劇場公開日 2018年5月18日

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「デカいゴリラに外れなし」ランペイジ 巨獣大乱闘 サブレさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0デカいゴリラに外れなし

2018年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

予告映像では、とにかくデカくなる!どんどんデカくなる!という情報しか得ることができなかった本作。実際に観てみると、どんどんデカくなる!という印象を持った。なんて正直な映画なのでしょうか…!
ゴリラが、オオカミが、そしてワニがどんどんデカくなって大暴れをする。そんな中にも友情あり、正義の心あり、粋なカウボーイ精神ありの贅沢盛り合わせ。こんなにテンションに振り切った作品があっただろうか。まあ、去年にキングコングがあったばかりだけど。ということはつまり、デカいゴリラが出て大暴れする映画は必ず面白いということか!?

ただ、実を言うと話の筋は大したことがない。違法な生体研究をしていたところに、アクシデントで薬が外部に漏れる。それを摂取した生き物たちが大暴れするというものだ。これだけ聞くと程度の低いゾンビ映画やサメ映画と何ら変わりない。まあ、そういうのが好きな人もいるけど。
このような大雑把な筋書きを超ど級エンターテインメントにできたのは、やはり何といっても「巨獣大乱闘」のおかげだろう。しかもただの巨獣ではない。ほかの生物の遺伝子が組み込まれた凶暴なハイブリッドアニマルだ。これによってオオカミはより獰猛な姿に、ワニは巨獣よりも怪獣と呼ぶべき異形に変わる。
そしてゴリラはそのままだ!デカいゴリラ!ただのデカいゴリラ!そいつがオオカミとワニをぶちのめす!武器はもちろん腕力!そして時々鉄骨。これで心が躍らないわけがない。劇場の椅子に座ってわくわくしっぱなしだ。

何度も何度も、繰り返しになるが、とにかくデカいゴリラが怪獣と戦う。それがいい。ひたすらにいい。時折入るドラマは適度な清涼剤。ぜひ劇場で観てほしい。できればIMAXで観たかった…

サブレ