IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のレビュー・感想・評価
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B級ホラー
序盤はしっかり寝た。
正直言って、つまらなかった。
前作の好印象に誘われて、早めに劇場に足を運んだ。
観客は20台から30台、グループが中心だった。
おっさんやおばさんのおひとり様はほとんどいなかった。
それが象徴しているような内容だったように思う。
この公開に合わせて、前作のTV放送があった。
だが、それは必要なかったように思う。
何度も前作の映像が流れ、TVのCM映像のような趣だったから。
内容としては前作のようなエモーショナルな展開はなく、
かと言って怖さを感じるようなシーンにも乏しく、
映像的にビックリさせるだけの感覚的な映画と感じた。
前作の感動を無理やり引っ張ろうとしていたが、
逆にこの映画の存在意義を疑問視させるだけに終わっている。
私的にこの続編はいらなかったな。
前作のままフェードアウトしてくれた方が良かった。
ホラーだが根底には友情
本日、IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。を観てきました。
良い点悪い点に分けて、レビューを書いていきたいと思います。
★良い点
1、友情物語
今回は、R15の設定ということで、それなりに覚悟してみたのですが。観ていくにつれて思ったのが、R15ホラーではあるが友情を強く感じるなぁというとこです。
その理由として各キャラごとに思い出を求めるシーンがあります。その中で、少年時代に拭いきれない劣等感や想いが色濃く映っていました。それを背景にキャラクターたちの成長が見られます。
確かにホラー要素はありますが、今回のテーマは友情や想い出が強いと感じました。
2、役者の演技がすごい
注意してみると、仕草や言動などがとても細かい!
こう言われることでどう感じるのか、動くのか、それがナチュラルに表現されています。
3、ルーザーズの感情に深く入れる。
1でも書きましたが、劇中に各キャラクターの思い出を集めるシーンがあります。
もちろんホラー要素が大半を占めますが、注目すべきは登場人物やそのシーン。
キャラクターたちがどういう事を背負っていて、どういうことが弱点なのか
それによって役者たちはキャラクターを的確に表現しているように感じました。
4、圧巻のペニーワイズ
やはりペニーワイズ!!怖い!!!恐ろしい!!!
こいつはこうでなくては!!!もはや洋画特有の音デカもビックリ要素までもが圧倒的存在感を出す彼に喰われるものに過ぎない、この映画を冠する主役なのだと感じさせます。
★悪い点
1、長い・・・
とにかく、映画時間が長い。序盤はドキドキしますが、中盤あたりから特に話の跳躍もなく退屈に感じる場面があるかもしれません。
しかしそれは、終盤までの前座だと考えてほしい。
2、ペニーワイズ・・・
今回、ペニーワイズは確かに圧巻でした。
しかし、今回は友情という土が根底にあり、そっからホラーという木が立っているようなイメージ
なのでペニーワイズに関して、前作以上のインパクトは感じられませんでした。一緒くらい。
3、ルーザーズ・・・
中盤あたり、ペニーワイズという恐怖に面白いくらいにグダるルーザーズ。
当たり前っちゃ当たり前だけれど、人によっては眠くなる危険性も・・・
まぁそれもルーザーズこその脚本なのかも・・・
★総評
はっきり言ってしまうと、最初は退屈に感じてしまうかもしれません。
しかしそれでも僕はお勧めしたい。ペニーワイズという恐怖の中で、27年経った今でも、友情と思い出という抵抗力が生まれ恐怖に打ち勝つ。その様がとても美しいと感じました。
ゴリゴリのホラー目当てで見に行くとなるとあまり合わないのではないかと感じます。
また何か思い出したら書こうと思います。かかレビューでした。
スティーブンキングが登場する続編
質屋?の店主として作家が作家弄りするというw
前作から27年後。結構みんな成功して金持ちに。
マカヴォイに赤毛繋がりでジェシカチャスティンまでキャスティングするとは。
ベンは面影ゼロのイケメンに
恐怖より笑いがプラス
ペニーワイズの化粧シーン
母親も登場
危惧したほど時間の長さは感じず
何だか感動的に終了
SF?
IT それが見えるまでが長い
IT THE END
IT観てきました。完結編。2時間50分もあったのでこんな長編映画久々に観ると思って楽しく、鑑賞。
結果的には良かったけど、前編にくらべ怖さは劣ったと感じたが最高でした。
良かった点
・怖さがメインだけどストーリー性があった。
・ルーザーズの大人になったストーリーだけど子どもの頃の回想があったため、懐かしみがある。
悪かった点
・特に目立った点はないが怖さがもうちょっとあってもいいと思いました。
ビビリの私はびくびくしてましたが笑った時のが多かった。
前作を復習してから見るとなお面白いと思います。
ただ前編見てないと話の内容がわからないので注意。
時間を感じさせない映画でした。世界観に入り込めた。
席のポジションが最悪だったため、(横の人は鼻をすすりまくる[生理現象だからしょうがない]後ろの人は席を蹴ってくる[足を伸ばしてたんだろうな]右隣はエンドロール中にスマホ出す[重罪])改めて席とりって大事だと思いました。
見終わった後、ファイナル・デスティネーションが観たくなった。
※個人の価値観で書かれているのでご了承ください。
音の暴力‼️
続編の方が圧倒的に音で驚かしにきていて休む暇がほとんどありませんでした笑
また映像のクオリティーがたかくとてもリアルに感じました。
また子どもの時のビル達が出て来たりするのでストーリーの繋がりが分かりやすく、ストーリーを楽に理解していけました笑
ルーザーズ・クラブに焦点が当たり過ぎている
微妙
TVアニメのOVAと終わりを一緒にしたような感じでしたね。
過去にそんなことがあったのか。そんな設定があったのかという喜びはありました。CGもTHE MISTっぽくて気持ち悪くて好きでした。
ですが、物語として面白かったかと言われると微妙でしたね。序盤バッドエンドになるんじゃないか的なことを匂わせつつも、バッドエンドのビジョンが見えるような絶望感はどこにも感じなかったし、かと言って少年もルーザーズ2人も死んでしまったせいでハッピーエンドとしても微妙。すっきりしない。前回のジュブナイルって感じでもない。ルーザーズの成長や変化はあまりない。
ネット配信とかで出すなら全然ありだと思います。劇場だからといって特別怖くなるわけでもないのでわざわざ足を運ぶほどではなかったなと。
スタンドバイミー
映像は凄かった。
前作は結局良い話になっていて、今作こそが恐怖の真髄が待っていると思っていたら、普通に良い話で終わりやがった。
なので、まぁ、後半のドン引き感が半端ない。なんのアトラクションを見せられてるんだろうと、首を傾げる。
どおにも、ペニーワイズの役割としては二面性があって…人外の悪魔な面とと、トラウマのような精神的外傷の具現化と。
この2つの相性がよろしくない。
結局、主人公達はペニーワイズとの決戦に際し、この精神的外傷の克服みたいな事で勝利を収める。それがおそらくは、この物語のテーマであったりもして、つまりは極めてパーソナルな部分なのだ。
なので、前半のペニーワイズはあの手この手で恐怖を煽る。そこら辺の不気味さは中々のものではあるのだが、危機感的には追い詰められて終わりなのだ。そもそもの目的が恐怖を喚起する、なのだから致し方ない。
故に、彼ら以外に波及しない。
街の混乱などは一切描かれない。
彼らの語る伝記が真実ならば、27年周期で子供が大量に行方不明になる町なのだ。
その割には至って平和だ。
どおにも彼ら以外に波及する見込みもなく、集団催眠にでもかかってるのかと、やけに冷めた目で物語を追っていく。
1つ驚いたのは、実際に仲間がペニーワイズによって殺された事だ。
物理的に刺された。
おい、おいおいおい。
だったらもっとやり方あんだろ、クソピエロ!と、悪魔的な殺人鬼の不甲斐なさを嘆く。
で、まぁ…倒して終わりなわけなのだけど、あまりにも広げっぱなしの伏線にうんざりする。
いちいち取り合うのも観終わってからだとバカみたいで。
結局は主人公達の恐怖を煽りたいが為にでっち上げたも数々なわけだ。
いわゆる、なんでもござれ、だ。
おっかしいなぁ…。
昔見た"IT"はこんな爽やかな話ではなかったように思うんだが。
なんか、出来損ないの寓話を観たかのようだ。
結論。
映像はなかなかにホラーだった。
物語は…中途半端でつまらない。
もし、オタクだか研究家の人がいるなら、その解釈を聞かせて欲しい。
なぜ冒頭のゲイは心臓を喰われるのか。
なぜホテルのフロントに人がいないのか。
なぜ、ホテルが古風な洋館なのか。
なぜ、メイク前のペニーワイズが、あんなとこに出てきたのか。
ゾンビのドライバーは何なのか。
心臓近くを刺された不良は、刃物を抜いても大量に出血せず、あんなにも動きまわって、オノで頭を割られて死ぬのか。
人の頭をかち割ってあんなに陽気になれるものなのか。
なぜ仲間は軒並みセレブなのか。
子供の想像のようにも思うし、その割には現実ぽくもあって、どおにも居心地が悪い。
10数年ぶりにエンドタイトルを最後まで観ないで、席を立った。
C級ホラーを3時間観るのは辛い。
ちゃんと鑑賞前にトイレに行ったのに、アイスコーヒーLを買ってしまったばっかりに
中盤以降はトイレとの戦いだった。 相手が睡魔でなくて良かったが。。。
ティーン向け映画をティーンに脚本を描かせたのは名案だが、
3時間の長編を作りたいならば、きちんと大人が練りこんだストーリーと演出にしてほしかった。
主人公は27年ご無沙汰だった全員の携帯番号をちゃんと知っているし。。。
ド田舎少年少女はみな全米的なエリートになっているし。。。
設定では田舎の街の筈が
沢山の若手エキストラが街を歩いていたり、
街の規模と道路と繁華街とホテルと、遊園地と郊外の街なのか住宅地なのか。。。
みなバラバラで統一性がないし。。。
待ち合わせをしなくても、チャイナレストランに同じ日の同じ時間に集まるし。。。
前作はたまたま居合わせた7人グループが主人公だったが、今作もそのままその7人が主人公とは。。。
街に他の人はいないのか?
仕事も何もかも捨てて駆けつける子供の様な心を持った人達には変わりないが。。。
7人が”選ばれし人”なのか?
前作は生命の危機を感じるような本能的な恐怖の連続だったが
今作序盤では驚きこそないが、鳥肌が立つ轟音とドアップのシーンが幾つか在ったが、中盤以降はダラダラと展開
7人グループでも、普通はその中から中心人物を2~3人に絞って、ストーリーを展開させるべきを
ドリフ劇のように、全員にバージョン違いのコントをやらせる時間延ばし作
27年前と現代シーンが多々オーバーラップして出てくるが、似ても似つかない各登場人物には逆効果。
「全作、結末が詰まらない」とはスティーブン・キングの事を言っているのだろうが、本作の方が。。。
あれこれ悪口を書いたが、良い点を述べるなら「ホテル内装の設計は良かった」
この映画を観る位なら、同じピエロ映画「ジョーカー」をお勧めする。
天と地の差とはこの事だ。
リアリティに欠ける
音響と映像で怖がらせるだけの作品で、大人が見るとあまり怖くない。大音響と画面の切り替えだけでは最早怖がらせることはできないと知るべきだ。
第一作は思春期のいじめられっ子たちがペニーワイズが繰り出す様々な恐怖に打ち勝つ話で、青春群像としてそれなりに見られたが、本作品はその27年後という設定で、つまり主人公たちは略40歳くらいになっている訳だから多少なりとも胆が据わっている筈だし、鈍感にもなっている筈だ。それが子供の頃と同じように怖がるのは無理がある。怖がるのは登場人物たちだけで観客はちっとも怖くない。
さて子供たちが自分たちをルーザーズ(負け犬たち)と呼んでいたのは自嘲の意味合いも込めたアイロニーだと思う。いじめっ子がいるからいじめられっ子がいる。いじめはコンプレックスと虚栄心の成せるわざであり、いじめがなくならないのは、人間がコンプレックスと虚栄心から自由になれないからだ。
そんなことは大人になれば大方理解していて、つまらないことで人をいじめたりしなくなる筈だ。ところが本作品の主人公たちは、大人になっても昔のような罵り合いを繰り広げる。ホラーにするためには怖がらない大人だとうまくいかないから、人格的に子供から成長していない設定にしたのかもしれないが、リアリティに欠ける。
続編だからといって同じホラーのジャンルにしなければならない訳ではない。ペニーワイズが子供にしか見えない設定のままでよかったのではないか。次々と殺される子供たち。集まった主人公たちにはペニーワイズが見えない。さて何ができるか。いいアイデアと上手いプロットがあれば本作品よりもいい作品が出来たと思う。本作品は大人の姿になったが中身は子供のままの主人公たちが第一作と同じように活躍しただけの作品だ。
せめて冒頭のシーンの暴漢の台詞「これがデリーだ」という同調圧力に満ちた右翼的な言葉の意味くらいは回収してほしかった。
旧作を上手くグレードアップ
改めて旧作も見ての比較と共に。
登場人物の役割や展開に多少の違いはあれどストーリー本筋への影響はない程度の改訂がなされている。個人的に一番気になったのがスティーブン・キング独特の「え!宇宙人かよ!」な展開をどうアレンジするかだった。
結果的には100点といえる。旧作の唐突感をなくすストーリーが加えられ観客に「宇宙人」というセリフなしに伝えることに成功している。正体をさらしてからも上手く宇宙人感を醸し出しながら
旧作の「カニ星人」を上手く踏襲したデザイン。いい感じです。
キャラデザイン、ストーリー共に旧作への愛情と尊敬が感じるられる良作でした。
みんな…大きくなったなぁ…
僕たちずっとLOSERS=LOVERS。
みんな大好き。
40歳の7人が笑っちゃうくらいルーザーズルーザーズしてくれていて安心。
前作の子供達がとてもとても好きで、中年の彼らがどう変わってしまっているのかと、大人になる現実味を痛いほど叩きつけられるんじゃないかと、少し不安だった。そんなの杞憂だった。
回想シーンとして前作の子達にも会えて嬉しいよ。
青春の再会と相変わらずの面々に泣き笑いするも束の間、赤い風船と共に忍び寄る不穏。
トラウマを刺激し、ぶっ飛んだ造形センスと豊富なアイディアに溢れる恐怖現象が好き。
対象が大人になったことで幻覚感は増してしまっていたけれど、それでもやっぱり怖いものは怖い。
アトラクション的で楽しーいやつ。
一番好きなのは全裸ババアかな。
シンプルに子供が喰われるのも良い。もっと噛み跡を、可愛い顔面がぐちゃぐちゃになったところをしっかりと見せておくれ。
不衛生すぎるゲロ吐きクソジジイも嫌だ。好き。
ただ、その中身は色々あれども、恐怖遭遇のパターンは一辺倒なのでどうしても「慣れてきた」と思ってしまうのは致し方ない。
一人一人にフォーカスを当ててくれる丁寧さと優しさに感謝しつつ。
クライマックスに近づくにつれて、ホラーというよりもピエロぶっ殺アドベンチャーになってしまうストーリー。
いいよ、いいのよそれで。ワクワクしたよ。奮い立ったよ。
大人になってもなお、いや大人になったからこそ、立ち向かわなければならないモノを描いた作品だと思うから。
物理的攻撃には強いのに精神的攻撃にめっぽう弱い、ガラスのメンタルを持つペニーワイズ。
ギャグとしか思えない最終形態には笑わせてもらったけれど、「みんな大きくなったなあ」の言葉に切なくなった。
27年おきに律儀に現れて悪いこといっぱいして偉いよねえ。よしよし。
犠牲と確かな友情に咽び泣いた。
年月が経って変わらないもの、変わったもの、乗り越えなければならないもの。
成長譚であり、冒険譚であり、青春のやり直しであり、人間ドラマであり、ホラーであり、ファンタジーである。
色々詰め込み、泣いて怖がって笑って楽しめる良い作品だった。
先住民要素がなんだか浮いて感じたけど、まあいいか。アドベンチャーだし。
唯一デリーに残ったマイクの桁外れた行動力に感服。
後悔と決別して過去をぶちのめすビルに胸熱。私はバッドエンドも大好きだよ。
臆病すぎたスタンリーのくれる言葉が切なく、嬉しかった。
ベバリーの囚われ方は最初とてもしんどかったけど、選択の先があまりにも良くて安心した。
まさかのイメチェンでバリバリのイケメンになっても変わらないロマンチストのベン。ビデオ会議の下半身が好き。
リッチー&エディの超絶お喋りマシンコンビはもうたまらなく大好き。永遠に下らない掛け合いをしていて欲しい。
いま友達でいる人達と、これから何十年経っても友達でいられますように。
みんなみんな大好き。
僕たちずっとLOSERS=LOVERS。
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