「美しいアニメーションとツマラない脚本」未来のミライ るるさんの映画レビュー(感想・評価)
美しいアニメーションとツマラない脚本
背景は全て美しく、登場人物たちのアニメーションは全カット超滑らかに動きまくります。
更に、サウンド面でも一貫して繊細かつリアルな音。特にマルチチャンネルの作りこみはとても迫力があり大変感動しました。
この作品の絵と音は監督とスタッフ方達のとてつもない情熱が込められていました。
脚本に関してはぶつ切りの短編アニメを継ぎはぎしたようなツマラナイ内容です。
その軸にいる主人公の男の子「くんちゃん」は物語の中で終始、駄々こねていただけのくそガキでした。私がこの作品の題名をつけるなら「クソガキくんちゃんの大冒険」がピッタリだと思います。
監督はこの作品を家族の絆やお兄ちゃんとしての成長を伝えたかったのだと思いましたが、私には、なにも進まないストーリと呆れるほど薄っぺらい主人公の成長しか感じませんでした。
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