劇場公開日 2018年5月26日

  • 予告編を見る

ファントム・スレッドのレビュー・感想・評価

全130件中、41~60件目を表示

3.0キノコブームきてるの?

2019年1月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

コッポラの『ザ・ビガイルド 欲望の目覚め』観てすぐだからか、昨今の暗い恋愛モノはキノコがブームなのかと…そんな事ないよね。不安になる。

オートクチュールの仕立て屋で超絶完璧主義者、パートナーは作りませんて主義のレイノルズがウエイトレスのアルマを見出し、側に置き始めてから日常が狂ってゆく…みたいな前情報で観てたけど、アルマが異常ってわけじゃないんじゃ、というのが感想。あんな扱いされたらそりゃキノコもブチ込むわ。最初からレイノルズはアルマに優しかったわけではないので、アルマがあんなに惚れてしまうのは疑問に思ってしまったんだけど、今までひっそりと暮らしてた田舎者の女性がお金持ちの男にあれだけ丁寧に扱われ華のように飾られたら気分も舞い上がるね。

静かで上品な音楽と裏腹にあからさまな男と女のマウントの取り合いが泥々して面白かったけど、わかりづらいあのラストにはちょっと納得いかなかった。未来を妄想しておしまい?

コメントする (0件)
共感した! 1件)
幸ぴこ

3.5共感しきれない愛の形

2019年1月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

the職人といった性格の主人公レイノルズと、彼に見いだされた片田舎でウエイトレスをしていたアルマの恋愛物語。どこか異常で、狂気じみた、純愛とは言いがたい不思議な作品でした。

レイノルズとアルマの出会いは、唐突で、かなり淡白ではありましたが、なんとなく双方の感情には理解できる部分がありました。
しかし、ふたりの関係が進んでいくにつれて、どうにもレイノルズの行動で腑に落ちないところが目立つようになっていき、最終的には、彼の考えがすこしもわからなくなりました。彼が急に、ボケ老人になってしまったような感じがしました。

「恋なんて、いわばエゴとエゴのシーソーゲーム」と有名なバンドマンが歌っていますが、この映画は、まさにそれを映像化したような作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ユージーン

3.5ダニエル

2018年12月17日
iPhoneアプリから投稿

コートの脱ぎ方。身のこなし。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
pigeyes

3.5引退宣言撤回希望

2018年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

ギンレイホール二本立て鑑賞。

ダニエルさん、本当にこの作品で引退しちゃってイイんですか?
主従関係の逆転をジリジリ見せるポールさんの演出力は流石だし、毒女に精気・正気・才気を奪われていくダニエルさんの演技も、そりゃあ素晴らしいです。
でも、代理ミュンヒハウゼン症候群のような歪んだ愛のオチは、どうかと思いますけどねぇ...
前言撤回スレッドも、誰も文句は言いません。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
旅するランナー

3.5稀代の天才俳優、衝撃と完璧なまでの幕引き

2018年11月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

難しい

現在の映画界で最高の演技派俳優と言えば?
ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジャック・ニコルソン、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット…。
多くの名が挙がり、勿論全員が最高に素晴らしいが、自分はある一人の俳優の名が真っ先に思い付く。
ダニエル・デイ=ルイス。
凄まじいまでの役作り。映画出演本数は他の役者と比べてそんなに多くはないが、一作一作ごとの入魂名演。男優では最多であるオスカー主演賞3度…。
演技派、名優の域を超え、孤高で、何か一つの頂きに達している感さえする。
そんな稀代の天才俳優の引退作。
大トリを請け負うのは、彼の神名演の一つ、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で組んだポール・トーマス・アンダーソン。
鬼才と天才のタッグ、再び!
今回、二人が描くのは…

1950年代のロンドン。
高級服専門の仕立て屋、レイノルズ。誰もが彼の作る服に魅了されるが、本人は華やかな社交界に興味無く、ひたすら仕事に没頭していた。
そんな時出会った若いウェイトレスのアルマを見初め、彼女を自分の世界へ迎え入れる…。

レイノルズにとっては、巡り合ったミューズ。
アルマにとっては、シンデレラ・ストーリー。
甘美な大人のラブストーリー…に、このタッグでなる筈が無い。
一筋縄ではいかない『マイ・フェア・レディ』。

見てるとすぐ分かるが、レイノルズは完璧主義者。
性格も気難しく、神経質。
そして、仕事一筋。
だから、幾らミューズと巡り合ったとは言え、その関係が上手くいかないのは予想出来る。
最初の内は良好だった。
レイノルズはアルマを重宝し、アルマもそれに応え、美しく洗練されていく。
しかし…
レイノルズは相手に対しても完璧や自分の理想を求めてしまう。
かき乱される事や干渉される事を激しく嫌う。
それはつまり、一方的な束縛。
アルマは彼に従うだけの毎日に不満を募らせる。自分はミューズではなく、彼の単なるマネキンに過ぎないのか…。
何も彼女だけじゃない。レイノルズが独身でいる理由、彼の元を去ったミューズが何人居た事か。
それでも彼に必要とされたいアルマ。
芸術家とミューズ、その関係は禁断の扉を開く…。

企画段階から参加しただけあって、完璧主義者のレイノルズは完全主義者のデイ=ルイスそのもの。
彼と互角に渡り合ったほぼ無名のヴィッキー・クリープスの存在感も見事。(レスリー・マンヴィルも印象残すが、彼女より、クリープスがノミネートされるべきだったのでは…?)
ファッション業界が舞台なだけあって、劇中登場する数々の衣装の素晴らしさには目を見張らされる。オスカー衣装賞も納得。
フィルム撮影による往年の名画を彷彿させるようなクラシカルな映像、流麗なジョニー・グリーンウッドによる音楽…。
アンダーソンの演出も格調高く、全編を通じて、エレガントで香り立つような官能美さえ匂い感じさせる。

それら演技、演出、ムードは紛れもない超一級品。
しかし話自体は、好み分かれそう。何せ、アンダーソン作品だから…。
なかなかに理解し難くもあり、KO級の愛の物語でもある。
そう、このムードに陶酔させられていたら、展開に衝撃受ける事間違いナシ!
禁断/究極の愛と言うべきか、狂気か、それともホラーか。
これは是非見て貰いたいので言えないが、一言だけ言えるとしたら、
女は怖い!
レイノルズの周りには常に女性の存在が。ミューズであるアルマ、唯一の理解者である姉シリル、そして亡き母…。
特に母の存在は大きく、今も夢に見るほど。
はっきり言ってしまえば、愛に飢えた完璧主義者のマザコン。
彼女たちからの愛を受け、時にはその愛に応えられないレイノルズ。
一見男が女を翻弄し、意のままにしようとしているようで、実際は…。

本当にこれは、究極の愛の形か、禁断の世界か。
しかし、誰にも真似出来ない唯一無二の作品である事は確か。
鬼才はまた一つの境地に。
そして稀代の天才俳優は、最後の作品も我々に完璧なものを見せてくれた。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
近大

3.0去勢

2018年11月28日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
Kj

3.5偏った愛の形

2018年11月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

秀作と言われるが、何か好きになれない映画だった😢

コメントする (0件)
共感した! 1件)
シゲドン

3.0デザインと美術

2018年11月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ドレス、装飾、食事、食器、壁紙、、、美しさに溢れているが、二人が持つ狂気的な愛は美しいのだろうか。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
WALLE

3.0見えない糸

2018年11月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
snowball

3.5丸の内ピカデリー爆音映画祭にて鑑賞

2018年10月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

これは男女で意見が分かれそうだ。前知識なにも入れずに行ったのですが、正直女まじ狂ってるわ男負けないで、ってずっと思いながら観てた。これが運命の恋なのでしょうか。ダニエル・デイ=ルイスはひたすらにセクシーでした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
みな

4.5やはり女性に翻弄される

2018年9月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ポール・トーマス・アンダーソン×ダニエル・デイ=ルイス!最強のタッグによるアートかつ下世話な傑作。

英国ファッション界で名声を博す仕立屋が若きウエイトレスをモデルとし、自分の色に染め上げていく…と思いきや、女も実にしたたかだった。

このシニカルなエンディングはアンダーソンの心情の吐露といえるだろう。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
エロくそチキン

5.0完璧な美しさ

2018年8月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

幸せ

兎に角美しい。
それぞれのカットがそのまま絵画になるのではと思えるほどに美しい。
ダニエルの所作の一つ一つが美しく優雅でセクシー。
見た目の美しさと物語の毒が溶け合う。
悪い薬みたいな映画だ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
かづ

3.0アルマおそろしや。そしてふたりともきもちわるい。

2018年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
だいず

3.0マザコン男と独占欲の強い女との憎愛劇

2018年7月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

時代背景と階級制度みたいなものがあるにせよ、初対面のお客に惹かれ家までついていくものなのか。よほどお互いが惹かれ合わない限り、あのシチュエーションには共感できなかったが、結末まで見終わって、まあ仕方ないかという映画。
人の心を理解するのは、どんなに近くにいても難しい、けれど最後にわかりあえたから良かったねという、マザコン男と独占欲の強い女が繰り広げる愛憎劇ならぬ憎愛劇ですね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
さんにん@㌦㌦

2.5音楽とドレスがきれい

2018年7月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

主役のデザイナーがイケメンっていう設定なんだけど、どう見てもおじいちゃんで恋愛映画としては感情移入できなかった。ドレスと音楽はうっとりしました。ヒロインもきれい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
zita

4.0愛のカタチ

2018年7月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

愛する男に毒を混ぜ込む事には賛否両論ありそうだがこれも一つの愛のカタチ。女性の強さと恐ろしさを感じながら禁断の愛の行方に最後まで飽きずに観ることが出来ました。この作品の重要な役割となるドレスも素晴らしい。
2018-134

コメントする (0件)
共感した! 2件)
隣組

4.5生きるにはあなたが必要

2018年7月18日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
松たけ子

3.0着る、食べる、愛する

2018年7月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

生活と愛は密着している。「ドレスを着る」非日常では全てが上手くいく二人でも、一緒に生活するとなれば話は別だ。習慣の違いにイライラし、リズムを崩されることに我慢できなくなり、言い争いがさらに溝を生む。非日常で恋をする事と、日常で愛を築くことは全く別のことだと強く思う。愛する人を語るアルマの笑顔、最初と最後で全く受ける印象が違う。
繊細なレース、咀嚼音、階段の軋み、卵の柔らかさ。生活の風景がリアルで色鮮やか。何回も出てくる食事のシーンがいつも美味しそうで素敵だった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
rio

4.0キノコパワー

2018年7月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
kkmx

3.5ダニエル=デイ・ルイスを鑑賞する贅沢な映画

2018年7月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
Hiroshi