劇場公開日 2019年11月1日

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「恐怖の安売り」IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 erimakiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5恐怖の安売り

2019年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前作はピンポイントに恐怖のシーンをぶっこんできたのに対し、今回は恐怖とグロシーンのバーゲンセールということで、それはそれである意味楽しめたけどやや安直に怖さを売りすぎな感じがした。

加えて絵面が老けてフレッシュさがなくなり、キャストは豪華になった反面キャラの印象は薄くなった。思えば前作は絶妙に良いキャラが揃っていた。青春、恋愛、恐怖など様々なエンタメが揃ってそれがうまく融合していた。しかしその淡く甘酸っぱい青春の延長をおっさんになっても尚貫くには絵的に厳しかった。そして個人的にベバリーは少女時代の方が断然好きであった。

更に恐怖のバリエーションが乏しく、似たようなパターンが多い。そして怖いというよりグロさで目を引いてくる。でもボリュームはたっぷりあってまんべんなく驚かせにくるので、何も考えずとも観ていられるという意味では、それはそれで良い点だと思った。

erimaki