劇場公開日 2018年7月20日

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「傍観者の育児感?」未来のミライ sora78aoiさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0傍観者の育児感?

2018年7月30日
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難しい

夏休み家族揃って楽しめる映画との宣伝でしたが
育児の分担を問題提起する物語?

そこだけはリアルでしたが、実際この作品を作った方自身が、育児にしっかり関わっているのかとても疑問です

家の作りに段差が多い、注文住宅なら子供がつまづかないようにバリアフリーに限り無く近付けるのが主流だと思うのですが

テレビ台の角、家具の角にはスポンジを貼り付ける位に気を使います、間違い無く頭をぶつけますから

赤ちゃんに物をぶつけるなど殆ど有り得ません、赤ちゃんに対する親の行動を見て、とても弱くてお世話しなければいけない存在とちゃんと知っています、4歳児をナメすぎです。

主人公のくんちゃんはぶつけてしまうくらい幼い感情の子供なのに、この後起こる不思議な出来事に、成長の過程もすっ飛ばして謎の適応力と順応性を見せます。

いくらファンタジーとは言っても、違和感を感じさせないそれなりの整合性は絶対に必要です

夏休み、家族で見るには忍びない、育児や家事の女性側に立った問題提起作品をアニメで?と思いきや
セーラー服を着た未来の妹が、行き遅れを心配して雛人形を片付けに来るのはどうでしょう?

もう女性が結婚を人生の最大目標にしている時代でも無いはずです、未来では更に。

何だかチグハグです。

特にリメンバーミーをビデオで見た後なので訴えるものが、感動が、感じられ無かった。

伝えたかったテーマは同じ「家族愛」だと思うのですが、その差に愕然となりました。

メディアが絶賛する作品で、日本を代表する監督だからこそ口惜しい。

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sora78aoi