人魚の眠る家のレビュー・感想・評価
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海外渡航での移植に関して
移植を必要とする子を持つ親としては、なんとかして助けたいと思う事は間違いでは無いだろう。
脳死の子を持つ親が移植を拒否する権利も必要。
海外渡航で移植する事で、海外の移植を待つ人の命を奪う事になる事を知る義務はあるだろう。
他人の臓器を当てにする事のおぞましさを基本的に持つべきだと思う。
必要な人がいるなら提供してもいいと思う人がいる事が議論の初めに無いといけないと思う。
良かったです。
臓器移植、人口吸引、科学で人を操る…
かなり重い題材だけど、脚本のせいかわかりやすく、登場人物の全てに感情移入ができる。
涙? 斜め後ろの方の鼻水をすする音が聞こえていたが、機械の力で、植物状態の子供が「ニッ」と笑うところは、流石に不気味だった。
なんとも言えない
母親の自分には最初から最後までキツい内容だった。
脳死を死とするのか、心臓停止で死とするか。
こうして、生かしておくのも
親のエゴかもしれないし、最後
移植すると決断するのも良かったのか、
答えのない内容なだけに
自分ならどうするかなと考えながら観た。
そして、自分だったら、
どうしてほしいか、延命措置をしてほしいのか
誰かの役にたててほしいか。
私は誰の負担にもなりたくない。
むしろ、誰かの役に立ちたいから
ドナー登録しようかなと思いました。
難しい内容だが、
映画はきれいにまとまっていて、
映像も色が鮮やかに感じた。
深い!重い!
何をもって"死"なのか、難しい。 私自身一度だけドナーカードを記入したことがあるが、こういったドラマや映画を観ると家族の為にはどうなんだろうと複雑な気持ちになりそれ以来は無記入。 自己判断する方が優しいのかな... だんだんと篠原涼子が狂気の域になり、周りがどんどん怪奇の目で見るような視線になっていき篠原涼子の気持ちも分かるし西島秀俊の気持ちも分かるし川栄李奈の恐怖感も分かるし... 難しい.... 引っ越してからあの一家は幸せになれたのだろうか
前半はただただ気持ちが悪いとしか思えなかったけど、後半から一気に畳...
前半はただただ気持ちが悪いとしか思えなかったけど、後半から一気に畳み掛けてきたー! 心に残るセリフがいくつかあって、とてもグサっときました。 東野圭吾はやはり素晴らしいです。 原作も読んでみたい。
想像と違った
予告編を観て、期待を持って鑑賞。 ミステリーの触れ込みだが、これってミステリー?? 子供の脳死を軸にストーリーが展開。 ミステリーではなく、何にカテゴライズされるだろう。 内容は非常に重く、 興味深い映画 おもしろそうな映画 などという、安易な気持ちで臨むと 否定派になるだろう。 フジテレビのテレビ番組は凋落の一途を 辿っているが、 この映画製作に取り組んで形にした事は 久々に評価できる。 最後までタイトルになぜ人魚なのか? 何の比喩なのか分からないまま終わってしまった。 篠原涼子さんの母親役。見事でした。
奇跡を起こせ
陳腐で平凡でいいから奇跡がおきて目を覚ますハッピーエンドがよかったよ。
それやと少年が助からんというのなら少年にも奇跡を起こせばいいだけや。
どんどん奇跡起こしてみんなハッピーエンドにすればいいやん。
人の死とは何か
離婚を間近にした播磨夫婦の娘が事故により意識不明となってしまう。目覚めることはないと診断された娘の回復を信じ2人はあらゆる手を尽くすが…。 脳死と人の死の境を問う作品で、一見狂った登場人物たちに見えるが自分の立場で考えると痛いほど気持ちの分かる深い作品でした。
原作ファンです
映像化するにはやはり改変は必要で、この作品も原作と違う点がいくつかありました。それによってお母さんの苦悩よりも狂気の方が際立ってしまった感じは否めませんが、観ていてイライラするほどかけ離れている訳ではありませんでした。 演者の方達が本当に上手で、話の流れを全て知っている私でも大号泣でした、、!
_φ(・_・ベースは柳田邦夫 サクリファイス
この話ベースは柳田邦夫のサクリファイスじゃないのかな? またこの映画ラストシーンから作られたんじゃない? 妙にラストシーンだけ目立つ。涙半減。 西島 篠原の好演によりカバー。いい演技でした。
脳死=死ではないと、絶対に認めたくない母親。脳死の判定は臓器提供の...
脳死=死ではないと、絶対に認めたくない母親。脳死の判定は臓器提供の意思確認前にはできないこと知らなかったし、脳死と心臓死の法的解釈のことも知らなかった。
パパから娘へのプレゼント場面。娘の両手にママが電気信号を流して操作して動かして受け取り、顔の表情筋に電気を流して口角を上げて笑顔にする。その前のシーンでエコー反応を目撃した川栄、ひきつるパパと連続で見せて観ている人に早い段階でこれはアカン!ってわからせる構成。娘の体調改善の効果が出ていることに喜ぶ母親と研究成果が形になっていることに夢中な技術者にはそれがわからない。
娘を目覚めさせるという目的が、いつの間にか電気仕掛けの生き人形の実験みたいになってしまっていることに気付いていないことに周囲の反応は...
最後はもう周囲の人々に娘が生きているという一点を認めさせるだけになってしまい完全におかしくなる。娘は死んでない!
死の定義を問う為に警察を呼び出しておいて凶行に及びそうにまでなる。思っていた以上に重い作品だった。
脳死をどう捉えるか?
播磨家に起こった悲劇は誰にでも起こる事である。
「まだ生きている」と奇跡的回復を願うか?
意識不明で心臓が動いているだけとして、臓器移植を考えるか?
播磨家は奇跡を起こす方向を目指す。
新しい技術で神経に信号を送り、身体を動かせるようにする。
病状はよくなり自宅療養し始めると、妻(篠原涼子)に異様な気配が。世の中に娘が生きていると認めさせようと躍起になり、息子は学校で「 死んでいるのに」と苛められ、祖母は付き添ったプールで目を離したばかりにと悲しむ。
離婚寸前であった夫は自社の技術を娘に使い、仮初めの命を吹き込ませ妻の生き甲斐を生み出したものの、信号によって動く娘を見て考えを改める。
妻が刃傷騒ぎを起こした事を契機に一気に物語は進展し、妻の中でも整理がつき、娘との別れの夢をみる。
脳死をどう見るか?その立場立場で全く違う見解になるし、心臓移植希望家族と脳死者家族は家族の復活を望んでいるのは同じだが誰かの心臓を必要とする臓器移植は他者の生命を貰わなければならない。
逆に脳死は奇跡を祈るレベルだ。
播磨家のように財政的余裕がなければ、脳死状態を維持するのは困難でこの作品のような例は少ないと思う。
賛否両論あるが、こう言う作品は度を越えたアピールをしがちではあるが本作はそれほどではないと思うので、ちょっと涙がでても良いかな?と思う方はどうぞ。
久しぶりに泣いた、良い映画
脳死をどう捉えるか?と言う問いに対して中立に捉えた良い映画だと 思う。 ただ難点を言えば、海外移植を希望している父親の言葉が理解できなかった。 「お金が集まってもドナーが現れるのを願うのはやめよう。」?なんじゃそりゃ?! じゃあ、わざわざ海外に他人からお金をもらって移植を希望するなよって思ったね。 ここだけは偽善的で腑に落ちなかったが、それ以外は登場人物の気持ちや考えが良く描かれている良い映画だと思う。
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