億男のレビュー・感想・評価
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もっとうまく作れたと思う
宝くじとは身近で叶いそうだけれど、叶わないものだと思う。この映画は身近だとは思えないまま話が進んで行き、話に入り込めなかった。
ラストはなるほどと思えたし、いいテーマ、いい役者が揃っているのだから、もっと話の組み立て方で面白く出来たと思う
紙様?
何回見ても途中で寝てしまう
自分で決めた価値で生きる
面白味に欠けるが真実味がある
宝くじ3億円当たった主人公が親友にお金を持ち逃げされる話。
■違和感のある内容
宝くじ3億円当たったらどうしますか??
この主人公は3千万の借金がありました。
普通一番先に借金返しません???
借金も返さずに一番最初に親友に相談するっておかしいよね(;´∀`)
■パーティでお金をバラまく。
冒頭のシーンです。
この映画では一番派手な演出で『掴みはOK』的なことなんでしょう。
これがなければ話も進みませんしね・・・。
でも借金してる男がこんなことする???
バラまいてる暇あったら借金返しなさいよ。
一男というキャラはそんなにバカって印象もないんですよね・・。
ご都合主義に見えましたが『魔が差した』『気が大きくなった』
・・で済ますべきなのかな。
■名前にヒントあり。
一男(1)と九十九(99)=お金の正体(100)
登場人物が変な名前多いな・・って思ったら、そうゆうことだったのね(;´∀`)
■貴重な北村一輝さんが見れる
胡散臭さ全開の百瀬を演じる北村一輝さん。
正直誰か分からなったですww
キャラの濃さが引き立ってて魅力的でした。
■落語「芝浜」が全て。
落語は全然知らないんですけど、
この映画は「芝浜」になぞられた内容だったんですね。
良い落語ですね~。落語に少し興味を持ちました。
■お金について考えさせられる映画
映画としては面白味に欠けますが
じっくりお金について考えさせられる良い映画ではありました。
自分にとってお金とは?幸せとは?
・・と考えるきっかけになる映画ではありました。
最初の10分くらいを見ると、お金の奪い合いみたいなギラギラした映画...
主人公が借金をちゃんと返せるかどうかがひたすら心配だった。
いやもう↑これですね。
私はずっと、主人公の借金の心配してました。
小市民としては、「3億あてたならまず3千万返せよ~!友達に会いに行く前に!すぐに!!」という思いでいっぱいでした。
で、大きな借金があるのに「お金の勝ちとはなんぞや?お金で買えないものもあるんでない?」みたいな話になりだして、確かにそりゃあるけどさ、3千万円の借金があってそれが返済できるならまず返済に使うでしょ!という事ですよね。
だから「えっ…もしかして主人公、意識高い系になっちゃってこの3億円もやしちゃったりしないよね??お金なんて紙くずと一緒!愛はお金では買えない!!とか言い出さないよね??とりあえず借金返すよね??」ととても心配になりました。
あとさあとさ、主人公が奥さんに「何でも買ってあげる!!」と言って、奥さんが「あなたは変わってしまった…」とか言ってたけど、はっきり言って、主人公変わってないです。
だって奥さんと別れたのも借金が原因ですよね?借金が大きすぎて、バレエなんか習わせられない!って思っちゃったんですよね、主人公は。その気持ち分かります。3千万なんて大きすぎます。
むしろ、3億円あって若い女も家も買い放題なのに真っ先に「これで家族と暮らせる!奥さんと娘に何でも買ってあげられる!」って思うの、相当まともだと思います。
それまでず~っとお金で苦労してきたから、「お前たちに何でも買ってあげられるよ!もう我慢させないから!」ってなっちゃうの、普通だし健気ですよね。
とにかく冒頭から言いたいのは、とりあえずそれで借金返して!という事です。
あと、家族の為にお金を使いたいというのもすごくまともです。
主人公は友達の所に行くべきじゃなかったんだと思います。最初から。
普通に借金返して、残りは貯金して、奥さんと娘を迎えに行けば良かったと思います。
高橋一生・・
面白かった!
もしも、3億円が当たったら。金に翻弄される男と、金の重みも軽さも知る男の物語
金言に近いセリフが時折出てくる。
”お金の重さは常に1グラム 使い方で重くも軽くもなる” By 九十九(高橋一生)
”お金に心奪われた瞬時から、本当に大切なものを見失う” By 一男(佐藤健)
学生時代に フリマアプリ会社 バイカム を立ち上げた九十九とその仲間達のその後の生き方が強烈である。
・怪しげなセミナーを主催し、千住(藤原竜也 流石の演技)
・専業主婦として慎ましく暮らす振りをする、安田(沢尻エリカ)
・3つの会社を経営する億万長者、百瀬(北村一輝)
この3人のキャラが立っていて、引き込まれる。
が、落語好きには、途中から落ちが分かってしまったのだなあ。
けれど、それが分かっていても充分面白かったですよ。
<2018年10月22日 劇場にて鑑賞>
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