「相変わらずの迫力ある映像」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ CBさんの映画レビュー(感想・評価)
相変わらずの迫力ある映像
2017年4月にキングコングを観て下のように書いた。
-------ここから引用-------------
凄い。尊敬する円谷英二監督も、きっとこんな特撮を撮りたかっただろう。
(ここまでくると、これを特撮というかどうかも微妙ではないだろうか。思ったままに描けるという点では、CGはもはやマンガに近いのかもしれない。)
ジュラシックワールド、ゴジラ、そしてこのキングコングと、残念ながら怪獣映画はハリウッドのものになった。
(もちろん、シンゴジラは健闘した)
-------ここまで引用-------------
そして今回も、この感想に変更はない。本当に、今このCG技術を持って円谷英二監督が撮る映画を観てみたかった。(合掌) 勝手に「特撮監督としては 円谷監督を継げる」と思っている樋口監督に頑張ってほしい。
さて、お話だが、ゴジラは地球の分身みたいなものという解釈で、キングギドラは宇宙からの侵略者という構図。日本人にはお馴染みだが、今回の監督はゴジラ好きなんだろうね、一気にそこに寄せてきた。
ラドンの登場シーンも、写真(5円ブロマイドや図鑑もの)でしか知らないが、見事にそっくりだったね〜。怪獣愛だね。
怪獣映画には、ちっぽけで薄っぺらなドラマがついてるのがまた楽しいわけだが、今回の家族ドラマは、今ひとつ自分には入らなかった。その点は個人的に残念。
終盤の芹沢博士の行動は、必然性はかなり低いが、それがかえって怪獣映画らしくていい。勢いが大切だよね。
ゴジラ、キングコングと見てきての3本め。いずれも素晴らしいと思うのだけれど、早くも食傷気味と感じたのは、モスラが(綺麗だけれど)その造形はしっくりこないと感じたせいだったのだろうか。
怪獣映画なので、子供たちが見て楽しめているといいな、と心から思う。「地球を大切にしよう」というメッセージも子供の心にも届くわかりやすさってことも大切だよね。だから、「薄っぺらなドラマ」って言葉も決して悪い意味じゃないんだ。「わかりやすい話」と言い換えてもいいね。
〉予告の走るゴジラに多少不安を感じて・・・
そうなんです。ドッシリとしたゴジラが走るというイメージは、自分も違和感を感じます。
でも、作品観たら、きっと許せちゃうんだろうな。
CBさん、ホントに円谷英二監督が今もご存命でしたら、どんな作品を撮るか気になりますよね!
確かに怪獣映画なんですから、分かりやすさって大事ですね!とても分かりやすくなりそうな「ゴジラvsコング」。無事公開されますよーに✨