「科学の倫理か?親の愛か?」人魚の眠る家 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
科学の倫理か?親の愛か?
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レンタルDVDで鑑賞。
原作は未読。
親としては、それがどんな形であれ、子供に生きていて欲しいと考えるのは当然のだろうな、と…。しかし正しいやり方なのか。そこから生まれる葛藤に考えさせられました。
私は独身だし、子供を育てたことが無いので想像するしかありませんが、相当苦悩するだろうし、わずかな希望に縋り、あらゆる手段を講じて延命を図ると思います。
しかしながら、人工の電気信号で手足を動かし、笑わせるシーンを観たら、さすがに考えが揺らぎました。「まるでロボットじゃないか」と思ってしまったからです。
果たしてそれは「生きている」と言えるのか?
考えれば考えるほど難しいテーマだと思いました。
やっぱり答えなんて出そうに無い。
[余談]
「科学の倫理に迫る」と言いつつも、迫りきれていない感じでした。この手の作品の常なのか、つくり手としての答えは提示されないまま終わってしまいました。
確かに一筋縄ではいかない問題だし、答えを出すこと自体間違いなのかもしれません。ひとりひとりが考えて、意見を持つことが重要じゃないかなと思いました。
※修正(2024/05/26)
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