ゴジラ キング・オブ・モンスターズのレビュー・感想・評価
全570件中、1~20件目を表示
祭りも終わったところで、そろそろ怪獣映画嫌いのおっさんがはっきり言うよ。
オレは、怪獣映画はストリップと同じで、出してなんぼ、怪獣バーサスモノは、AVと同じで、交わってなんぼ、としか思っていない。
こういう考えを必死に否定する人間もいるが、作り手はお金をかけて、そういうものを前提で作っているし、どんなに深遠なテーマを入れ込もうが、それは「ハダカ」ありき。そしてそれでお客をイカせないことには意味がない。
それは観る側も分かっているはずだ。イキたくて見に行くのだから。
まあ、それは怪獣映画に限ったことではないが、怪獣、モンスター
でイク趣味の人間がいる、ということだ。
そこから、どのシチュエーション、思考や嗜好でイケるか、がそれぞれの好みというわけだが、連中は歯垢塗れの口臭をゴジラのごとく、まき散らしながら語る。
それはそれでいい。俺のそばに寄らなければ一向に構わない。
そんな彼らの絶賛する、
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」
・
・
・
オレはこの度の「モンスターバース」いずれも全く楽しめていない。
ギャレス・エドワーズ版の「ゴジラ」はつまらないドラマを延々見せられもったいぶった怪獣の登場、登場すれば、テレビの中、真っ暗なシーンばかり。じっと握りしめながら、あの一瞬のゴジラの「口移し」で果てたのか。君たち、よくイケたな。むしろ尊敬する。
そのあとの「コング」もダメだった。今度は初っ端から見せてくれたのはいい。まぐわう相手もタコだったり、複数だったり。これこそまさにスタンダードなAV。プロモーション含め、「オタク以外お断り」ではあったし、サミュエル推しの気持ちは分かるが、人間しかいないシーンになると、緊迫感なし、間延び感ありと、凝った映像だけでは、間が持たない、というまさしく「AV」といった作品だった。
文句を言うほうがおかしい。ということだろうが、オレにとって「コング」≒第二次性徴の象徴としては、ブリー・ラーソンではイケなかっただけのことだ。タコでイケるのならそれでいい。
で本作。
さすがの推し熟女のヴェラ・ファーミガ(微妙にやらしい)もさすがにこれではイケない。もう10年まえだったらなあ。
今回の「ゴジラ」はゴミみたいなギャレス版よりかはまだ観易い。
(ローグワン含め、抜きどころをはぐらかすギャレス・エドワーズを崇めるヤツの気がしれない)
しっかり、ゴジラはまぐわってくれる。
だが、単調なのよ。相変わらず暗いし。
でも、本作で気に入らないのは、君たちがいう、「ここまでやってくれた」という「ここまで」の点。
しっかり怪獣出ました。造形も十分納得いくもの。しっかり怪獣、まぐわってます。ドラマパート、もともと怪獣映画って人間ドラマ部分こんなもんじゃね。ゴジラのテーマ!イ、イクゥ!!
え、それでいいの?
それ「パシフィックリム」の時も言ってね?
どんだけ、マゾなのか。あ、いや、懐広いのか。
どんだけ、敏感、あ、いや、鈍感なのか。
これも明らかに君たち向け、というか、君たちにしか見ることのできない映画なのよ。実際アメリカでは当然のごとく、むしろ大コケ、という興収。
中国資本のレジェンダリーと東宝の製作で、日本のゴジラ映画まんま、作りました。ストーリーも登場人物も全く魅力も面白味もないけど、そこもオマージュしました!え、核ってこんなんじゃないの?
こんなに志が低くて、勘違いされたモノを出されて喜んでいいのか。
オレはなんか逆にバカにされたように思えたけどな。もうちょっと、文句言っていんじゃね?
というか、君らが文句言わないでどうするの。
怪獣はリスペクトされている。日本の映画人もリスペクトされている。
けど、日本をリスペクトしろ、って。
君らの力で、変えて見せる、ぐらいの怪獣愛に満ちたレビューが見れなかったのが至極残念。
まあ、この映画の監督の手腕という点に話を落とし込むとすると、怪獣の造形をきちんと見せない、明るいところで戦わせない、怪獣バトルであくびが出る。
本人は怪獣愛に満ちている、というがそれが映像面でも結果がでていないんだから、初めから話にならない、とオレは思うのだけどね。
モンスターバース、3作目にして大化け!来年のvs. Kongも超楽しみ
モンスターバース1作目「GODZILLA ゴジラ」は、エメリッヒ版「GODZILLA」よりオリジナルへの敬愛を感じさせたが、今一つ盛り上がれなかった。敵怪獣ムートーをデザイン的にも設定的にも好きになれなったのが一因。「キングコング 髑髏島の巨神」もまあ悪くないな、という程度の感慨だった。
だがどうだ、マイケル・ドハティ監督、自身も長編のメガホンは3本目で、しかも過去2本はホラー作品らしいが、ほとばしるほどのゴジラ愛!ゴジラを54年版の本家により近づけ、伊福部昭のテーマ曲も劇中とエンドロールで流れて胸アツ。そしてキングギドラ、モスラ、ラドンのそろい踏み!過去のゴジラ映画を観ていない人は「三大怪獣 地球最大の決戦」「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」の2本だけでも予習しておくといい。本作鑑賞後に元ネタをチェック、もありだ。来年の4作目、キングコングとの対決も期待度が上がった!!
前作(ギャレゴジ)と真逆の大放出サービス!
前作は「怪獣が現れた世界」にいろんな隠喩が込められていたが、今回は敢えて真逆に針を振り切り、怪獣対策チーム「モナーク」+四大怪獣が大騒ぎするお祭り的な展開に。いささか哲学性が減じたことは残念だが、開幕早々怪獣が登場するだけでなく、怪獣バトルがもたらすしっちゃかめっちゃかな混乱を存分に楽しめる。
ただ、前作を踏襲していないというわけではなく、ギャレス本人が自ら明かすまで誰も気づかなったであろう「銃を撃った奴は死ぬ」の法則がチラリと出てきたり、芹沢の物語を膨らませていたりするのは好印象。方向性は違えど随所に東宝シリーズへのオマージュも仕込まれていて、「ああ、大好きなヤツが作ったな!」と感じられるのも共通している。
割り切りの良さが災いして、ちょっと明快になりすぎたという印象もあるのだが、それも次作に繋げるための交通整理だと思って『ゴジラVSコング』を待ちわびようと思います。
アイ・ラブ・モンスターズ
今作は、モンスター VS モンスターがメインで、現代の建造物の崩壊などの描写もあり見応えがある。
お馴染みのゴジラ、黄金の三つ首キングギドラ、蛾のような羽を持つモスラ、シンプルデザインの翼竜ラドン、芹沢博士(渡辺謙)、古代文明の痕跡も登場する。
エンディングロールがとても良かった。
~~~余談~~~
映画版ではなく、“CAPCOM CO., LTD.”のゲーム『モンスターハンター(以下「モンハン」)』にも、ゴジラ級の巨大モンスターが登場する。
PS4のアイスボーンのゾラマグダラオス(ゴジラっぽい)、歴代のモンハンシリーズに登場している知名度が高いミラボレアス(金色にして首増やせばキングギドラかな)、PSP時代のヤマツカミ(ほぼ空中に浮かんで飛んでいるという共通点のみだけどモスラか、いや、やはり強引すぎるか)、ラオシャンロン(立ち上がった姿はゴジラっぽい)、砂を潜るジエン・モーラン、Wiiの海中のナバルデウス、3DSのダレン・モーラン、PS4の黄金のマム・タロトも巨大である。
モンハンでは大砲を使って大ダメージを与えていた。
皆で協力すると討伐しやすくて楽しかった。
ただ思い出しただけ。
持論だが、かつて巨大な生物が存在していた頃、冬はなく植物も巨大で、酸素濃度が高かった。水蒸気層は気圧が高いから空中でも巨大生物は容易に浮かんだり飛んだりできたと考えられる。
暖かった頃は広大な大地と海が南のさらにずっと向こうまで広がっていた。
北を中心に全方向が南で、この世界は氷の壁に囲まれた円であり、その円は計り知れないほど大きい。数年前に知ったときは衝撃的だったがアースは球体ではないし、月への距離だとか地球の曲率だとか、数字のマジックで洗脳されている人の数も計り知れない。
どのみち現在は行けないのだが、宇宙や他の星という仮説に見切りをつけたかわりに、現在は南の氷の壁の向こうにロマンを抱いている。
だから常識外れのファンタジーのほうが、事実に近いような氣がして面白い。
怪獣ハルマゲドン!人類は生き残る事が出来るのか?
迫力満点の怪獣対決に大興奮!
ゴジラだけじゃなくて、キングギドラ、ラドン、モスラなど、日本でもお馴染みの懐かしい怪獣たちの登場に感激でした。
クライマックスのロンドンは、まさに「ゴジラ・ザ・ライド」みたい。
ただね、作品的には、ゴジラを反核の象徴って、考えてる人には納得できないでしょうね。核爆弾で復活するって、どういうこと?って感じ。
でも、自分にとってのゴジラは幼い頃から、怪獣のヒーローであって、怪獣同士の争いに勝利していくさまはカタルシス以外の何者でもありませんでした。。大きな期待に十二分に答えてくれる大満足の一本です。 懐かしいヒーローのゴジラが帰ってきたって感じでホンッと楽しませてもらいました。
CGで描かれた怪獣達がホンッと素晴らしくて、如何にもそこに在るように映し出されています。バトルだけでなく、登場シーン も素晴らしい!
光輝くモスラは、小美人こそ居ませんが、神々しく美しい。いかにも女性受けしそうです。 溶岩と共に登場するラドンも大迫力でしたが、キングギドラは、さらにそれを上回る大迫力でした!翼を大きく広げた姿は、巨大なゴジラが小さく見えるほど威圧感がありました。
そして、本作品の素晴らしさは日本映画に対する愛に満ち溢れていたところと感じます。 前作同様、ゴジラを地球の守護者として描くところは平成版ガメラへのオマージュでしょうか。キングギドラを宇宙怪獣として描くところも良かったです。 オキシジェン・デストロイヤーが出てきたり、芹沢博士の件なんかは最初のゴジラへの敬意ですかね。
そして、何より一番感動したのはあの音楽の復活です。ゴジラ、モスラ本当に身震いが止まりませんでした。
まぁ、歌まではさすがに・・・
「ゴジラ✕コング 新たなる帝国」が楽しみです。モスラも登場するということなので、本作品、見直しちゃいました。
今までのアメリカ版と打って変わって
今までのアメリカ版のゴジラと違って面白いですね~
芹沢博士が死ぬ必要あった?
無人機で良くない?
とか
モスラの神秘性が薄いなぁ~
とか
キングギドラのピロピロピロ音がないやん!
とか
ゴジラに他の怪獣が頭を垂れるシーンとか
色々あるけどちゃんと怪獣プロレスしてたしテンポも悪くない
シン・ゴジラやゴジラ‐1.0のような初代リメイク(オマージュ)ではなく
アメリカらしくエンタメ怪獣プロレス物だったのも良かったですな👍
さすが?
シンゴジラを見た直後に見た。シンゴジラとはまた全然違って、ジュラシックパークを見たときのような興奮を感じた。ストーリーも十分楽しめて、なおかつゴジラや他の巨大生物がしっかり生き物として描かれていて良かった。渡辺謙も良かったけれど、母娘の演技も良く、個人的には娘役のミリー・ボビー・ブラウンは好きな俳優なので、感情移入もしやすかった。これで最新のゴジラを見る気になってきた!?
大風呂敷を広げて破壊された世界
総合:60点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:85点|音楽:65点 )
怪獣大集合ということだったが、実質的にはゴジラ・キングキドラ・モスラ・ラドンの4体のみで、他は世界中で暴れたというだけのその他大勢扱い。そしてそのせいで世界は壊滅的な打撃を受けてしまい、いったい何億人の人が死んで文明が致命的な損害を受けたことだろうか。アメリカは近代は戦場になることもなかったが、作品中では放射能汚染を含む壊滅的な損害を受けてしまい、作品を鑑賞したアメリカ人はそれをどう受け止めただろうか。
ここまで大きな話にしないと成立しないものでもないだろうに、実際に破壊された世界の映像などほぼ無かったのに、どうしてこんな大風呂敷を広げてしまったのだろうか。キングギドラは世界の怪獣を目覚めさせて地球を破壊しようとするのに、目覚めさせたラドンと意味もなく同士討ちで戦い始めるし、サンフランシスコを破壊した人類の敵のゴジラは人類の味方になるし、軍事兵器の使用法は非現実的だし、色々と変な設定と話だった。怪獣たちの戦いに絡む科学者の家族の話は面倒だった。そしてここでも中国がやたらと登場して、中国におもねるのも目につく。
見どころとしてはやはりハリウッドの素晴らしい映像技術で暴れまわる日本製の怪獣たちで、ここはやはり日本の技術では敵わない。ゴジラの主題曲がアメリカで編曲されて流れたのも良かった。
(テレビ録画/ノーカット版)
究極のアンチ・ヒーロー
私はゴジラ初心者だ。はっきり言ってゴジラについては全くの素人さんである。
そんな私が観たこの「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」、めちゃめちゃ面白かったです。
だって、デカイ怪獣が地球上ところ狭しと乱闘騒ぎなんだよ?面白くないわけないでしょ!
何とかこの怪獣たちをコントロール出来ないかと右往左往する人間の小ささ。サイズだけじゃなく、存在感が小さい。
大自然の猛威に感じる無力さと通じるものがあると思ったね。
我々にとって虫や小動物がそうであるように、巨大な力の前で逃げ惑い、何とか生存しようと足掻くぐらいしか、人間には許されないのだ。
この作品の前にアニメ版「GODZILLA」を観ていた影響なのか、ギドラの悪役感が尋常じゃない。
「出やがったな、ギドラめ!」
まだ何もしてないのに、登場するだけでヴィラン扱い(あくまで個人の感想です)のギドラさん。ゴジラ最大のライバルとして、デカさも厳つさも文句なし。
対照的に何だかちょっと可愛い感じのモスラ。こっちも何かデカイ蛾なんだけど、羽毛たっぷりの羽がモフモフでゆるふわコーデ(あくまでも個人の見解です)。
現実にあのサイズの蛾と対面するのは嫌だけど、まぁギドラとかゴジラとか見ちゃうと?可愛い系かな?的なね。
一応ストーリーとしてゴジラたち巨大生物の生態やら出自やら歴史やら語られるんだけど、この映画で大事なのはデカイ怪獣がガチでぶつかり合うアクションなわけだ。
その中で、何となくゴジラさんは私たち人間の味方なのかな?って勝手に期待したり、応援したりするのが楽しい。ゴジラさんがどう思ってるのかは、この際関係ない。勝手に推します!
哲学的なゴジラが観たいならアニメ版3部作、ゴジラから生まれる人間ドラマが観たいなら「シン・ゴジラ」。
ゴジラ、ギドラ、ラドン、モスラの大暴れが観たいなら「キング・オブ・モンスターズ」!
棲み分けの期待にもバッチリ応えてくれる、さすがのゴジラさん!
咆哮にオリジナル音源が使われていたり、チャン・ツィーが双子設定だったり、肝心なところでかかる音楽がゴジラのテーマだったり、制作サイドのゴジラ愛を感じられる、楽しい映画でした。
映像が本当に凄いんだよなあ
人間ドラマが酷いんだけど 映像や音楽で高揚感を出すのでに上手く成功してるから ドラマの酷さを超越して楽しめましたよ!
神々しい映像を作り出してるって部分で言うと300に近いくらい神映像だと思います。
監督が日本の能や相撲をベースに カッコイイを追求しただけあって変なテンションになりました!
モスラのシーンで泣きそうになって草
キングギドラ
キングギドラは好き。デザインが好き。で、そのギドラがアメリカさんの技術でクネクネ動く。まあ、動く。合わせてゴジラやラドンやモスラも大暴れ。自分勝手な妄想に取り憑かれた女に操られた巨大生物によって、世界中で大騒ぎ。迫力は凄い。さすがハリウッド。
何が悪いとかってでもないけど、私には響かなかったなぁ。と。
ハリウッドのゴジラ怪獣映画の究極形も、世界公開を意識した制作と内容に残る不満
ゴジラにモスラ、ラドン、そしてキングギドラが登場する怪獣映画の理想形に期待したが、良くも悪くも派手なハリウッド映画に転化したゴジラ映画。特殊撮影の圧倒的迫力は素晴らしい。ラドンとキングギドラは想像以上の造形と存在感があったが、モスラの扱いと造形に不満が残る。それと中国資本の影響か、南洋発祥のモスラが何故か中国に変更され、チャン・ツィイーが出演している。日本からは渡辺謙が古生物学者でゴジラ第一作へのリスペクトの役柄を務めるも、必然性が弱い。日本のゴジラとは言え、あくまでアメリカによるリブート作品なのだから、その想いからケチをつけるのは大人気ないのを充分承知するが、単純に楽しめなかったのも事実。
“For Serizawa”
第一作で核兵器の使用を頑なに拒んでいたDr. Serizawa。しかし今作はそれを自ら起爆する。
この描写に対して否定的な意見が多数あった今作。
一方自分は監督なりの日本という国に対するリスペクトの気持ちを感じた。
芹沢博士の父の形見である時計が広島への原爆投下を思い浮かばせる。
かつてアメリカは人間同士の争いに核兵器を用いた。
しかし今作はその被害者である日本人が核兵器を起爆する。その目的が他種との共生を目指すものであったというところが興味深い。日本人が使用するから意味があったシーンでもあったと思うし、歴史と精神的な進歩を感じる。
そして、芹沢博士が残した人類と他種生物(ゴジラ)との絆、そして中国人研究者の放った“For Serizawa”の言葉と共に最後の戦いが始まる。
この”For Serizawa”のセリフ、“For Japan”に聞こえたのは自分だけだろうか。またこれをアメリカ人でない人が発していることにも意味があった気がする。
ゴジラを使って日本へのリスペクトと、人類一丸となることへのメッセージも感じ取れた。
怪獣たちの迫力が凄い
特にキングギドラのカッコよさはほれぼれする。
そんな怪獣たちの見せ場を、ばか夫婦(こんな言葉は使いたくないが、適切な言葉が見つからないのでご容赦を)に寸断されてストレスが半端ない。この二人の言動にさんざん耐えて漸く迎えたクライマックスだけに、この怒りと落胆はとても大きかった。
また、芹沢のあの死なせ方を、初代へのリスペクトと呼んで良いのだろうか。芹沢猪四郎というの名前を与えられた彼に、核弾頭を起爆させたことに私はひどくショックを受けた。
何だかんだ言ったが、結局のところ怪獣映画として もやっとするものを吹き飛ばす成分が少なかった、というのが率直な感想だ。
人間邪魔
この監督、ホント日本のゴジラ作品リスペクトしてんだなってのが良く分かる映画。ゴジラ観て育った世代としては、登場音楽から怪獣の造形までほぼ完璧に再現されてて全てが鳥肌物ですな。やっぱり最強のライバル怪獣と言えばキングギドラ!北村龍平が最後に監督したファイナルウォーズ時に登場した時のギドラも全身鳥肌立ったが、こちらのギドラも負けてない。叫び声や飛行シーンも鳥肌。その他怪獣、ラドンやモスラもホント鳥肌。オールスターってのも頷ける面子で、もっと入り乱れてドンパチも見たかったな。
正直、ストーリー的に雑魚怪獣徐々に倒しつつラストにギドラ登場→ゴジラ負ける→核撃ち込んで復活→大爆発で倒す、の方が好みだったが、まぁアメリカ映画としては合格でしょう。往年のゴジラファンも楽しめる最高のモンスター映画でした。不満と言えば、人間が最後まで邪魔で余計なヒューマンストーリーは要らなかったけどね
世界にゴジラが怪獣界のキングと知らしめた!
ゴジラは幼少時代に大好きだった映画で亡き父と映画館で鑑賞してました。それも「ゴジラVSキングギドラ」が大好きでした。
約30年の歳月がたち、またこの子供の頃の興奮を大画面大迫力で楽しめるなんて、なんて幸せで素晴らしいことしょう!四大怪獣、ゴジラ、キングギドラ、モスラ、ラドンが大暴れですよ!
アレンジは加わってますが、ちゃんと音楽も昔の映画音楽をベースにしてくれており、再び「モスラ~ヤ、モスラ~」って口ずさむことができるとは!
流石ハリウッドのゴジラでした。怪獣同士の戦いは大迫力。キングギドラが仁王立ちで羽を広げ稲妻がほとばしる姿は圧巻です!対してゴジラも負けてなく、放射能たっぷり満タン状態(さらに暴発気味)になったゴジラの姿と吠える力の凄まじさは、ただただ観ていて迫力に圧倒されました。2大怪獣の迫力に対して、モスラは綺麗な輝きと美しさに圧倒させられるという。
怪獣だけでなく、本作は人間ドラマもちゃんと描かれており(ママは許せないけどちゃっかり最後持って行っちゃうのが納得いかなかった)、家族愛やゴジラ愛!?なんかも良く描かれて入れ、渡辺謙が結構渋い役で名脇役な感じでしたね。
ハリウッドがゴジラ作ったらこんなになるんだって、実力をまざまざと見せつけられた感じです。でも、ちゃんと日本のゴジラへのリスペクトも要所要所に感じられ、ゴジラ好きの人たちが作ったんだなと思える作品です。
科学者魂
渡辺謙の芹澤もベラ・ファーミガのエマも自分の思いを貫いた。その科学者の信念に敬服。ただ、オキシジェン・デストロイヤーが芹澤の最終兵器でなかったのが残念。伊福部テーマも入れてくれたり、初作のオマージュを入れつつ、ここは違うんだなあ。
それにしてもアメリカ映画になってしまうと、リスクと市民が近すぎる。どうして危険だとわかっていて、人々はあそこまで怪獣たちに近いのか全くの疑問。ありえない国民性なのか、こういう形でしか危険とか緊張感が表現できないのか。何が不満かというと、そもそもゴジラは放射能を浴びていて生れ、放射能を発しているはず。こういう目に見えないリスクをこの作品は完全無視している。だから市民も近い。この点、「シン・ゴジラ」は初作に忠実かな。
一方、怪獣たちの不気味さとか危険な美しさとか、拍手。特に、赤く燃えさかるラドンの翼は美しかった。九州の炭鉱シーンのラドンと比べると100倍美しい。モスラはそもそも美しいので限界あったか? 怪獣たちの集う姿は、小学生時分を思い出す。それだけでワクワクする世代。堪えられない再現でした。
なつかしい記憶、当時の小学館にあった学年別誌は時期的に怪獣映画ゴジラとガメラが最前面に掲載。我が家では両方はなくて自分が選ぶ。ゴジラは怖そうとガメラを選ぶが、大映の併映作品「大魔神」がもっと怖くて夜寝られなかったなあ。
タイトルなし
1作目のような少しホラーテイストな見せ方が無くなったのは残念だったけど出し惜しみなく迫力あるバトルを見せてくれるようになったのは良かった。
ストーリー自体は1作目と変わらず微妙だが、そこを楽しむ映画でもない。
拉致された女博士が最初から最後まで好きになれず最後はモナーク側に戻ってきたけど一生刑務所暮らしになるような事をしてるから命は落とすと思って観ていた。
全570件中、1~20件目を表示