「何も残らない。」未来のミライ heartailさんの映画レビュー(感想・評価)
何も残らない。
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山下達郎が主題歌を提供していなければ観に行かなかった。まさに「困った時の山下達郎頼み」という感じ。なんとなくそんな感じはしたけど予想通りでした。
自身の子育て経験がネタになっているそうだが、この程度の認識で映画にしてしまう浅はかさに腹が立った。突然の場面展開は安直で、表現力の乏しさを、終盤で祖先とのつながりを伝えるのも取って付けたような流れで、この映画の焦点をどうしたいのか?支離滅裂な感じがした。膨大なアニメーションやCG制作の作業、それなりに時間とお金をかけて出来上がった作品からなにも感動が得られなかったのは悲しい。
平日の昼間の映画館は三分の一も席が埋まってなかったが、途中から激しいイビキをかき続ける男性がいて、周囲も怒るどころか苦笑。眠くなるのも無理ないよ。
細田守という監督の作品は観たことないけど、金輪際、この人の作品は避けるだろう、私は。
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ばんちぃままさんのコメント
2018年12月3日
全く同感です。
細田さんの上のお子さんはまだ4歳だそうです。つまり親として駆け出し。
しかも、この映画の表面的な描き方からもたいして子育てに関わっていないことは明白です。
アフレコの際は、お父さん役の星野源さんに「父親ってこういうとき…」などと偉そうにアドバイスしたそうです。
おいおい、お父さんは監督の分身なのか?
そういう姿勢だから、こんな録りっぱなしのホームビデオみたいな作品ができあがるんだよ。
とにかく、お金を払って監督の自己満足に付き合わされた気持ちでいっぱいです。