「末恐ろしい」響 HIBIKI U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
末恐ろしい
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別人だった。
アレは誰だ?
全く裏側が見えなかった。
カリスマとでも言えばいいのか?監督の演出の果てにあのキャラが出来上がったとは到底思えず…15歳?物怖じしないにも程がある!
鮎喰響という強烈なキャラの恩恵はあるものの、欅坂のセンターでいる時の片鱗すらない。よく知ってる顔だ。何度も見てる。でも…アレは誰なんだ?
名だたる役者陣が巻き込まれていく様が見てとれる。海千山千の演技者達が嬉々として自らをさらけ出していく様が。
それほどか?それ程なのか?
彼女を目の前にすると、下手な小細工など消し飛ぶ程なのか?
誰しもが、全力で打ち当たらねばと覚悟をする存在なのであろうか…信じ難い。
中でも北村有起哉、小栗旬、野間口徹、柳楽優弥とのシーンはどれも良くて、北村氏や小栗氏に至っては芝居の境界線すら曖昧な程であった。アレを引きずり出したのが平手氏かと思うと、ゾッともするんだけど…あぁいう間合いこそが役者の醍醐味でもあるだと思う。
物語はセンセーショナルな幕開けで、後半にガッツリ盛り上がりもする。
演出も結構攻めてる。
蹴飛ばしてるし、パイプ椅子で殴るし、ビンタの応酬だったり…おおよそアイドル映画とはかけ離れてる。
だが、それでも、響=平手ではなかったら、ここまでの作品にはならなかったような気がする。
北川氏には荷が重い役所だった。
アヤカさんは好演だった。
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