「with ゴジラ」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ KinAさんの映画レビュー(感想・評価)
with ゴジラ
ゴッ!ジッ!ラッ!ホォッ!ソイヤッ!ソイヤッ!ゴッジッラッ!ソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッ!!ドンドコドンドコ!
真の怪獣王は真の地球の王。彼らがひれ伏すなら我々もひれ伏さなければ。
規格外に巨大な生物への畏怖の念を持ち、彼らが姿を現し何らかのアクションを取るたびに驚愕しながら観ていた。
怪獣の戦いの動向に焦点を絞ればわりと楽しめる。
デカくて恐ろしげな造形のもの同士がめちゃくちゃに暴れているのは本当に心臓に響く。
怪獣たちの眼がかなり強調されていたように思う。
こちらをぎろりと睨みつけられて、私も身が竦んでしまった。
みんな全身ビカビカに光りまくるので生っぽさが失われてCG感が凄かったのが少し残念。
ゴジラ登場までの、人間による地味な攻撃も好き。
狙撃や砲撃をいくら浴びせようと、なんのダメージも負ってくれない虚しさ。
手応えなく死んでいく兵士たちに合掌。
小回りの利く単身戦闘機たちが一機また一機と崩れ墜落し、モニターが真っ赤に染まる様子が非常にショッキングだった。
この手の作品には欠かせないモブの死に一々心を痛めてたらキリが無いとはいえ。
モスラの圧倒的女王感がとても好き。モスラ~ヤモスラ~♪
光の鱗粉塗れになりたい。
ギドラの生首再生シーンも大好き。
永い眠りから目覚めた次の瞬間に壮絶バトルに打ち込めるんだからすごいよな…。
十字架とのショットは至高。悪魔だ悪魔。
ラドンの空中ぐるぐる攻撃好き。
核パワー注入されて全身メラメラのゴジラ好き。
触れた途端に身体が溶けそう。
しかし人間パートの希薄さはどうにかならないものか。
わりと戦闘シーンが多いのでドラマとストーリー展開の時間が限られていて、その急ぎ足感と薄さには毎度ウンザリしてしまう。
まあ予想通りだけども。
人間の思惑が重要になるだろうと色々考え咀嚼しながら観ていると、どうしても粗や自分の考えとの差異が目についてしまう。
家族を失う痛みを無差別にばら撒くエマが怖かった。
誰よりその苦しみを知っているはずなのに。
手を組む環境テロリスト達の目的が分かりにくい。
地球のためなのか自分たちの利益のためなのか。
怪獣とどう生きていくかが重要だと思うのに人間が人間を殺すとはね。
中途半端な悪役のノイズが邪魔に感じてしまう。
そもそも地球のため地球のためって、一体誰目線で言っているんだろう。
環境の修復とは一体誰のため?
一旦リセットしないと、なんて御立派に宣うくせに自分の大切な人は絶対失いたくないなんて身勝手がすぎないか。
ゴジラと話し合って決めたわけでもないのに、憶測と仮説の暴走も思い上がりもほどほどに。
前作からずっと疑問なのが、ゴジラが都合の良い人間の味方になっていること。
怪獣からしたら人間なんて蟻んこみたいなものなのに一々土壇場で助けてくれるのがどうも合わない。
私はピンチの蟻んこを見つけたところでわざわざ助けようとは思わない。
やっぱり地球の王たるもの、慈悲深さが桁外れなんだな。
自己犠牲のシーンの繰り返しはあまり好きではない。
芹沢博士の唐突なカミカゼにかなりがっかりしてしまった。
これからの未来、もっとワクワクすることが起きるだろうにそれでいいの?
モナークにおいて相当重要な人物だろうに…。
周りが止めてくれれば。客観的に見て彼より重要度の低い人はいっぱいいるだろうに。
しかし本人にとっては大義名分なんかじゃない、純粋に自分の希望だったんだろうな。
至上最もゴジラに近づいた唯一の人間なんじゃないか。
頑なに「ゴジラ」と日本語発音を貫く姿勢が大好きな芹沢博士。核パワーで生き返ったりしないかな。
モスラの身体を張った盾のシーンはただ虚しかった。
エマの行動は懺悔の意味も込められていたように思う。理にかなっているし、自己犠牲は彼女だけで良かったかな。
自分がマディの立場だったらと急に投影してしまい、エマに母親を重ねて泣いてしまった。母親超生きてるけど。
ストーリーの上で端折られてしまったところの方が興味深い。
目覚めた17体の怪獣とそれにまつわる神話の話をもっとして欲しかった。
モナークの管理下にある時点で話が始まってしまっているので、アドベンチャー要素が全然無くて少し物足りない。
口から触手がビロビロ出ていた奴とか、マンモスとか、まだいたのかムートーとか、もっともっと観たかった。
あれだけ大騒動になっているのに髑髏島のゴリラは何をしているんだ。早く出てきておくれ。
ゴジラに頭を下げる怪獣たちの図が神秘的だった。
つい先ほどまでギドラに加担して戦ってたラドンが急に寝返っているのはご愛嬌。
身勝手といえば人間と思いがちだけど、案外怪獣たちからも身勝手を感じた。
あんな機械から発せられる声に完全反応してしまうのは何故なんだろう。
オルカがあれば神になれるのでは。
ゴジラと人間の声の融合がどんな作用を持つのか、どの声がどんな意味を持つのか、結構ふんわりしたまま終わってしまったような。
会議のVTRでムートーの生殖シーンにモザイクがかかるのめちゃくちゃ好き。
放射能浴び放題の主要人物たちの身体が大丈夫なのかとても気になる。
色々モヤッとしてしまうのは私とこのシリーズの根本的な考え方があまり合っていないからだと思う。
前作を観た時もキング・コングを観た時もそう感じた。
しかしそういった諸々を置いて純粋にスゲー!たのしー!と言うことは出来るので概ね満足。
お経が混ざっていたり、金管楽器の低音が地に響くサントラが非常にかっこいい。モスラ〜ヤのメロディーも。
次はゴリラ含めた怪獣総出の大戦争かな。
そろそろ人類が滅亡するところを観たい。絶望エンドを希望。しかし私は絶対に死にたくないのでゴジラと結婚して永遠に生き続けたい。
そんな!流石に人智は超えてないですよ!!笑
色々読んでくださってありがとうございます。
一人で勝手に書き置き発信しているものだからたまに反応貰うと結構嬉しいのです。
鑑賞後のヒートアップで暴走してるの、バレてますか笑
どうしても映画につられて昂ぶってしまうもので。
Great!
いや、
Excellent!!
うぅーん、ちょっと違う・・・、
Amazing!!!
KinAさんの映画レビューは、尋常じゃない・・・、人智を超越してますもぉーんっ(^_-)-☆
“オーヴァーロード”のKinAさんレビューを初見した時の衝撃は一生モノですわ♬それからというもの、他のレビューに触れる度に、ブルブル身震い・・・、戦慄が走りますぅー(゚o゚;
ほぉーんとっ、KinAさんの「目の付け所、感性、詳細な描写、文章表現、高邁な映画愛、豊富な語彙力」には首部を垂れるしか為す術なしですヨ♬
あっ!観賞後のヒートアップし過ぎた感情が引き起こす可笑しな行動もね!アハハハ(^o^)
EDのゴジラ音頭が面白すぎて冒頭に持ってきました笑
怪獣も何だかんだ普通の生物なんだなーと思いましたね。掌返しのラドンは人間味あります。頭良くなさそうで。笑
同意ありがとうございます!!
エマのわけわからん狂気は本当わけわからんでした。
言うてゴジラ関連の映画はシンゴジと2014年のハリウッドゴジラしか観ていないんですけどね_(:3」∠)_
勉強不足で結婚してからゴジラ君に怒られそうです!笑
またまたそんな褒めていただけてありがとうございます!!!ギェェェイイイ
冒頭レビューから度肝抜かされるぅ~っ(^。^;)ゴッ!ジッ!ラッ!ホォッ!ソイヤッソイヤッソイヤッ・・・、ドンドコドン!ってねー♬
やっぱ、KinAさん、ただ者ではあーりませぬわぁー!オモチロ過ぎるぅぅぅ(^o^)
もぉー、KinAさんの感想に激しく同意っ☆「怪獣の眼」、「ギドラの生首再生&十字架との構図」、「ラドンの空中螺旋殺法」、「エマの狂気」、「芹沢の何故ゆえに自己犠牲?」、「大義名分と身勝手さの矛盾」などなどネ(^_-)-☆
ふふ、“怪獣の身勝手さ”に目を付けるとは・・・、恐れ入りましたー!わたしが、KinAさんに平伏させていただきまーす♬
うんうん、ゴジラの事をこんなにも深く考えられるKinAさんは、KinAさんしか、KinAさんだからこそ、結婚相手に相応しいですぞよ(^_^)/自信持ってアタックして下さいませ!
わたしは、KinAさんの規格外なレビューに畏怖の念を抱き、驚愕させられまちたヨ♬まさに怪獣級だぁーっ!ギャァオォォォーッ☆