猫は抱くもののレビュー・感想・評価
全46件中、21~40件目を表示
沙織と良男
観る前はたくさん猫ちゃん出てきて
抱っこたくさんしてモフモフするシーンなんかがたくさんあって猫好きにはたまらない!映画なのかなと思ってすごい期待してたら…
猫ちゃんがほんの少ししか出なくてほとんど
人間が出てたので猫好きには物足りない内容でした…。かわいい猫ちゃんたちを
もっと映して欲しかった…。 すてねこ橋で野良猫たちが集まって集会をするシーン。
最初少しだけ猫が映ってそのあとすぐに
人間たちに変わるから
「色んな世代の人間がたむろしてる」みたいな感じに写ってしまった。
実際は猫なのだから
人間の姿と猫の姿を交互に映してくれたら
良かったのにな…と。
全体的に演劇みたいな感じで進んでいき、セットも舞台裏に作ったセットを行ったりきたりする感じで…監督の計算なのかな…。 コムアイさん演じる猫のキイロと
峯田和伸演じる画家のゴッホのストーリーをもっと観たかった…。 でも猫たちは実際こんなこと考えてるのかな?と思ったり猫目線の会話は面白いシーンもあり
良かったし、
吉沢亮さん演じる良男が沢尻エリカさん演じる
沙織に抱かれるラストシーンは
幸せな気持ちが伝わってきて
嬉しかった。
世界観が独特
舞台風に撮影されていて、入り込むのに時間がかかる。
やっと入り込めたと思ったらまた転換で一から入り込む努力がいる。
そこを出演者の演技力でカバー出来ていました。猫擬人化のシーンは覚めますが・・・
大島弓子さんをパクってます。
沢尻エリカさんは私の好きなエリカさんでした。最後に猫を抱きしめて言う言葉は旅立ってしまったウチの猫を思い出して泣いてしまいます。
大島弓子さんを知らない人は検索してください。『綿の国星』は私の一番好きな
まんがです。苦手な猫が大好きになった気付かけでもあります。
こういう映画もある
戯曲の翻案かと思ったら違うのね。演劇の芝居がかった台詞でテーマを語ってく貧乏くささが、そのまま映画に持ち込まれてて「いや、それやるなら、舞台で観るから」と思ったよ。
ストーリーは超単純で「そこに落ち着くので良いんだ」と思うの。「そこに落ち着くのは単純だけど、確かに解るわあ」というほどは書き込まれてないのね。
作中で絵が出てきて「すげえ絵、描けた」ってことになってるんだけど、これ難しいよね。いつも思うけど映画で出てくる「すげえ絵だ!」って大したことないもん。この絵、画廊に持ってっても渋い顔されるでしょ。
色々とあるんだけど、岩松了、吉沢亮が引き締めるから観てられるね。沢尻エリカは往年の凄さはないけど、やっぱり可愛いし。
世界観が…?
じんわりと優しい映画
舞台みたいな映画だった。映画なんだけど、作り込まれた舞台セットがきれいで、見入ってしまった。じんわり泣ける。優しさとつらさにじんわりと。
猫はそんなにたくさん出てこない。猫が出てくると自由さに魅了される。
華やかな都会でスポットライトを浴びるアイドルと田舎の片隅で一生懸命働くスーパーの店員。
対照的な世界で沙織は生きてきた。
アイドルをやめてもメンバーカラーの水色をカバンやマフラーにまとい、彼女が出会う画家のゴッホの服は大好きな黄色の絵の具が飛び散る。
沙織の良男と、ゴッホのキイロ。
昔、絵本で見たあおくんときいろちゃんみたいな。2人の旅にも目が離せなかった。
映画を観に行ったきっかけは、なんか毎日に疲れていたのと、吉沢亮くんが猫を演じるらしいというので、気になって久しぶりの休みに電車に乗って観にきたのだけど、すごくよかった。吉沢くんが演じるロシアンブルーの良男はすっごく可愛い。沙織に撫でられて気持ち良さそうにゴロゴロしたり、沙織がトレイに流し込むキャットフードに食いついたり。これは吉沢亮くんだっていうことを忘れて良男可愛いよと完全に良男だと思って見てた。
沢尻エリカさんは女神のように綺麗だし、峯田さんは自由なゴッホにぴったりだった。歌もちょっと歌っていて嬉しかった。コムアイさんはほんと猫がそのまま人間になったような、キュートルックスと透き通るような声。
魔法にかけられたような、長い夢を見ているような素敵な時間だった。
上半期最悪😱
「沢尻エリカ、いい」
不思議な世界観です。
⤴沢尻さん唄も上手
⤴耳に残る主題歌
⤴観終わってほっこりした
⤵劇中劇・ミュージカル・アニメーションと斬新な世界観演出だけど、私の好みではなかった
彷徨い血迷い見目好い人
私は猫がそんなに好きではないし、猫と見ればすぐ可愛い可愛いと騒ぎ囃したてる世の中の風潮を常より甚だ疑問に思っている。
それでもこの映画に出てくる猫たちは、なんだか愛しく可笑しく可愛く見えた。
擬人化させることで猫に対しての見方が変わって、一々ハラハラしたりホロリとしたりホッコリしたり。
純粋な子供のような話し方の良男に感情移入してしまい、全然何とも無いような場面で涙が出てきた。
元アイドルの超絶美女である時点で共感も何も無い沙織の、絶妙なダサさには気の抜けた笑いが出てきた。
「ツンデレ、デレ抜き」な職場仲間への態度といいゴッホへの高飛車な物言いといい、ちょいちょい引っかかる点はあれど。
一度丸裸になって、今までの自分を認めて今の自分を許し愛することが必要なのは、彼女だけでなく世界中のどの人にも言えることで、それを許してくれるこの映画に救われたような気になる。
ゴッホのような人や良男のような生き物がそばにいたら面白いだろうな…
観て良かったと思える映画だった。
舞台のような演出やアニメーション、音楽の使い方がなかなか今までにないようなもので面白かった。
沙織を軸にした本筋はわりとシンプルなんだけど、あちらこちらに展開し寄り道するストーリーを夢のような演出で無理無くまとめていたので全然飽きることなくずっと観ることができていた。
拍子抜けするようなトンデモ展開に萎えることも幾度かあるけど、すぐに持ち直す力があった。
好き嫌いは分かれるだろうけど、私は好き。現実味の無さが非常にマッチしていて良かったと思う。
水曜日のカンパネラが手がける音楽も良かった。
そもそも普段から聴いている音楽なので耳馴染みが良く身体に浸透してくる。
沙織と良男がじゃれ合うシーンにて、沢尻エリカの顔が小さすぎて遠近が狂うことが多々ありちょっと面白かった。
"また猫好き狙い・・・"かと思いきや。
沢尻エリカの主演は、「ヘルタースケルター」(2012)以来。「新宿スワン」(2015)と「不能犯」(2018)では、助演ながら気を吐いていたが、やっぱりヒロイン級の存在である。いい監督、いい作品と出遭ってほしい女優だ。
原作は大山純子の同名小説。大山はシナリオライターを志した経歴を持つ作家で、自身原作の「猫弁」シリーズ(天才弁護士を主人公にした推理小説)のTBSドラマ化では脚本も担当している。今回の脚本は実績のある高田亮に譲ったものの、映画化そのものは喜ばしいことだろう。
猫好きの作家性がいかんなく発揮された原作は、主人公が"猫"だったり、"ヒト"だったりする短編が連作となって、"猫とヒトの関係性"を描いている。映画化にあたって沢尻エリカに合わせた設定変更をしつつ、エピソードも絞り込んでいる。
沢尻が演じる"沙織"は、元アイドルで所属グループの解散後、スーパーでレジ係として働くアラサー女子。いまでも"歌手"としての夢を捨てきれずにいる。そしてW主演の吉沢亮が、沢尻演じる沙織がこっそり飼っている猫"良男"を演じている。"良男"は自分のことを人間だと思い込んでおり、"沙織"の恋人であると信じている。
同じエピソードが、"猫目線"と"ヒト目線"で展開されるのが面白いのだが、映像化にあたって、リアルシーンとともに、猫の擬人化と劇中劇を組み合わせている。まるでミュージカル"CATS"手法である。猫の着ぐるみや猫耳は装着していないが、猫が登場するシーンはすべて、小劇場に組まれた舞台セットの中で展開される。また小劇場を意識するかのごとく、多くの出演者が人間と猫の一人二役・三役を兼任している。猫の世界はファンタジーなので、この方法が功を奏している。
ストーリーは、沙織が出会う、絵描きのゴッホ(後藤 保のニックネーム)をきっかけにして展開していく。ゴッホが飼っている猫"キイロ"を映画初出演となるコムアイ(水曜日のカンパネラ)が演じており、劇中の楽曲提供や、歌唱も披露している。このあたりも何となく"CATS"…。
タイトルから、"また猫好き狙い・・・"かと思いきや、そんなことはない。
沢尻エリカの歌もしっかり聴けるし(意外と上手い)、吉沢亮のミュージカル的シーンもある。映像と音楽によって原作とは趣きを変えており、アラサー女子の再出発の話がよりファンタジックになって、監督の犬童一心の技が光る。
(2018/6/23/新宿ピカデリー/ビスタ)
全46件中、21~40件目を表示