スパイダーマン スパイダーバースのレビュー・感想・評価
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凄まじいイメージの洪水!
やられた❗
本当に、やられました❗
物語の設定は、マーベルでもDCでもお馴染みのパラレルワールドで、各世界に存在するスパイダーマンは、少しずつ違っている。
ま、これはアイディアとしては決して新しくはない。
しかし、物語の構成は斬新で面白い。
まず、主人公マイルスの成長物語と、異次元からやって来たパーカーの自己再生物語の二重構造になっているのが良い。
また、マイルスを取り巻く父親と叔父とのエピソードなど、ここまでてんこ盛りにしてしまうと消化不良になってしまい勝ちだが、上手く整理されていて、感動的ですらあった。
よく練られた脚本に感心する。
だがなんと言っても、ビジュアルの素晴らしさだ。
アニメーションの映像は、明確なイメージがなければ作れない。
あのビジュアルは、どうやって思いついたのか。
紙媒体のコミックをイメージしたドット網掛けを表現したり、遠近によるフォーカスのズレを表現したり、再現した技術も素晴らしいが、発想がなにより凄いと思う。
異次元から集まってきたスパイダーマンたちを、異なるコミックのスタイルで描いたことも、功を奏している。
「ロジャー・ラビット」でもモノクロのキャラクターがいたし、全く新しいアイディアとは言わないが、彼らが異なったそれぞれの世界で唯一のスパイダーマンだという設定をより活かしている。
次から次に浴びせかけてくるイメージの嵐を堪能した。
あまり無かった感覚のアメコミアニメ
悪くはないんです、悪くは
皆さん書かれてる通り映像は素晴らしいです。
アメコミらしさをそのままアニメにしたようなセンスは脱帽でした。
一方ストーリーは…
メインは新たなスパイダーマン・マイルスの成長物語と、ダメ中年になってしまったピーター・B・パーカーの再生物語。
この2つ、特にマイルスの成長はたしかにしっかり描かれました。その成長に、他のスパイダーマンの存在が必要だったのも理屈は分かります。
が、いくらなんでもこの2人以外の掘り下げが浅過ぎです。グウェンはまだマシですが、他の3人はほとんど空気。いなくても話成立したんじゃないかってくらいに存在感がない。戦闘シーンもさして個性はありませんでした。
せっかく多次元からスパイダーマンが集まった!とぶち上げたのに、集結モノならではのアツさみたいなのがイマイチ弱いんですよね…見た目だけはあんなに個性的なのに…
特にペニーはエンディングでもほとんど出てこない不遇ぶり。なんか嫌われるようなことでもしたんでしょうか。
いや、悪くはないんです。それなりに楽しみましたよ。
ただこれだけ素材揃えたならもっとやれたはず!というのが正直な感想です。
コラボ
「ヴェノム」のエンドロール後に本作の予告があったときは、「なんだこれ?」と首をかしげてしまいましたが、意外や意外、かなりおもしろかったです。
フルCGでありながら、アメコミ感のある表現がふんだんに盛り込まれていて、コミック愛をこれでもかと感じました。
スパイダーマン縛りのアベンジャーズ的な今作は、いわば、同人作と本家のコラボ、といった感じなのでしょう。派生に次ぐ派生で生まれたヒーローたちと、ヒーローになるつもりなんてなかったマイルスの、半ば強制的な成長記。
成ってしまったものはしょうがない、とでも言いたげな内容と作品性でした。話のおもしろさに思わず受け入れそうになります。
が、やはり、無理なものも、中にはあるでしょう。
例えば、SWの続編とか……。
誰もがヒーローになれる
これが新世代の映画
観てよかった!!
アメコミは未読、
サム・ライミ版以降のスパイダーマンは全て鑑賞済み。
MCU大好き。
今更、新しいスパイダーマン?
え?アニメ?
ソニー?
はぁ?
全然観る気なかったけれど、
なんか高評価だし、観ておこうかなぁ、、、
くらいの気持ちで鑑賞。
で、感想。
めちゃめちゃ面白かったです!!!
最高すぎるっ!!
なんじゃこりゃあ!!
面白すぎるでしょ!!
こんな面白いの観た後、
キャプテンマーベル、観れるかしら、
と不安になる程。
最初、疑っていたのを謝りたい。
原作知ってたらもっと面白いのかもしれませんが、
いや、映画版だけの知識でも
めっちゃ最高でした!
映像も今まで観たことのないもの、
ストーリーもホントよかったです。
久しぶりに最高の映画観たって感じです。
吹き替えしか上映されてなかったけど、
それで正解でした。
スタンリーさんの最後の言葉、
ぐっときました。
ヒーローになるよ、うん。
素晴らしいの一言
大量生産
スパイダーマン好きなら絶対見るべき!
ほんとよかったです。
スパイダーマンが好きな人なら間違えなく楽しめる。
ストーリー的には沢山のスパイダーマンが出でくる以外はまぁいつものスパイダーマンの話で普通ですが、それを見たくて見に行ってるので満足でした。
不満があるとしたら、ラスボスが魅力的じゃない点ですかね。
異なるデザインが共存する、ハイブリッドアニメに目を見張る
実写版をたくさん見てきたが、ご存知コミックが原作なので、(映画では)"初アニメ化"という事実が意外すぎる。アカデミー賞の長編アニメーション作品賞はダテではない。スピード感ある映像と音楽、まるでコミックのページをめくるかのようなコマっぽい展開と、アニメでは珍しい"吹き出し"のセリフが素晴らしい。
パラレルワールド(同時に存在する異次元世界)をつなぐ、ワームホールから複数のスパイダーマンが現代のニューヨークに飛ばされてくる。
主人公は「アルティメット・スパイダーマン」(2012-2017)の2代目スパイダーマンである黒人少年マイルス・モラレス。初代ピーター・パーカーが戦いに敗れて亡くなった設定で始まる。
もともと原作の"スパイダーバース"自体が雑誌をこえた、世界各国にまたがる壮大な企画なので、100人以上の世界中のスパイダーマンが出てくる。これをどうやって映画にするのか!
映画版では全部で6人(5人と1匹)のスパイダーマンが登場する。それぞれのキャラクターデザインが異なり、グラフィックイラスト的なものや日本アニメ的なものなど、それを同フレーム内で動かすというハイブリッドなテクニックは、目を見張るものがある。
先行限定上映でIMAX字幕版を鑑賞。そのあと4DX吹替版で再確認したので、細かいところまで実によく計算されていることがわかる。
スパイダーマンの"ウェブ・スイング"の動きがあるので、もちろん4D系のほうが楽しい。また先に述べたようにマンガのような"吹き出し(セリフ)"があるため、吹替版でセリフを耳で聞いたほうが、作品全体の世界観が楽しめる。もちろん"吹き出し"は日本語に翻訳されている。
さて、スパイダーマンの生みの親、スティーヴ・ディッコが2018年6月に、また11月にスタン・リーが立て続けに亡くなったため、両者に捧げられた作品でもある。公開中の「キャプテン・マーベル」にも、"Thank you Stan"と添えられている。
いつものスタン・リーのカメオ出演は、主人公のマイルスがスパイダーマンの仮装スーツを買う、スパイダーマンショップのオーナーとして本人役で登場している。
エンドロールでの、オマケは異次元を越えられる装置を腕に付けているシーンだったので、スパイダーバースはシリーズ化していくのだろう。
また最後にスタン・リーの言葉が流れる。
"That person who helps others simply because it should or must be done, and because it is the right thing to do, is indeed without a doubt, a real superhero."
"それが行われるべき、または行われなければならない、正しいことだという理由で、他の人を助けてくれる人こそが、間違いなく本当のスーパーヒーローなのです。"
スタン・リーありがとう。合掌。
(2019/3/2/TOHOシネマズ日比谷/IMAXシネスコ/字幕:佐藤恵子)
(2019/3/17/ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/吹替翻訳:小寺陽子)
続編が観たい!
映像のセンスが良すぎる!!
本当によく出来てる
まさにコミックスが動いているような映像ですごすぎる。
どうやってんの?
スパイダーマンのユニバースが大好きな人にはたまらん映画だったのではないでしょうか。
映画しか見てないにわかでもそこそこたのしめました。
おじさんの方のピーターパーカーがメタ発言しまくってて面白かったしグウェンの動きが本当に美しい。
キャラクターみんな個性が立っててかわいいしかっこいい。
そして吹替の大塚明夫さんがかっこよすぎて永遠にノワールが戦うとこを見ていたい。
コテコテなアメリカっぽいな〜って描写が多々ありストーリーも分かりやすかった。
ただ全体的に視覚情報が多くてクライマックスの戦いで一気に目が疲れた。
アニメでしか描けない夢の競演
ピーターパーカーがいなくなった世界で
異次元のスパイダーマンが揃って悪と戦う話。
ごめんなさいなめてました。最高でした。
3回くらい泣きそうになるくらい良かった〜〜
様々なスパイディが競演するということで
そりゃアニメじゃないとできないですよね。
1つの世界にCG、アニメ、白黒のスパイディ。
アメコミタッチ、日本マンガタッチのスパイディ。
そいつらが力を合わせて戦う様は感動モノ!!
主人公のマイルスの成長も観てて感動モノ!!
しかもしかも映像の作りも丁寧だし、
2時間じゃ足りないくらいみんないいキャラ。
アニメ映画でこんなに満足したのは初めてかも。
スパイダーマンあんまり詳しくない人は
映画秘宝で予習することをオススメします。
2019年にして刻まれたアニメの新しい境地
アニメーションの表現の鉱脈は掘りつくされていなかった。21世紀であっても。それを示した素晴らしい作品。
マンガ的(アメコミ的)な具体的表現が取り込まれている。そんな試み自体はこれまでもなされていたことだが、それが従来と異次元のレベルで一連の演出の中に取り込また上で作品が構築されている!
それまでのマンガ的表現の取り込みは、手段が先行しているようなケースが多く、結果として目を引くために奇をてらったことをやってる感も否めず、うすら寒さや違和感を覚えるものが多かった。
一方でスパイダーバースはそんな感覚がまったくない。二次元世界と三次元世界の行き来が、キャラクターの心理と現実空間、静と動の際、要所要所で非常に効果的かつ馴染んだ形で擬音の書き文字やコマ割り演出が挟み込まれており、作品全体のスピード感をより加速させている。
また、最近のアメリカの大作映画ではもはや「入れなくてはいけない縛り要素」にすら感じる黒人やら女性やらへの平等主義的メッセージについても、とても自然な形で描かれていた点は見事としか言いようがない。黒人警官の中流家庭の等身大で肯定的な描き方とか、エリート主義のひずみ(この学校にも変な格好のモブがいる。のっぽ女とか)とか。特に主人公の黒人は、黒人のステレオタイプさは備えつつも子供っぽく悩み愛らしいニュートラルな少年となっており、レジェンドなスパイダーマンの役を担ってもヘイトを買わない立ち振る舞いや設定がいい感じだった。
これらは原作からして上手く調理されていたのかもしれないけれど…。インクレディブルファミリーといい、一流のクリエイターはそこらへんの処理が本当にうまい。
アニメでしかできない複数スパイダーマンの描写を、盛大に絵柄や色合いを変えたキャラクターを力業で描いくという一見無理のあることを平然となしている点も凄まじい。絶妙なバランス調整をしたからこそなのだろう。さもないと、ジャンプ集合系のゲームみたいなすごく残念な感じになりかねない。ただのファンサービスになっていない。
パラレルワールドを無尽蔵に生み出しまくるアメコミだからこそ、こんなメタネタ全開のシナリオが描けるのだろう。
その点、かつては世界中の一流クリエイターが恋をした80~90年代のジャパニメーションという文化は、2019年現在はロリコン萌え文化を湛えたアニメというブランド価値を伴って世界で認知されているということを突き付けられ、一抹の悲しさを感じざるを得ない。
しかしながら、ペニー・パーカーは可愛い。コンニチワー、ハジメマシテヨロシクゥー
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