未来のミライのレビュー・感想・評価
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リア充が楽しむ映画
この映画、主人公が過去に何回か行き、素敵なご先祖様に会い、自分のルーツを知り、成長するって話だと思うんだけど、世の中、こんな素敵な過去を持ってる人間だけではない、と思った。両親から愛されなかった、とか。自分は避妊に失敗したから生まれただけ、とか。自分の親や祖父母に、犯罪者が混じっている、とか。振り返りたくない過去を持ってる人間も、この世には少数でも、いるはずだ。そういう人間からすると、くんちゃんは、素敵な過去、ルーツがあって、すごいね。うらやましいね。という感じである。この映画を面白いと感じるのは、自分の過去を振り返っても、明るい気持ちになれる、幸せな人間、リア充だけだと思った。また、この映画には、過去から未来に、自分のルーツをつなげて行こう、みたいな描写があったと思うが、LGBTの人がこの映画を観たら、どう思うだろうな、と思った。別に自分のルーツ、血縁をつなげる、子供を残す事だけがこの世にある幸せではあるまい。他の生き方だってあって良いはずだ。もし、くんんちゃんが、自分の血縁を残す、子供を作る、以外の人生を選んだら、例えば仕事が楽しいので、子供を作り育てる時間がもったいない、とか。そうなったら、この映画に登場する両親は、くんちゃんに、自身のルーツはつなげなければいけない。子供は作らなきゃいけない。と言って、無理矢理、そういう人生を強要するのだろうか。世の中、もっと多様な生き方とかがあっても良いのではないか。何だか、ものすごい古い倫理観、家族観、で作られた映画だなって思った。
予告はおもしろそうだったが
予告がおもしろそうだったので
こども2人連れて観に行った。(小学生 女)
こどもの感想は
「つまらない」
「雛人形片付けるところが面白かった」
「この監督の絶対行かない」
私個人の感想は
「金と時間を返せ。もう映画つくんな」
それ程悪くない笑
って言うレビューもどうかと思うけど、そんな酷評するような内容ではないです。
確かに「ん?」と思うシーンもあるにはあったけど、ちょっと冒険しちゃったのかな、という感じです。
酷評の人たちはバトルシーンが無いとダメな駄々っ子なのかな。くんちゃんみたいだね。
あと上白石に関してはまぁあんなもんじゃないの。
絵本を読むような感覚で観るべき
分かりやすい善悪とか、大掛かりな盛り上がりとか、カタルシスあるオチとかがないと認められないんでしょうか。
これは、誰しもが通過してきたはずの、とてもシンプルな自己確立の物語だと受け取りました。
大風呂敷なスペクタクルを期待すると、肩透かしをくうかも知れません。
要素を削ぎ落とし、ミニマムなエピソードを連ねることで、テーマを分かり易くしていると感じました。
絵本を読むような感覚で観るべき作品なのではないかと思います。
1回観ただけじゃ分からない
1回観ただけじゃ分からない事だらけなんで、何回か観た方がいいと思うけど、また観たいとも思わないんで謎のまま終りそう。
取り敢えず登場する家族を暖かい目で見てあげると観やすいと思います。
くんちゃんの声に違和感。
4歳児の声が、大人の女性の声だった。第一声で引いた。
母と子が、両方とも大人の女性の声なので、寝息などは、どちらの声か分からない。
くんちゃんの自転車の練習シーンは、子どもを演じるわざとらしい声で、更に引く。
監督は、この声の若い女優と仕事をしたかったのだろう。とさえ思わせ、主題の家族の愛さえも嘘くさくなった。
くんちゃんの声がかわいい男児だったら、映画が生きたかもしれない。
円形の系統樹
お盆休みで子供たちは実家へ。
わたしとカミさん二人はレイトショーの映画館へ。
まったく予備知識ゼロで期待せず、「未来のミライ」を観てきました。
ポスターとかで勝手に入り込む先入観も吹っ飛ぶいい作品でした。
こういう見せ方好きだなぁ。
家族を俯瞰するような世界観。
またアニメで泣いたよ。
魂には時間も空間も超えて、いろんなものとつながることができる。
そのワンシーンに出てきた円形系統樹。
すべては大いなる源である中心でひとつになる。
家系図とか系統樹は一見して分離を深めるかのように見えるけど、円形の進化系統樹のようににすると外側に広がる無限の世界を感じられ、多様性でありながら大きなひとつだとわかる。
それをさらに立体の3次元(実際の宇宙は4次元だけど)にするとトーラスとなって、はじまりもおわりもない無限の世界を認識できる。
過去も未来も、すべてはこの現在である今のわたしであるということを思い出そう。
4歳児のくんちゃんのもとに帰ってきたお父さんとお母さん、そして生ま...
4歳児のくんちゃんのもとに帰ってきたお父さんとお母さん、そして生まれたばかりの妹ミライちゃん。お父さんもお母さんもおじいちゃんもおばあちゃんもみんながミライちゃんに夢中になってしまったことが気に入らないくんちゃんはオモチャを散らかしたり、ミライちゃんを泣かせたりするがただ怒られるばかり。そんなつまらない毎日の中、くんちゃんのもとにセーラー服を着た女の子が現れる。
どこまでもピュアでキュートな『おしいれのぼうけん』みたいな箱庭アドベンチャー。妹が出来たことで世界が根底から変わるという話がイマイチピンとこないのはオトナ目線で綴っているからで大の大人達が4歳児に講釈を垂れる、終始くんちゃんを見下ろしている感じが気に入らなかったです。声優陣にベテランの役者を配しているのも説教臭さに拍車をかけていて非常に気持ち悪い。とにかくセリフに重きが置かれて過ぎていて画に魅力がないのは本当に残念。4歳児のルサンチマンはこんなもんじゃない、正直甘い。決してつまらない映画ではないですが子供の心理に対する無理解が鼻につく作品でした。くんちゃんが迷い込む東京駅のホームに現れたブラック新幹線だけはカッコよかったです。
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