「主役の声なのに、何コレ?」未来のミライ ロンロンさんの映画レビュー(感想・評価)
主役の声なのに、何コレ?
この作品は完全に主役声優のキャスティングミスですね。主役のくんちゃんの声に最初から最後まで違和感しかなかった。何故、幼児の声にしっかりあった声優を使わなかったのか不思議でならない。アニメのキャラクターの印象である声の表現は大切な要素のはずなのに、演出力の下手さ以上に声が幼児と感じない不幸な仕上がりとなった。それで映画で伝えたい事の大半が失われたと思います。家族を形作る前提となる自分と身内との切っても切れない繋がりに目を向ける事の大切さは理解できるが、説得力はガタ落ちですね。私は還暦を超えた老人ですが、この作品は鑑賞者の年齢や経験、立場により評価が分かれるでしょうね。
絵も綺麗、音楽もいいのに本当に勿体ないです。
ブルーレイ化するならば、くんちゃんの声だけ変えて再編集するべきだと感じます。細田監督の作品だと楽しみにしていたが残念でならないですよ。
コメントする