人魚の眠る家 : 特集
【書店員が「とにかく泣ける!」と激賞】東野ミステリーの到達点が映画化!
こん睡状態の娘に下した愛するがゆえの《究極の決断》あなたはどう受け止める!?
[衝撃]この“愛の結末”に涙が止まらない[感涙]
「ガリレオ」「新参者」など、映像化原作を多数手がけてきた人気作家・東野圭吾氏。そのデビュー30周年を記念して執筆された“東野ミステリーの到達点”が、日本屈指の実力派たちによってついに映画化。東野氏が厚い信頼を寄せる堤幸彦監督に加え、篠原涼子、西島秀俊が集結した「人魚の眠る家」(11月16日公開)は、ある“事件”に遭遇した家族の姿を描く“究極の愛の物語” だ。映画原作の専門家である書店員や映画ライターも驚き、感化された力作の“実力”を、劇場で確かめてほしい。
映画化“原作”を知り尽くした書店員たちが[泣ける度]×[衝撃度]を保証
映画を見た原作者・東野圭吾も“異例”の大絶賛
東野作品はもちろん、映画原作となる小説全般に日常的に接している書店員が軒並み高い評価を与えている点も、本作が“本物の映画”である証拠だ。ミステリアスな本作の、一体どのような部分に心を打たれたのか? “衝撃”と“感動”覚めやらぬ彼らの、真実の声をお届けする。さらに、原作者・東野氏本人が、映画版を激賞! 書いた張本人さえもうならせる圧倒的な“完成度”が、本作には備わっている。
東野氏は、「描かれているテーマは重く、ドラマは深く、派手なアクションシーンはありません。しかし間違いなく一級品の娯楽作品になっていました。私が密かに自負していた原作の『売り』を、見事に再現してもらっていました」と映画版に最大限の賛辞を贈っている! さらに、「原作者が泣いたらかっこ悪いという思いから懸命に涙は堪(こら)えましたが、皆さんは遠慮なく泣いてくださって結構です」とまで! 関係者によれば、ここまでの絶賛評を寄せることは、極めてまれだという。
誰もが“共感”を避けられない──“彼らの決断”に
「狂ってでも、守りたい」 大切な人への“究極の愛”が胸に突き刺さる
大切な人が、もう目覚めないかもしれない――。本作は、誰の身にも起こりうる“日常に潜む事件”を入り口に、“衝撃”と“共感”という一見相反するテーマを、奇跡的なバランスで成立させた一作だ。物語の主軸となるのは、離婚寸前の夫婦。ある日、最愛の娘が水難事故で意識不明の状態になってしまう――。眠り続ける娘を前に、絶望に叩き落される夫婦。だがそんなとき、ある一つの“道”が提示される。それは、娘だけでなく、家族や多くの人間の運命を左右する“決断”でもあった――。
驚かされるのは、ち密な物語構成とキャストの迫真の演技によって生み出された、「共感性の高さ」だ。娘のためにすべてを投げうとうとする母・薫子(篠原)も、自分たちの決断に苦悩する和昌(西島)も、私たちと同じごく普通の人々。だからこそ、“他人事と思えない”圧倒的なリアリティが、心をつかんで離さない。物語の果て、彼らが直面する結末とは――クライマックスに薫子が見せる“ある姿”に、必ずや胸を揺さぶられるだろう。
「キャスト×監督×原作──この秋、映画ファンに見てもらいたい日本映画」
女性映画ライターが熱弁する“本作に心を動かされた理由”
篠原、西島に加え、坂口健太郎、川栄李奈、田中泯、松坂慶子といった幅広い年代の実力派たちが顔をそろえた本作。彼らが体現するキャラクターの等身大の苦悩や葛藤が繊細に描かれ、見る者を選ばず感動を呼び起こす。人気映画ライター・新谷里映氏は、作品からどういった“感情”を受け取ったのか? キャスト、キャラクター、監督の側面から、詳細に解説する。