29歳問題
劇場公開日:2018年5月19日
解説
30歳を目前にした2人の対照的な女性を主人公に描き、香港で大ヒットを記録した人間ドラマ。香港舞台演劇界の第一人者キーレン・パンが初メガホンをとり、自身が12年間演じ続けた1人芝居の舞台劇を映画化した。香港の化粧品会社で働くヨックワンには長年付き合っている彼氏もおり公私ともに充実した日々を送っていたが、30歳の誕生日を1カ月後に控える中、仕事のプレッシャーや彼氏とのすれ違いが重くのしかかってくる。さらに、借りていたマンションの部屋からも一方的に追い出されてしまい、パリ旅行中の女性ティンロの部屋を仮住まいとして借りることに。部屋で見つけたティンロの日記を読んでみると、彼女はヨックワンと同じ年で誕生日も同じだった。日記を読み進めたヨックワンは、楽天的なティンロの気ままで幸せそうな日常に惹かれていく。ヨックワン役を「西遊記 はじまりのはじまり」のクリッシー・チャウ、ティンロ役を「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」のジョイス・チェンがそれぞれ演じた。
2016年製作/111分/香港
原題:29+1
配給:ザジフィルムズ、ポリゴンマジック
スタッフ・キャスト
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2021年3月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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主人公が公私ともにうまくいかなくなっていく様子を見るのが辛く、映画的には心地よい体験。終盤は自己啓発本のような流れに。
パリに行った彼女のように自分の願いが明確にできた人は幸せだが、切迫しないと気づけないと映画の中でも話していた。30歳で気づき、その後の人生を悔いなく過ごせるといいな。
役者さんは魅力的で、飽きずに見れた。同じ眼鏡(のはず)でもこんなに印象が変わるのかと思った。
2019年4月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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タイトルが29歳なので20代の物語かと思っていたら1997年頃のレスリー・チャンやレオンライやビヨンドの名前が出て来て懐かしかった。香港に行ったばかりなのでエッグタルトが食べたくなった。朝起きてから会社に行くまでの時間にハプニングが起こったりすることは共感できたが物語が途中からファンタジーになったので何が言いたいのかわからなくなってしまったのが残念。
2018年11月29日
iPhoneアプリから投稿
なる自分の中では久しぶりの傑作。ストーリーの辻褄の合わない部分は置いておいて、純粋に2人の29歳の女性の感情をなぞって行く展開に身を委ねるのがよいかも。
広東語の響きも映画の主題に合っていてイイね!
2018年11月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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不思議な映画だった。
すごく考えさせられる。
30歳、順風満杯だと思ってた自分の人生、その選択はあってたのか、忙しいって言葉は免罪符じゃない。
その言葉は事実だけれども、問題を後に持ち越してるだけ。
選択して、何もなくなって。
ゼロに戻した。
あの頃輝いていた思い出は今は色あせて。
どうするのが正しかったのか。
前進し続けることが悪かったのか。
辛いことがあっても辛い顔をしても何も解決しないから無理に笑う方がいいのか。
最後何も解決せずにゼロになって終わるように消えるんだけど。
難しい。