劇場公開日 2018年7月20日

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「不思議な冒険で描かれる、温かい家族の物語。」未来のミライ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0不思議な冒険で描かれる、温かい家族の物語。

2018年8月3日
PCから投稿

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【賛否両論チェック】
賛:不思議な冒険を通して成長していくくんちゃんや、子育てを通して本当の親になっていく両親の姿が、微笑ましくて温かい。過去や未来が巧みに交差して紡がれていくストーリーもステキ。
否:展開はかなりファンタジー要素が強く、理屈で理解は出来ないので、その辺りの好き嫌いは分かれそう。小さい子が怖がりそうな場面も少しだけある。

 両親の愛情を妹に取られ、閉口するばかりだった甘えん坊のくんちゃんが、数々の不思議な冒険を通して、次第にたくましくなっていく様が微笑ましいです。そして冒険のことは知らずとも、そんなくんちゃんの成長ぶりに目を細めつつ、自分達も子育てに悪戦苦闘しながら、少しずつ親として成長していく両親の姿も、また感慨深いものがあります。
 また、このお話の中でもう1つ印象的なのは、過去や未来を繋ぐ「家族」の物語であるということです。くんちゃんが冒険の中で出逢う、自分が生まれる前の家族達や、未来の妹。彼らの存在や言動を通して教えられる「小さな出来事の積み重ねで未来が作られていく」という様子も、また心に残ります。
 ファンタジーなので理屈で観るのではなく、家族で色々な感情を共有しながら観たい、そんな作品といえそうです。

映画コーディネーター・門倉カド
2018年8月4日

>巫女雷男さん
ありがとうございます!!(#^.^#)

映画コーディネーター・門倉カド
2018年8月4日

「ファンタジーなので理屈で観るのではなく」が凄く共感しました。

巫女雷男