「4歳児の見る家族とその日常」未来のミライ 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
4歳児の見る家族とその日常
まずOPの山下達郎が作画とマッチしており、実に心地よいです。
そして今回も音楽がとても良かった。
作画も丁寧で、子どもの動きなどもよく表現できていました。
強いて言えば、主人公くんちゃんの声が少し気になってしまった事ですかね。
声といえば、福山雅治が良かったです。その役所もあるのですが、とても印象に残りました。
物語は家族のお話。平坦ながらもその一つ一つが奇跡のように繋がって出来ている命や家族、そのあり方をゆっくりと映し出しています。
「時かけ」や「サマウォ」を期待していくとすごい肩透かしでしょうが、そのテーマはとても暖かい作品です。
観ていると「なんで?」といった場面がいくつかあるのですが、逆にそのフワフワとした設定や事柄も全て「くんちゃんの視点」なのでしょう。
4歳児の見え方であり、世界であり、感じる事柄。そんな視点で家族とその日常を描いた作品でした。
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