億男のレビュー・感想・評価
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原作を読んでいないので、原作準拠のストリーなのかもしれないが… モ...
原作を読んでいないので、原作準拠のストリーなのかもしれないが…
モロッコで撮影がしたかっただけの映画としか思えなかった。
俳優陣は豪華だが、その分もったいなさも感じてしまう。
お金の価値は人が勝手に重くしている、だけど、3000万の借金を返済して、この後何するの?
60点
映画評価:60点
まさに映画版『芝浜』でしたね。
元々失敗続きで『心』を失くした主人公
が、突然宝くじで当選して大金持ちになってしまう。
そのお金を使えば幸せになれると思い込んでいた矢先にお金を盗まれた所からストーリーは始まります。
この主人公を通して、
九十九だけでなく、私自身も《お金》について考えさせられました。
お金って、
身に余る量を手に入れた時に人は変わってしまうものだと思っていました。
それだけではなかったんです
身に覚えのない程、失う時も人は変わってしまうものだったんですね。
この主人公でいえば、
借金を減らす事に一生懸命になり
いつの間にか《お金》に囚われてしまう。
お金を返す事ばかりに執着する。
その結果、大切なモノを失い、家族を失った。
他の方のレビューで
奥さんの言っている意味がわからないという人がいますが、
主人公の頭は、
幸せになるために人並みの暮らしをさせてあげたい、自分の失敗で作った借金で苦労をかけたくない、そのためにも頑張って働いて一刻でも早く借金を減らしたい。
そう思っていたんでしょうね。
だから、奥さんと決別した時に
金さえあれば、借金さえなければ別れずにすんだと考えたし、逆に手に入れば寄りが戻せると思っていた。
そこが違います。
決別した理由は《お金》ではないんです。
お金に囚われて、家族を向き合わなかったからです。そんな人がお金を返せた所で改めて家族と向き合う事なんて出来ません。
お金を使うのは《人》なんです。
お金は変わりません。
使う人が違うから、お金が変わって見えるんです。
お金なんてなくたって、多額の借金を作ってしまっても、家族と向き合える人は向き合えるんです。
ダメな人はお金があったとしても、なかったとしてもダメなんです。
ちゃんと身の丈に合ったモノを手にしておくべきなんです。
その事を、
主人公目線から映画を通して学びました。
別にお金だけではありません。
お酒だって、ギャンブルだってそう、
その行為やモノのせいではなく、
扱う人に問題があるんですよ。
自分を制御できない人が
人様の迷惑をかけて使って良いものではないです。
良いですよね、
例えモノや生き方が変わっても
いつの時代も変わらず、同じ失敗を繰り返しているんですよね。
それが知れる
歴史や落語は昔から大好きです!
そして、
映画だからこそ視聴してもらえる
現代版『芝浜』
とても勉強になりました。
是非、観て下さい。
オススメです!
【2021.10.13観賞】
作中にも出てくる落語シーン
九十九の行動の謎解き
色々な登場人物がお金について、色々と教えてくれるけど、やっぱり九十九の行動が一番心に響く。
最後、お金を渡して、ささっと何処かに行ってしまった行動はどういう風に考えれば良いんだろうか。
中東で皿の弁償代を支払ったらよくしてくれた。お金って人を結びつける手段なんだ。一方で会社を大きくして、会社を売却して大金は得たけど、仲間は金に目がくれんでハングリー精神を無くしてしまった。自分から離れて行ってしまった。何だろうなぁ。金に踊らされるな。俺と同じ失敗をするなかな。
お金と高橋一生!
お金とは何なのか。深く考えさせられた作品。
(原作も読了)投資を始めたきっかけに。
全体的に濃いキャラクターや日常とかけ離れた演出、設定で雑に見える映画ですが、高橋一生の演技には感動しました。どもりの演技からの流暢な落語のシーンは鳥肌ものです。
佐藤健も平凡な役を見事に平凡にこなします。
宝くじ高額当選しないかな❗️🙏
お金の正体とは。
最初に3億円を持ち逃げされた場面を見て、びっくり。は?そんな話なの?
主人公が心配で見ていられない気持ちになり、他の人のレビューを見て、エンディングだけ確認してしまった。お金は戻るようだ、安心して見よう、そう思い鑑賞しました。変なの。
まあ、お金について、なかなか考えさせられる映画ではありました。
しかし、主人公が朝も夜も働き借金を返して家族を取り戻そうとしていたこと自体が全く否定されるものでないのになあ。主人公が3億が手に入ったから、借金返せるから、またもとの家族に戻ろうと話すと、、妻が借金をしてからの彼について触れて、あなたは変わってしまった、私は借金まみれでも年に一度の娘のバレーの発表会を一緒に見れたら良かった。と言い冷淡に突き放すのは、何なんでしょうか?はあ?じゃあなんで、別れたの?意味不明。
そのあたりが全く意味がわからなかった。
変わらない方がおかしいでしょう。生きてるのが精一杯、こんなに頑張ってきたのに
、あなたはどんだけ苦労してるんだ?身なりも小綺麗で全く苦労が見えない。
お金は人を変える、人生を変える。
大事だけれど、お金だけが全てではない。そんなことはみんな知ってる。
お金に翻弄されて生き方や、金では買えないものの大切さを見失わない事。それについて伝えたい映画なんだとは理解しました。そしてお金で買えない家族や友情も。
難しいですよ。お金は。
『雑魚』か『億男』か
『ただで手に入った一万円札はゼロ円』ってすげぇ達観。
宝くじで当たった三億も同じって?
まあたしかにおばあちゃんにもらった抽選券だからね。
それはむしろ子供想いのおばあちゃんの親切心という価値なんだろう。
九十九と一男。
いい二人だ。
お話として足して百っていうのは話作りやすそうだし。
また、高橋一生が吃音の人を上手に演じて、さらに落語になると流暢になる。
ストーリーにはあまり関係ないけど、キャラ作りとして秀逸だった。
暗い顔をさせると佐藤健ははまる。
黒木華は最後裏があるかと思ったが、最後までよき母だった。
人と金の関係をIT企業の旧経営陣四人のそれぞれの考えでもって論じる。
結局お金の正体はわからなかったが。
ただただ「ずるい」、それだけ
映画「億男」(大友啓史監督)から。
お金の価値について、書籍でも何度も目にした、
「変わらないんだよ、お金は使う人が重くも軽くもする」
これだけでは、きっとこの作品を思い出せないので、
大金を手にして人が味わう、周りからの反応を選んだ。
「『ずるい』
10億を手にした時、周りから散々言われた言葉です。
羨ましい、憧れる、私もそうなりたい、
そんな言葉をかけられるのかな、なんて正直思ったものです。
でもまったく、ただただ『ずるい』、それだけ。
あの頃の事はあまり思い出したくありません。
みんな、溜めて、溜めて、使わずに死んでいく。
お金って、あることが重要なの」
「ずるい」ことをして儲けたわけではないのに、
大金を手にした途端、周りからこう言われる。
私は、こっちの一般市民の反応の方が怖い。
少なからず、努力した人に対して、祝福するならまだしも、
「ずるい」という単語を連発する人たちは、何を根拠に
そういう言葉を発するのだろうか。
「羨ましい、憧れる、私もそうなりたい」の裏返しが
「ずるい」と言う言葉の中に含まれているとしたら、
それこそ「ずるい」と言わざるを得ない。
もし仮に自分が大金を手にした時、そう言われることなんて、
考えたことないんだろうなぁ。
うーん
原作読んでいないけど、映画になってかえって間延びしていないか? と思うほどテンポが緩い。「芝浜」を演じるのを挟むなら、なるほどと思わせる挟み方があるだろうに。落語同様、通受けするお話にしてしまったかなあ。
お金を使える人間に
けっこう低めのレビューが多いな、と感じたんですが、僕はまあまあ面白かったと思いました。なかなか体験することのないことが題材になってますから、現実味がどうかという点ではどうかと思ったんですが、話のテンポも悪くなく、お金の使い方やお金に感じる価値、考えは人それぞれであるということを改めて感じました。佐藤健の「お金に振り回されず、お金を使える人間になりたい」という言葉。僕は結構心に響きました。
そして、高橋一生さんのどもる演技ができるのが本当にすごいと思いました。僕自身吃音持ちなので余計にそう思ったのかもですが。笑そのどもるのはなぜなんだろうかというところはちょっと説明が欲しかったかもですが。
共感はできそうにない。
自分が実際に3億円も手にしたらという事を想像してから、観賞始めましたが冒頭のクラブ(?)で散財するとこからもう、あり得ねーわと思ってしまって…これは面白くない(受け付けない)かもと思いながら、そのまま観賞終了でした。
オレだったら、いくらお金の価値や有り難みを身に沁みて考えてほしいとしての行動だしても、3億円持って行方をくらますってのは、もう友人として信用できない。そもそも何でそんな大金持ったまま他人と一緒にいる?まず、借金2700万円だかを返せよ!っていうのも思たし。
見も蓋もないと云われるかもしれないが、宝くじに当たった事ないから分からないんだけど、3億円もの大金すぐに現金で貰う事できんの?銀行側でもすぐには渡さないだろうし。
すいません。そんなん見方してたら、どんな映画でもつまらなくなるわという意見が殺到しそうなのでこのへんでヤメときます。
最後に、好きな俳優さんではないけど、藤原竜也はあーいう胡散臭い役はホント上手いと思った。
意外と思ってた感じとは違かった
「億男」って題名から派手な感じの映画だと思ってたけどそうでもなかった
まぁ、どちらかと言うとほっこりするような映画かなぁ
個人的には出てる俳優さん達の演技が皆上手かったと思う。
特に高橋一生流石だね
道徳的映画
お金があれば幸せになれるのか?お金の価値とは?といった感じのかなり道徳的映画。
実際に宝くじで3億円当たったことがないので本当のところはわかりませんが、どうも共感できない部分が多かったです。特に旦那が3億円当てたのに黒木華さん演じる妻のテンションの低さはどうなんでしょうか。
地上波でやっていたので観ましたが、お金を払って映画館で観なくて正直良かったと思ってしまいました。
お金とは何なのか。について永遠と2時間考えているストーリー。 結局...
お金とは何なのか。について永遠と2時間考えているストーリー。
結局答えにはたどり着きません。答えがないというのが答えだと、解説の方も言ってました。
しかし、それこそ宝くじが当たったとか、そんな人向けの映画?というか、普通に生活してる人にはウーン、と言った内容のように感じました。
胡散臭いシーンも多いです。
面白くはなかったけど、力のある俳優さんがゴロゴロ出てきており、だからこそ面白くなくても見れたのかなと思いました。無駄遣いな気もしますが、結果的に良かったのかな、と。
最後の黒木華さんの笑顔に込められた意味を長々と考えてしまいます。
大金を手にしたからと言って無駄遣いをせず、小さな幸せを見つけられたらいいな、という感じでしょうか。
実際自分も宝くじが当たっても、誰にも言わず、苦労していた点の解消くらいはしたいけど、あとは取っておきたいな、お金があるって安心だな、くらいに思います。
百点コンビ
原作は読んだことはないがマイケル・ダグラス主演の『ゲーム』を思い出した。
主人公にある事を問いかける作品だ。
個人的にオススメなので興味のある方は是非観て欲しい。
億男では金とは何かを問いかけられる。
小栗旬もCMで似た様な事を言ってたな…
紙にインクが刷られただけのこの紙で色んな事が出来てしまう。
最近はスマフォ一つで決済が済んでしまうから久しく札には触れてないな。
さて物語の話をしよう。
物語自体は3億が当たって無くなって探して手元に戻ってと、話は進んでる様であまり進んでいないのだが一男と九十九の関係性や、脇を固める九十九の同僚達のキャラクターが魅力的に思えた。
百瀬
北村さんは、なかなか見られないレアなキャラを演じていたと思う。
こんな北村さんをまた観てみたい。
千住
宗教じみた奇妙なキャラクターだったが藤原くんにあっていたと思う。
十和子
タンス預金もいいけど、火事が起きたらどうするんだろうな?
九十九
旅先で倒れたからといって親友でもなかなかハグはしないだろう、彼の友への想いが伝わってくる。
一男が倒れた時に払った金額が100万、1000万、一億だったとしても彼なら払ったかもしれないな。
彼の純粋さが魅力的だった。
一男
健くんは、もういい歳なので結婚しててもおかしくはないんだが、若く見えるので子供がいるパパ設定は不思議な感じがしてしまう。
一男は九十九を探す中で出会った人達からお金の様々な一面を見せられただろう。
今の彼なら道を踏みはずに残りのお金を使えるんじゃないかな、それもまた九十九のおかげだ。
親友の見本を見せてもらった、まさに百点コンビである。
お金では取り戻せない本当に取り戻したいものが取り戻せるといいな。
平成最後のエンターテイメント映画、になりえるか?
数年前にあるタレントさんが『お金の奴隷解放宣言』と称した
一連の発言が話題となり波紋を呼びました。
わたしはおおむね好意的に受け止めました。言い得て妙だと。
(※この発言の焦点はまた別の所にありますが…)
はたして私たちは、お金の奴隷なのか?
本作『億男』は、そこまでやいば鋭い社会的テーマを描いてはいないものの
【価値観のゆらぎ】や【本当に大切なもの】といった普遍的なテーマに
おもきを置いて表現した作品だと思いました。
お話の推進力も構造も分かりやすく、俳優さんたち個々の演技のメリハリも良く
わたしは素直に楽しめました。
さて、原作者の川村元気さんと言えば
平成の映画会の隆盛の一端を担った立役者であり、時代を築いたクリエイターの雄。
平成映画の顔と言っても差し支えないと思います。
あと半年足らずで平成から新元号に移り変わります。
そういう意味では、この時代の節目にふさわしい映画だったんじゃないのかな?
ですが、もっとエンターテイメント性をより意識したものを想像していたので
わりとシリアスなトーンで構成されてい少々気落ちしました。
原作は未読で言及できませんし
基本的には他の作品も原作と切り離して観るスタンスのわたしですが
欲をいえばもっとコメディー要素を注入して
メリハリとエッジの効いた作品が観たかったかな…
「ない物はないモロッカンストリート」と言われてますが
そんな物で溢れる『生命』の象徴のような場所も
少し離れれば広大な砂漠が広がり『死』の香りがたちまち漂う…
そんなイメージと映画のテーマが交差する時
このお話の本質が見えてくるのだろう。
追記 : わたしが今年、一番ハマった俳優は「高橋一生」さんに決まり!!
次のハ○キルーペのCMはぜひ!藤原竜也さんでお願いします!!
2018/11/15劇場にて鑑賞
ユナイテッドシネマグループの会員制サイトから転載
それでお金から〜♪自由になれるのなら〜♪
ながら見するつもりが意外と面白く、前半はじっくり観た。
百瀬のキャラがもう……良すぎる。キャストみんなが大好きと言っていただけある!
バイカムのメンバーがいい感じによく分からない人たちでよかった。
九十九のどもりもいい意味で自然で、高橋一生さんすごいなと。
あとモロッコパートは全体的に好き。
ただ、九十九がお金を持ち去った理由が結局よく分からず…一男にお金が何かを教えるため?だとしたら、成功者とはいえあなた何様?って感じだし、最後立ち去るときも「?」だった。
借金を背負ったときも宝くじが当たったときも一男を否定していた万佐子が、自転車プレゼントされて喜ぶ気持ちも正直よく分からなかった…。
ので、出演陣は星5つ、ストーリー星1つって感じ。
様々な決済サービスが乱立して、株の売買もネットでできて、ポイントサイトなどもある今の世の中、お金ってほんとになんだろうと思う。まさにバイカムのようなフリマサイトでは、物の価値も本来(の価格)より大きくも小さくもなるし…。
とか真面目に考えながらも、観終わったあとにロトやtotoやりたくなってしまう作品(笑)
ダラダラ流れてたらいつの間にか終わってた
終始主人公が周りのみんなに振り回されっぱなし。周りのみんなが好き勝手ぶっ飛んだ主張をして、それをひたすら主人公が聞いてるだけ。
何かすごく良いことを言ってるようにも思うのだが結局何が言いたいのかわからない。いろんなものを曖昧にしすぎてレベルが高過ぎる。わかる人はわかるのだろうか。
テーマは「お金って何だ」。
みんなして「お金とは」の持論を語りまくる。何か高尚な事を言ってる気がするのだがいまいち理解ができない。
主人公が宝くじを当てて「これで好きなものを買ってあげる!」と言ったら彼女が「あなたは何もわかってない」的な事を言ったのに、最後には宝くじの金で息子の自転車を買ってあげて普通に彼女は喜んでいる。なんなんだ。
全体的にふわふわしていて「何が言いたいのかわからない」という感覚がずっとあったまま終わった。
知見が深い人ならもっと深い何かが見える、のかも?
つまらねー!!! 佐藤健の作品は当たりばっかりだったのになー。。逆...
つまらねー!!!
佐藤健の作品は当たりばっかりだったのになー。。逆に、高橋一生はあまり作品に恵まれてるイメージない。
宝くじ当たってすぐに、他人にペラペラと、、、。そして、持ち逃げされたのに、妻にも話すとか。バカすぎてイライラする。
モロッコまで行く必要あるのか?
お金についての見方が少し変わる
TV番組の達×達に出られていた川村さんのコメントや意見が面白くて、映画を見てみた。
主人公がお金の意味や価値感を、あらゆる人々に出会いながら過去を回想しながら見出していくと同時に、自分もお金の見方が少し変わったようで、観ていて全く飽きなかった。
大金を複数の輩が奪い合うとか、そういう映画と思っていただけに、奪われたお金を通して主人公が自分や親友を見つめ直すところに視点の面白さを感じた。
全く本を読んでいないので、これから今作品や川村さんの他の作品も読んでみたいと思った。
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