スパイダーマン スパイダーバースのレビュー・感想・評価
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誇示
さすが本家と言うべきか。
圧倒的なコマ割りに息を飲む。
漫画原作の映像化はアニメが至高なのかと思わせてくれる。
アメコミよろしく、大胆なアングル、鮮烈な色彩、明確な輪郭…それらが動く!
コミックの原紙さえも投影されてるような作画にアメコミのプライドさえ感じてしまう。
今までとは次元が違う。
進歩も進化もしてるかのようだ。
この作品以降、これが基準になるのかと思うとそら恐ろしい。
日本には日本の良さが勿論あるんだけど、それから脱却しようとする意思が明確にあったような気がする。
原作は知らないものの、十分楽しめる。
なにやら続編もあるらしく…期待が高まる。
単純に面白い。
笑うし、ワクワクするし、ドキドキする。
アクションの面白さ、空を舞う爽快感、壁を歩く意外性…現状、これ以上のアニメーション作品はないのではと思える。
オスカー受賞の説得力が十二分にある。
進化しつつも、その方向性が原作への飽くなき追求に思え、観てて気持ちが良かった。
見たことない感じのアニメ
最高のスパイダーマン
スパイダーマン好きなら必見
IMAX3Dにて
アニメーションの映像美
ストーリーは「スパイダーマンの王道」パターンですが
この作品のスゴさは「映像美」。
ちょっとカクカクした動きも計算のうちでしょう。
カラーマジック、色の暴力、色彩の宝石箱。
どの場面を切り取っても額に入れたくなる。
そして1シーンに詰めこまれる、あらゆる情報量。
いやー、参りましたっ。
トビー・マグワイア主演分から、スパイダーマンシリーズはずっと劇場で見てますが
こんなに驚きとワクワクを持って見たシリーズ作品はないです。
個人的に蛇足だったのは、エンドロール後のおまけ。
それを付け足したいのもわかるけど、本編の余韻を残したかったなと思いました。
革新的アニメ❗❗驚き❗❗
観客の時間をムダにしない
近年稀にみるくらいスタイリッシュ!
「スパイダーマン」のアニメ映画で、アカデミー賞を取った!
と聞いたら観に行かないわけにはいきません!
とは言いつつも、
多分今までのスパイダーマンを観てなかったり、観てても好きじゃなかったりしてたら観たいとは思わなかったでしょう(笑)
理由はソニーアニメーション製作だからです。
この製作会社は去年「絵文字の国のジーン」という非常につまらない作品を作ってしまった前科があるので(笑)
そういった気持ちもありましたが、評判の通り良かったです!
とは言うものの、この映画評判が非常に高かったので(ここの評価は4.3)絶賛出来るだろうと思ったのですが、皆さん程楽しめた訳では無かったです、ゴメンなさい!
ですが、良作であることは間違い無いとは思います!
まず、アニメーションが凄くスタイリッシュで綺麗、そしてカッコいい!!
アニメーションの格好良さだけだと、今年の「Fate Heaven's feel」にも勝るとも劣らない程です。
凄く雑に表現すると、「マーベルコミック」タッチに、「進撃の巨人」と「PSYCHO-PASS」のタッチを盛り込んだように思いました。
キャラクターの造形と吹き出しが入るシーンは完全に「アメコミ」オマージュで、
スパイダーマン達の動きは本来のスパイダーマンに「進撃の巨人」の立体起動装置をミックスしたようなアクションであり、
ニューヨークの摩天楼の夜景は「PSYCHO-PASS」と「アメコミ」をブレンドしているかのようでした。
(この点はもしかしたら日本版主題歌の影響はあるかもです)
また、音響も非常に迫力があって綺麗です。
特にガラスが割れる時や時空変動の音とかがたまらないです!
なので、アニメーションと音響だけでスコアをつけるとしたら確実に星5つなのですが、ストーリーとキャラクターに関してはそこそこ良い程度でした。
主人公のマイルスは、ピーターらしく孤立した人間で現代っ子という感じで良かったです。
思春期の不安定な気持ちと葛藤もよくて、そこから成長して強くなる姿も感動しました。
ただ、スパイダーマンのキャラクター達もユニークだったものの、少し物足りなく感じてしまいました。
上映が終わって劇場に出た時に、キャラクター達の事をそんなに覚えてるわけではなかったので、個人的にあまり印象に残らなかったんだと思います。
また、悪役が強そうに見えてあまり強くなさそうなのも気になりました。
特に今回の悪役は特殊能力を持っていない普通の一般人なので、何故ピーター・パーカーが普通の一般人に敗北して死んだのかが引っ掛かって、憧れのヒーローであるはずのピーター・パーカーが弱く見えてしまいました。
絶賛される理由は凄くわかります。
先程も言いましたが、アニメーションはダイナミックでカッコいいのでそこだけだと満点クラスですが、僕はやはりストーリーやキャラクターの方が優先的に見てしまうので、絶賛までとはいきませんでしたが良かったです。
スパイダーマンのファンだけではなく、僕を含めたアニメオタクでも楽しめると思っています。
NEWスパイダーマン!!!
スパイダーマン(ピーター・パーカー)が実在し、その存在が認知されている世界。
これまでの大体のヒーロー作品は、未知な能力を身につけ使いこなし、戦いを通してヒーローとして成長していくモノ。
それに対して今作の場合、主人公であるマイルスにはスパイダーマンの存在から既にヒーロー的意識があるように感じた。だが逆に、能力を上手く扱えない。この設定が作品の盛り上がりに大きな役割を担っている。
また、マイルスの師という立場にあたる別世界のピーターや、待望のグヴェン、ペニーらの登場。スパイダーマン映画では初となる、サブヒーローたちの活躍にも興奮した!
「アメコミ」をアニメ化したような演出もあり、とてもクールな映画だった!!!
スパイダーマン愛を感じる
スパイダーマンの映画やアニメをある程度見てきて、好きな人であれば間違いなく楽しめる。
描画表現がとにかくすごく、ストーリーをうまく表現しているし、どことなくアメコミ感、紙のマンガ感、スパイダーマンワールド感をすべてうまく表現している!素晴らしい!!
音楽もいいし、ストーリーも面白いし、テンポよくて気持ちよく見れるんだけど、主人公がいきなり強くなりすぎて、残念。
もうすこし葛藤と努力が観たかった。
凄まじいイメージの洪水!
やられた❗
本当に、やられました❗
物語の設定は、マーベルでもDCでもお馴染みのパラレルワールドで、各世界に存在するスパイダーマンは、少しずつ違っている。
ま、これはアイディアとしては決して新しくはない。
しかし、物語の構成は斬新で面白い。
まず、主人公マイルスの成長物語と、異次元からやって来たパーカーの自己再生物語の二重構造になっているのが良い。
また、マイルスを取り巻く父親と叔父とのエピソードなど、ここまでてんこ盛りにしてしまうと消化不良になってしまい勝ちだが、上手く整理されていて、感動的ですらあった。
よく練られた脚本に感心する。
だがなんと言っても、ビジュアルの素晴らしさだ。
アニメーションの映像は、明確なイメージがなければ作れない。
あのビジュアルは、どうやって思いついたのか。
紙媒体のコミックをイメージしたドット網掛けを表現したり、遠近によるフォーカスのズレを表現したり、再現した技術も素晴らしいが、発想がなにより凄いと思う。
異次元から集まってきたスパイダーマンたちを、異なるコミックのスタイルで描いたことも、功を奏している。
「ロジャー・ラビット」でもモノクロのキャラクターがいたし、全く新しいアイディアとは言わないが、彼らが異なったそれぞれの世界で唯一のスパイダーマンだという設定をより活かしている。
次から次に浴びせかけてくるイメージの嵐を堪能した。
あまり無かった感覚のアメコミアニメ
悪くはないんです、悪くは
皆さん書かれてる通り映像は素晴らしいです。
アメコミらしさをそのままアニメにしたようなセンスは脱帽でした。
一方ストーリーは…
メインは新たなスパイダーマン・マイルスの成長物語と、ダメ中年になってしまったピーター・B・パーカーの再生物語。
この2つ、特にマイルスの成長はたしかにしっかり描かれました。その成長に、他のスパイダーマンの存在が必要だったのも理屈は分かります。
が、いくらなんでもこの2人以外の掘り下げが浅過ぎです。グウェンはまだマシですが、他の3人はほとんど空気。いなくても話成立したんじゃないかってくらいに存在感がない。戦闘シーンもさして個性はありませんでした。
せっかく多次元からスパイダーマンが集まった!とぶち上げたのに、集結モノならではのアツさみたいなのがイマイチ弱いんですよね…見た目だけはあんなに個性的なのに…
特にペニーはエンディングでもほとんど出てこない不遇ぶり。なんか嫌われるようなことでもしたんでしょうか。
いや、悪くはないんです。それなりに楽しみましたよ。
ただこれだけ素材揃えたならもっとやれたはず!というのが正直な感想です。
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