未来のミライのレビュー・感想・評価
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平均星2.6ではあるが
レビューの平均が2.6の映画ですが、こうなるのには2パターンがあり得ます。
一つは、全員2.5付近をつける場合。もう一つは、0に近い評価と5に近い評価に二分される場合。
前者は駄作なことが多いですが、後者は名作なことが多いですね。名作というのは全員が全員面白いと思う王道な映画(全員星5)のパターンと、このように賛否両論なパターンがあるのでしょう。限定された人にだけ刺さる、尖った名作もあっていいんじゃないでしょうか。
ただ、声優だけは賞賛のしようがありませんでした笑
子供の危険を顧みない家に住んでいる両親
あんな危険な家、急な階段ばかりで角が多い家、柵とかもなんもない家に幼児と赤ちゃんを住まわしている両親って。。。
しかも、制作陣はそれを分かっていたと思うバーバのセリフ「建築家と結婚するとこんな家に〜」の一言だけでその不自然感を拭おうとしているのには絶句。
感動した
前評判があまりにも悪かったので期待しないで行ったら、かなりハイレベルで良い作品だった。くんちゃんを中心に人の成長というテーマがわかりやすく描かれていた。くんちゃんが不思議な世界に紛れ込む瞬間もドキドキしたし、過去の人たちと現在の人たちとの繋げ方もうまく描かれていたと思う。
そして、とにかく映像が秀逸を極めていた。さすが細田監督という感じで、きれいな部分と怖い部分、幻想的な部分にそれぞれ異なるテイストを使っていて、世界観の広がりを感じた。始めと最後のテーマ曲は言うまでもなく、作品によくマッチしていた。私の中ではヒット作。
好きくないじゃないじゃないじゃない・・・
賛否両論分かれていた作品ということもあり、そこまで期待値を過剰に持つことなく鑑賞。
そのせいもあってか、そこそこ楽しめました。
自分の世界と他人の世界、その境界を徐々に認識し、自分の道理だけを通すことはできないことを学んでいく主人公の姿に感動。
これは、子どもだけでなく大人も大切にしないといけないことだなと改めて感じました。
ただ、個人的には、独身であることと実の親とあまり良い関係を築けていないということも合間って、「子どもの成長って素晴らしいよね!」、「1つ1つの積み重ねが今を作っているんだね!」といったメッセージの押し付けに思えたところもあり、その部分は好きくないです。
むしろ、子どもって人生ってこんなにめんどくさかったっけと思ってしまいました。
他方で、いつまでもくんちゃんのように自分の都合丸出しで生きていく訳にもいかないので、勇気を振り絞って親に連絡してみようと思わせてくれた事は良かったです。
好きくないと好きくないじゃないの狭間を行ったり来たりする作品でした。
見る人の背景(特に、子どもが欲しいか、好きか、いるか)によって、ストーリーの捉え方も大きく異なってきそうです。
ぜひご覧ください。
なかなか苦痛
細田監督で大好きな作品群があるので今作も期待して観にいきました。が…
期待した故に酷評書かせていただきます。
過去の栄光で細田守監督という名前だけが一人歩きした結果、動員はあってもつまらない作品…と言うのが正直な感想。逆説で過去作品に関わった脚本家の奥寺佐渡子さんはすごく天才なんだなぁとも改めて思わされた。観る側の思考をコントロールして作品を構成するのと個人のエゴで思いつきを並べるのとではこんなにも差が生まれてしまうのですね。
個人的に納得いかないのは4歳児の声の違和感(大人過ぎる)。前半1時間は一体何を観せられてるのかイライラ。1つ1つどうでも良い小さな茶番劇も導線文脈なく観客置去りで唐突。寝ちゃった観客を無理矢理起こす仕掛けなのか途端に意味不明な爆音で更にイライラ。後半どうなるかなと多少なりとも期待したものの当たり前なことをセリフのみで語る。え?ってなった。トータル「あ、浅い。」の一言。苦笑
タイトルは“未来のミライ”?
いや、“ボクくんちゃん”
でいいと思った。
細田ファンにしか分からない
デジモンから…相当昔からの細田ファンじゃないとあまり好きではないのかな〜と思います。
自分は演出、音楽、キャラの絵、カメラワークとか…話もテーマをとてもストレートに伝えていてとても大好きです。
好みが分かれると思います…。
下書き
ミライはお兄ちゃんのことが心配だしすき
くんちゃんはミライと遊びたいけどまだ自分のさみしさとかの方がつよかった時期。
お母さんもお父さんも手探り
お父さん建築家ボルボ乗ってる、でなんとなく性格があらわされてる
KP角目後期、FFジェミニ初期ってことは昭和から平成に変わるころ
馬、戦後、BMW R68あたりがモデルかな?まだR50やそのコピー版国産はない頃と思う
ゆっことゆっこのお母さん
山下達郎
こういう映画作りたい!っていうのは伝わってくるんですが、話の展開が...
こういう映画作りたい!っていうのは伝わってくるんですが、話の展開が唐突過ぎて入り込めない感じがあった。幼少期に起こる現実と非現実混雑世界にしては世界観が定まってないというか…。意外とクレヨンしんちゃんでこの内容で作ったら面白かったかもしれない。
CMと内容が違いすぎる
未来のミライちゃんがほとんど出てこないし、冒険モノでも無いです。そしてストーリーは間延びしていて、盛り上がりに欠ける印象がありました。
また、自分自身に妹がいたため主人公の4歳の男の子に共感してしまい、ただただ辛い気持ちになりました。
4歳の子供が妹の登場で、今まで注がれていた愛情を失い、自信を喪失しています。自分の事を「かわいくない」とまで言わせる両親には問題があるのではないでしゃうか?
親は眠っているくんちゃんに向かって「宝物」と言っていますが、誰一人として起きている状態のくんちゃんに向き合っていない。それをそのまま、相手に伝えることは出来なかったのか?
自分が宝物だと思っていれば、相手がどう受け取ろうと蔑ろにしていいのだろうか。
最初はあんなにミライちゃんを可愛がろうとしていたくんちゃんが、ミライちゃんを拒絶するようになった原因を誰も考えていない。
時間の移動は愛情不足からくる妄想だと言われた方がしっくり来ました。
壁にあたり、かと言って現実世界では誰も何もくんちゃんに向き合わない。親の関知しない妄想の世界でアドバイスを見つけ、それで乗り越える。
にも関わらず「お父さんが応援してくれたから」と勝手な解釈をして、くんちゃんが不満を抱えていることにろくに気が付いていない両親。しまいには「そこそこよくやっている」とまで言ってしまう。
4歳の子供に、なりたくてなった訳では無い「兄」である事を押し付ける周囲の大人にイライラしました。
東京駅の描写では、くんちゃんは「ミライちゃんの兄」というポジションでしかアイデンティティを認めてもらえなかった。兄と認めないと、お前はずっと一人だと脅されてすらいる。
現代の「個人を尊重する」という価値観には即してないのではないかと感じました。
「今までのみんなが居たから今の自分がいる」なんてまとめられても、だから誰も自分の事を見てくれなくても我慢しろ、としか受け取れなかった。こんな理由で納得ができる人がいるんでしょうか?
血縁さえ繋がっていれば、どんな行為でも許されるのでしょうか。
これも現代社会には合わない、古い考え方だなと感じました。
ただひたすら、お前は兄である、妹に全てを譲り、全てを我慢するべきだ、という事を押し付けられた時間でした。
現代の育児、血縁主義に問題提起する、という意味ではいい作品だと思いますが、CMとあまりに内容がかけ離れていると感じました。
アニメの可能性を拓く一歩
新しい挑戦をした細田監督と、この作品を絶賛せざるを得ない
こんな挑戦的な映画が夏休み映画としてシネコンで上映されていることが、どれだけ幸せなことか!
異常さを、その一言で切り捨てずに味わうと、本当に奥行きの深い素晴らしい作品だと思います
子どもの反応も併せて視聴してください
これは「映画」です
そして親とその子どもが映画館にいることが前提の映画です
決してDVDスルー&地上波放送なんてヌルいことを言わずに試しに夏休み期間中に映画館で観てください!
バブって
言うほど子供やない、クモンいくほど大人やない!
ただの…
声 変やったな!
違和感 て この事ゆうんやな(確かに)
それ以外は普通に楽しめた。
ファンタジーやし、
もっかい見たい…感じではない。かな
2018-81
見た目は子供、頭脳は大人、その名は!
すみません、普段のわたしなら絶対見ないであろうタイプの映画です。
がきんちょ苦手、主題歌を歌う方がどーしても苦手(すみません)、くんちゃんの声の子も苦手(お姉ちゃんは大丈夫やねんけどなぁ)という……ほんとすみません。
なぜ見たかというと、同僚がこの映画見たという話を何回かしとるうちに、金曜日の退社前に、見たら感想教えてください✨✨とさわやかに言われたんです。こら。
始まってすぐ主題歌が流れて、あ、やばいと思ったんですが…
でも、思ってたよりは楽しめたし、そこまでイライラもしんかったかなぁ……まぁイライラしますけど。アニメだから耐えれるのかもしれない。
それより、くんちゃんに違和感。
4歳児とは思えない語彙力(わたしのほうがボキャ貧)、あとみなさんおっしゃるように声が合ってない。完全に大人の女性。
その違和感がずっと続くので、それがすんなり受け入れられればもっと楽しめたと思います。
タイトルから、未来のミライちゃんがずっと生活に入り込んでくるかと思いきやそうではなく、くんちゃんが登場人物の未来や過去にタイムスリップしていく話。
そういうことを伝えたいんだろうなということがまんまでしたが、それはそれでよき。
この監督さんは、『マトリックス』みたいなアレ(あの黒い背景に緑の文字が並ぶやつ)、のようなアレ(4歳児に負ける語彙力のなさ)が好きなんやなぁと思いました。前もあったよね?
あと、『君の名は。』でもそうだったけど、普段乗ってる電車とかがアニメで出てくると、こんな興奮するのなんでやろ、鉄ヲタでもないんに🤔
あまりに斬新。生き生きと「今」の貴重さを描く。
1人の甘えん坊の男の子が頼れるお兄ちゃんになって行くまでの苦しい苦しい過程を、細田監督らしい現実とファンタジーを行き来する展開で生き生きとした映像で描いています。
くんちゃんの生きる現在から急にトリップして、過去の自分の家族に出会い、そのたびに1つずつ、くんちゃんはいっちょまえの男の子への階段を登っていきます。そして自分の今が、過去の様々な人の小さな選択でできた奇跡的なものだということを学びます。
相当に斬新でファンタジックなストーリー展開が、観る方によっては支離滅裂に見えてしまってこのような評価の二極化を生んでいるのだと思います。しかしこのファンタジックさ、色鮮やかさがこの作品にこの上ない生命力を宿らせているように僕は思います。
家族1人1人どの目線で見ても成長物語であるだけでなく、普段無意識のうちに感じてしまっている自分の選択なんて大したことじゃない、自分の人生なんて小さくつまらないものだ、という思いを強く美しい映像世界で鮮やかに払拭してくれる素晴らしい作品でした。コメディ的な要素も秀逸で、劇場でくすくす笑ってしまいました。
「今から嫌と言うほど一緒にいるじゃない。」未来のミライちゃんのその台詞に、今すぐ家族に会いたくなりました。
バケモノ、オオカミの細田守とは思いたくない作品
バケモノの子とオオカミの両前作は物凄い感動して何度も見ています。
が、
この映画ははっきり言って今期最低の映画です。0点に近い。主に以下の点から。
・主役のくんちゃんの声優が浮いてる。
⇨4歳の子供らしさがゼロ。一言目から違和感で内容に入っていけません。
・未来のミライちゃんではない。
⇨くんちゃんのタイムトラベルです。
・セリフや言動がおかしい。
⇨どんな描写でどんなことを表現したいのか不明なセリフと言動が多すぎ。
・映像技術は100点、脚本0点
⇨映像技術は素晴らしいですが、無駄遣いです。展開がはやいのか、主人公が精神的不安定だからなのか、ストーリーの脈絡が0に感じます。
・気味が悪いシーン多数
地下のシーンは意味不明です。自我の確立?を表しているのでしょうか?どちらにせよ、気味が悪いだけです。
不思議な冒険で描かれる、温かい家族の物語。
【賛否両論チェック】
賛:不思議な冒険を通して成長していくくんちゃんや、子育てを通して本当の親になっていく両親の姿が、微笑ましくて温かい。過去や未来が巧みに交差して紡がれていくストーリーもステキ。
否:展開はかなりファンタジー要素が強く、理屈で理解は出来ないので、その辺りの好き嫌いは分かれそう。小さい子が怖がりそうな場面も少しだけある。
両親の愛情を妹に取られ、閉口するばかりだった甘えん坊のくんちゃんが、数々の不思議な冒険を通して、次第にたくましくなっていく様が微笑ましいです。そして冒険のことは知らずとも、そんなくんちゃんの成長ぶりに目を細めつつ、自分達も子育てに悪戦苦闘しながら、少しずつ親として成長していく両親の姿も、また感慨深いものがあります。
また、このお話の中でもう1つ印象的なのは、過去や未来を繋ぐ「家族」の物語であるということです。くんちゃんが冒険の中で出逢う、自分が生まれる前の家族達や、未来の妹。彼らの存在や言動を通して教えられる「小さな出来事の積み重ねで未来が作られていく」という様子も、また心に残ります。
ファンタジーなので理屈で観るのではなく、家族で色々な感情を共有しながら観たい、そんな作品といえそうです。
意味がわからない
正直言って映画にするまでの内容でもなかった気がします。映画は何かテーマがあるものなのに、そのテーマが全く伝わってきませんでした。そして疑問に思うところが多すぎて映画中も見た後もずっともやもやしていました。まず、同じ場所に同じ人が2人同時に存在することはない的なことを言っていたにもかかわらず、駅でくんちゃんと未来のくんちゃんが同時に存在していました。お雛様をしまうくだりは本当に必要だったのかも分かりません。みらいちゃんの痣もおおげさすぎます。ゆっこが人間になったりくんちゃんな犬になったりする意味もわかりません。その場面いる?というところが多すぎでした。大きな木に突っ込んでいって色々な人の過去を見るところでゆっこがお母さんと土手に座っている場面で少女だったのが1番の謎でした。ゆっこは結局男なんですか女なんですか。1人で作ったの?と思うくらい矛盾している点がたくさんあります。時間とお金の無駄でした。
面白いというより感慨深い
ここの酷評見てどんなしょうもない映画かと思って観に行きましたが、個人的にはかなり楽しめました。
ここの感想が二分化されているのを見ると人によって感じ方に凄い差が出るようで。
別に何かを説法のように説くわけでもなく、当たり前の事を色んな手法で表現していて、なかなかアニメの良いところを思いっきり使った感じがあって良かった。はっきり言って考えに考え込まれていて無駄がないなぁと。
ただ当たり前の事なんだけど、忙しい?日常と繰り返される毎日?によって忘れるというか、考えなくなるというかそんなものを掘り起こされた感じで、一種の癒しに近いと感じました。
今はもう亡くなった祖父母達に愛されていたから?かはわからないけど他の方達と違う感じ方が出来るのはやはり愛されていたからかな?と、ふと今更感謝している鑑賞後でした。
あ、最後になりましたが毎週山下達郎さんのラジオも聴いているので最初から最後まで楽しめました。
この映画を製作していただきありがとうございました。
家族の繋がりを再確認😊
皆さんのコメントに、くんちゃんの声について書かれたものが多かったことを知っていたせいか、「あ、なるほど」と思いましたが、時間が経つうちに違和感はなくなりました。
今現在ある自分は、繋がりと先人の積み上げでできていることに改めて気づき、途中で涙がこぼれてきました。
派手さはあまりないのかもしれませんが、良いストーリーだったと思います。
全789件中、361~380件目を表示