劇場公開日 2018年7月20日

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「急かされて作った感が否めない、子供しつけ映画」未来のミライ サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0急かされて作った感が否めない、子供しつけ映画

2018年8月26日
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鑑賞。

結論からいうと、
つまらないという事は無かった。
だがもう一回観たいかと聞かれればもう観なくて大丈夫と答える、そんな感じ。

題名にも書いたが「子供をしつける映画」という印象。
親子連れしかターゲットにしていないような感じを受けた。

「何故こうなのか、それは映画を見ているあなたたちが考えてください」というような、
「全てを説明しない」という手法は珍しくない。現に過去の細田作品でも何度かやっている。
だが今作は鑑賞者が考えようがない謎が多すぎる。最低限の世界観の説明が足らなさすぎるので入り込めない。

あとこれはあくまで個人的な妄想だが
細田監督は日本テレビと組んでから
「家族で見れる映画」「健全な映画」を作ることに囚われすぎていると思わざるを得ない。
デジモン、時かけ、サマウォにあった
「鑑賞者、特に若者を魅了するキラキラした何か」が年々薄れていってる感じがする。

新海監督や片渕監督などが一本で一気に躍進してしまったので焦っていると思われても仕方がない出来に思えた。

サイレンス