「よすぎて言葉が出ない、最高傑作」スパイダーマン スパイダーバース ぽこぽこさんの映画レビュー(感想・評価)
よすぎて言葉が出ない、最高傑作
まず言いたいのは、スパイダーマンとアニメーションの相性が抜群にいいということ。初めて実写化されたときも思ったけど、スパイダーマンは映像で動いてると魅力がめちゃくちゃ増す。しかもアニメとなると実写での制約からも解き放たれて、自由度100%で画面の中を猛スピードでまさに縦横無尽に跳び回る。しかも1人じゃない。この映像を映画館で観れて本当に良かったと思ったが、むしろ3Dで観れなかったことを後悔するレベルである。
さらに異次元とつながったときのぐちゃぐちゃな感じは3Dアニメならでは。銀河が蜘蛛の巣のように光っている表現なんてまさにスパイダーバースになっていて感動した。
漫画とアニメを融合させている点も楽しい。コマ割りを使ったり、セリフが吹き出しに書いてあったり、キャラクターの世界観に合わせて絵柄がころころ変わったりするのだ。
映像を褒めまくると、ストーリーはおまけのように感じてしまうがそんなことはない。アニメーションでしか実現しえないストーリー展開とスパイダーマンならではのテーマも盛り込まれていて、これを見ればスパイダーマンとはどういうヒーローなのかわかると言っても過言ではない。
スパイダーマンを知らなくても、とにかく映像を見てるだけでも楽しくて、スパイダーマンを好きな人はますます好きになる、さわやかで勇気をもらえる最高のスパイダーマン映画である。
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