「話がつまらない」未来のミライ ワイナオ@フロワク@映画おじさんの風呂が沸くまでさんの映画レビュー(感想・評価)
話がつまらない
単純に言って話がつまらない。
細田守の単独脚本は前回のバケモノの子に続いて二度目だが前回も今回も説明過多な部分と魅せる部分のバランスが悪く、流れが良くなくて乗れない。
テーマがいいからといって話が面白くなるわけではない。
一回一回エピソードが分断されてその度に気持ちが切れてその度に設定を確認しなければならず、乗り切れない。
演出もテクニックに頼り切ったもので話にあっているとは思えない。
既視感のある演出テクニックを使ってはいるが、話の印象に残るような使われ方をしていない。
時間の流れをカメラをパンすることで表現、動物擬人化による四つ足走法の作画、異次元移動のCG表現など過去ファンなら知っている演出の棚卸のような感じ。
くんちゃんの動きは「崖の上のポニョ」の宗介を意識したかのようなのこだわりがあり、丁寧に丁寧に表現されていてこれは見どころ。
時をかける少女、おおかみこどもの雨と雪をマイベストにしているワタクシとしては、3年に一度と言わず、5年で3本くらいのテンポで原作モノをしてほしい。
3年に一回の細田祭だと物足りないので。
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