釈しています)。
今作では、マイクがルーザーズクラブを招集(=デリーに残っていた事で、薬物を完全に断ち切れていない。幻想を見続けてルーザーズクラブに連絡。同性カップルの一人が河川で死亡した事により「形が変わった」感じたのが、偶然27年後だったのでしょう)。その前にスタンが浴室で死亡(自殺だったと思う。理由はマイクから連絡きた事で再び薬物をやるのが嫌だったか、家族に迷惑をかけたくなかったかだと解釈しています)。デリーのレストランで食事をしている際に、幻想に遭遇(実際に何もないのにマイクは椅子で机を叩いて壊しています)。その後マイクがペニーワイズ(昔の幻想)を研究し、撃退方法をビルに伝えます。その時にハーブ?か何か入った水をマイクに差し出しますが、高濃度の薬物入りの水で、ビルは再び幻覚症状に陥ります。ベバリーはタバコを吸っているため、薬物を断ち切れていない。エディーも吸引機を未だに持っていて、薬物をしているように見えます。そこから、思い出の他に出向くと数々の幻を見るようになり、ペニーワイズを本当に撃退しようとします(=薬物を断ち切ろうとする)。最終的に思い出の品を燃やす事で、薬物をやっていた記憶も消し去ろうとしていたのではないでしょうか。エディーは吸引機を燃やしています。ビルはジョージの船を燃やしていますが、既述の過去をなかった事にしようとしてるように見えます。撃退方法はあまりに恐ろしい"ペニーワイズ"を各々見た幻想通りに決めつける事で克服するという単純な方法で筋が通りませんが。
その後は現実をしっかり認知できるようになっていますので、薬物中毒説も一理あるかと思います。
この物語の核心は、仲間と一緒に困難を乗り越える事をホラーにしているだけかと思います。随所に社会問題などを散りばめていて、非常に興味深い作品でした。ただまとめ方が良いだけに、ホラー要素と設定が上手くかみ合っていなかったのが残念だったので★3をつけました。
ある意味、すごい
キング原作の映画は、恐怖の対象が「宇宙人」になった瞬間、ズコーとなる気がしています。
前作のITも、ピエロがあり得なく怖い事するから良かったのに、ラストの宇宙人化でガクッとなりました。
今回は効果音うるせー、恐怖の作り方ワンパターン、一人一人を細かく描き過ぎ、子供が見たら(指定ついてた様ですが)トラウマ級のグロさにも辟易。ホラーが見たいのであって、スプラッターが見たい訳ではないんだが。(キングはホラー&SFだと思うんだけど違うのか?)
尺長すぎてお尻痛くなるし、うるさいから寝る訳にも行かなくて、見終えた時に面倒くさい仕事を為し終えた時の様な疲労感に襲われました。
顔がカニ化したのは「オマージュ」だったのか。単なるパクリにしか見えんかった。裸体のババアは、画太郎先生オマージュかと思ったけど(笑) オマージュなんてしなくていいから、本編をもっと簡潔に作って欲しかった。お約束の宇宙人化も飽きたよ。あと、マイナスな言葉を投げつけたら弱体化するITメンタル弱すぎだろー。
ホラー、SF、スプラッター、友情、回顧、そしてラストの長過ぎる「感動しろよ」的な手紙。大風呂敷広げ過ぎて回収できず。あれを商業ベースに乗せたのも凄いけど、割と評価高い人が多いのもすごい。
個人的には、ITはまだ読んでない原作を読むべきで、映像で見てはいけないのだと思いました。
モンスター・ピエロ、暴れまくれずの巻
米国メイン州の田舎町デリーで。
再び、殺人事件や児童失踪事件が発生。
27年経ち、かつてのルーザーズクラブの面々が終結するが、ひとり仲間が欠けている・・・
といったところから始まる物語で、原題は「IT: CHAPTER TWO」。
端から2部作として作られていた第2部。
このパターンは『1900年』『愛と宿命の泉』などヨーロッパ映画には時折あるパターン。
ソ連の『戦争と平和』は4部作だ。
だが、ホラー映画では極めて珍しい。
ヒットしたから続編を作り続けるのとは訳が違う。
などと能書きはいいとして、結構愉しめました、って感想だけでもいいかもしれない。
とにかくスティーヴン・キングの小説は長い。
この作品も文庫で4冊、単行本でも上下2段組で2冊。
なので、ボリュームに見合うだけの質量感を持った映画は、そうざらにない。
だから、満足・・・
なのだが、前作ほどの圧倒感はない。
というのも、大人になった面々の回想シーンが随所に織り込まれ、物語を進めるスピード(そもそも速くない)を殺いでいる。
その代わりに重厚感が出ればいいが、そこまでには至っていない。
また、クライマックスの悪漢ピエロ・ペニーワイズとの対決シーンも前作と変わり映えはしない。
これは、27年前の因縁云々があるから仕方がないところではあるのだけれど。
興味深いのは、キング的は「全員が無事では済まない」というビターな味付けは残しておいたところ。
さて、誰が・・・というのは伏せておくとする。
ということで、圧倒的なボリューム感のあるホラー大作として名を残す作品になるかもしれないが、「ま、こんなもんでしょ」的な映画といえばそうかもしれない。
ホラーだが根底には友情
本日、IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。を観てきました。
良い点悪い点に分けて、レビューを書いていきたいと思います。
★良い点
1、友情物語
今回は、R15の設定ということで、それなりに覚悟してみたのですが。観ていくにつれて思ったのが、R15ホラーではあるが友情を強く感じるなぁというとこです。
その理由として各キャラごとに思い出を求めるシーンがあります。その中で、少年時代に拭いきれない劣等感や想いが色濃く映っていました。それを背景にキャラクターたちの成長が見られます。
確かにホラー要素はありますが、今回のテーマは友情や想い出が強いと感じました。
2、役者の演技がすごい
注意してみると、仕草や言動などがとても細かい!
こう言われることでどう感じるのか、動くのか、それがナチュラルに表現されています。
3、ルーザーズの感情に深く入れる。
1でも書きましたが、劇中に各キャラクターの思い出を集めるシーンがあります。
もちろんホラー要素が大半を占めますが、注目すべきは登場人物やそのシーン。
キャラクターたちがどういう事を背負っていて、どういうことが弱点なのか
それによって役者たちはキャラクターを的確に表現しているように感じました。
4、圧巻のペニーワイズ
やはりペニーワイズ!!怖い!!!恐ろしい!!!
こいつはこうでなくては!!!もはや洋画特有の音デカもビックリ要素までもが圧倒的存在感を出す彼に喰われるものに過ぎない、この映画を冠する主役なのだと感じさせます。
★悪い点
1、長い・・・
とにかく、映画時間が長い。序盤はドキドキしますが、中盤あたりから特に話の跳躍もなく退屈に感じる場面があるかもしれません。
しかしそれは、終盤までの前座だと考えてほしい。
2、ペニーワイズ・・・
今回、ペニーワイズは確かに圧巻でした。
しかし、今回は友情という土が根底にあり、そっからホラーという木が立っているようなイメージ
なのでペニーワイズに関して、前作以上のインパクトは感じられませんでした。一緒くらい。
3、ルーザーズ・・・
中盤あたり、ペニーワイズという恐怖に面白いくらいにグダるルーザーズ。
当たり前っちゃ当たり前だけれど、人によっては眠くなる危険性も・・・
まぁそれもルーザーズこその脚本なのかも・・・
★総評
はっきり言ってしまうと、最初は退屈に感じてしまうかもしれません。
しかしそれでも僕はお勧めしたい。ペニーワイズという恐怖の中で、27年経った今でも、友情と思い出という抵抗力が生まれ恐怖に打ち勝つ。その様がとても美しいと感じました。
ゴリゴリのホラー目当てで見に行くとなるとあまり合わないのではないかと感じます。
また何か思い出したら書こうと思います。かかレビューでした。
音の暴力‼️
続編の方が圧倒的に音で驚かしにきていて休む暇がほとんどありませんでした笑
また映像のクオリティーがたかくとてもリアルに感じました。
また子どもの時のビル達が出て来たりするのでストーリーの繋がりが分かりやすく、ストーリーを楽に理解していけました笑
微妙
TVアニメのOVAと終わりを一緒にしたような感じでしたね。
過去にそんなことがあったのか。そんな設定があったのかという喜びはありました。CGもTHE MISTっぽくて気持ち悪くて好きでした。
ですが、物語として面白かったかと言われると微妙でしたね。序盤バッドエンドになるんじゃないか的なことを匂わせつつも、バッドエンドのビジョンが見えるような絶望感はどこにも感じなかったし、かと言って少年もルーザーズ2人も死んでしまったせいでハッピーエンドとしても微妙。すっきりしない。前回のジュブナイルって感じでもない。ルーザーズの成長や変化はあまりない。
ネット配信とかで出すなら全然ありだと思います。劇場だからといって特別怖くなるわけでもないのでわざわざ足を運ぶほどではなかったなと。
スタンドバイミー
映像は凄かった。
前作は結局良い話になっていて、今作こそが恐怖の真髄が待っていると思っていたら、普通に良い話で終わりやがった。
なので、まぁ、後半のドン引き感が半端ない。なんのアトラクションを見せられてるんだろうと、首を傾げる。
どおにも、ペニーワイズの役割としては二面性があって…人外の悪魔な面とと、トラウマのような精神的外傷の具現化と。
この2つの相性がよろしくない。
結局、主人公達はペニーワイズとの決戦に際し、この精神的外傷の克服みたいな事で勝利を収める。それがおそらくは、この物語のテーマであったりもして、つまりは極めてパーソナルな部分なのだ。
なので、前半のペニーワイズはあの手この手で恐怖を煽る。そこら辺の不気味さは中々のものではあるのだが、危機感的には追い詰められて終わりなのだ。そもそもの目的が恐怖を喚起する、なのだから致し方ない。
故に、彼ら以外に波及しない。
街の混乱などは一切描かれない。
彼らの語る伝記が真実ならば、27年周期で子供が大量に行方不明になる町なのだ。
その割には至って平和だ。
どおにも彼ら以外に波及する見込みもなく、集団催眠にでもかかってるのかと、やけに冷めた目で物語を追っていく。
1つ驚いたのは、実際に仲間がペニーワイズによって殺された事だ。
物理的に刺された。
おい、おいおいおい。
だったらもっとやり方あんだろ、クソピエロ!と、悪魔的な殺人鬼の不甲斐なさを嘆く。
で、まぁ…倒して終わりなわけなのだけど、あまりにも広げっぱなしの伏線にうんざりする。
いちいち取り合うのも観終わってからだとバカみたいで。
結局は主人公達の恐怖を煽りたいが為にでっち上げたも数々なわけだ。
いわゆる、なんでもござれ、だ。
おっかしいなぁ…。
昔見た"IT"はこんな爽やかな話ではなかったように思うんだが。
なんか、出来損ないの寓話を観たかのようだ。
結論。
映像はなかなかにホラーだった。
物語は…中途半端でつまらない。
もし、オタクだか研究家の人がいるなら、その解釈を聞かせて欲しい。
なぜ冒頭のゲイは心臓を喰われるのか。
なぜホテルのフロントに人がいないのか。
なぜ、ホテルが古風な洋館なのか。
なぜ、メイク前のペニーワイズが、あんなとこに出てきたのか。
ゾンビのドライバーは何なのか。
心臓近くを刺された不良は、刃物を抜いても大量に出血せず、あんなにも動きまわって、オノで頭を割られて死ぬのか。
人の頭をかち割ってあんなに陽気になれるものなのか。
なぜ仲間は軒並みセレブなのか。
子供の想像のようにも思うし、その割には現実ぽくもあって、どおにも居心地が悪い。
旧作を上手くグレードアップ
改めて旧作も見ての比較と共に。
登場人物の役割や展開に多少の違いはあれどストーリー本筋への影響はない程度の改訂がなされている。個人的に一番気になったのがスティーブン・キング独特の「え!宇宙人かよ!」な展開をどうアレンジするかだった。
結果的には100点といえる。旧作の唐突感をなくすストーリーが加えられ観客に「宇宙人」というセリフなしに伝えることに成功している。正体をさらしてからも上手く宇宙人感を醸し出しながら
旧作の「カニ星人」を上手く踏襲したデザイン。いい感じです。
キャラデザイン、ストーリー共に旧作への愛情と尊敬が感じるられる良作でした。
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