ルームロンダリングのレビュー・感想・評価
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不思議と心が温まる。幽霊と織り成す、一風変わった人間ドラマ。
【賛否両論チェック】
賛:哀しい過去を背負い、他人に心を開けずにいたヒロインが、ルームロンダリングでの幽霊達との出逢いを通して、少しずつ変わっていく姿が印象的。
否:ストーリーは想像通り淡々と進むので、惹かれないと眠くなってしまいそう。ラストもかなり強引な印象を受けてしまう。
心を許せる人がおらず、他人と上手く関わることが出来ない御子が、「ルームロンダリング」という不思議な仕事を通して出逢う、どこか憎めない不思議な幽霊達。彼らを前にして、始めはただただ無難に過ごそうとしているだけだった御子が、彼らの未練に触れるうちに、次第に少しずつ自分から心を開いて変わろうとしていく姿は、どこか切なくも心が温かくなります。
そしてそんな御子を、非常に不器用ながらもずっと支え続ける悟郎や、やがて明らかになる謎の失踪を遂げた母親の真実にも、思わずグッときます。「愛情」というものを決して一身には受けてこられなかった、御子の哀しい過去。そんな過去を彼女がどう乗り越えていくのか。池田エライザさんのどこか陰のある雰囲気も、物語をより際立たせているようです。
クスッと笑えてハラハラもして、最後には感動させられる。そんなステキな人間ドラマに仕上がっています。
池田さん よかったね
ハートウォーミングコメディ、楽しかった。
池田さん、はまってた。これまでもドラマでは「ぼくは麻里の中」で際立っていたり、映画でも助演では「鳥ガール」はじめいい味出してたけど、映画の主演で当たり映画に出られたね〜、おめでとう!
美人はなかなか当たりが来ない場合も多いと思うので、自分もなんだか嬉しいです。
オダギリジョー、渋川清彦と優れた俳優に囲まれて本人の演技も冴えてたと思う。
ひとつひとつのエピソードは、殺人事件の真相をはじめ、びっくりするようなものではないけれど、全体を貫くテイストが安定しているので、作品としてのちょっとした感動になっていると感じた。
清川演じるキミヒコの時代遅れのパンクロック、すごくいいと思った。みんな、エンドロールまでいてね。
この映画、観て損しないです。
面白いアイデア
実際にルームロンダリングという仕事があるのかは知らない。
自殺・他殺等の事故物件に対し、次の入居者にそれを告知する義務がある。なので人を雇い一回住まわせれば、次からは告知義務から外れる。
その手法が「ルームロンダリング」と呼ばれるという。
それで雇われたネクラ女子の話。
幽霊が見える彼女は、生きてる人とはコミュニケーション不全なのに幽霊とは上手くやれる。
彼女にとっては幽霊より、嘘をつく生きている人間の方が恐ろしいのだ。
コメディだが、割と静かで落ち着いている。
バカなお化けが騒ぐドタバタではない。
飛行機に手を伸ばすなど『アメリ』のような空想的感覚もあり、主人公を演じる池田エライザが単なるネクラではなく魅力的な雰囲気を漂わせている。
イジメや母の失踪が原因で心を閉ざした主人公や、幽霊たちを通して現代社会の生きづらさや閉鎖性を訴える。幽霊のセリフに多少の説教臭さはあるが、面白く見られる。
幽霊の数が少ないので、もう一人くらい出しても良いと思った。
語られない過去の事案に孤独死老人、自殺に追い込まれたエリート、育児放棄で餓死した幼女のケースがあったようだ。社会性のテーマが強すぎてコメディらしさや、主人公の持つ空気感がなくなるのと尺の問題で削除したのかも知れない。
ただ主人公の母親が失踪した理由と、彼女を世話しているオダギリジョーがルームロンダリングさせる事には矛盾が生じている気がする。
ルームロンダリングさせると、彼女の霊視能力は益々磨かれると思うし、それを母親は望んでいなかったのではないか?
また、後半のカタルシスが畳みかける感じではなく、少し間延びした印象もある。それでも死者を通して生きる意味を問うた青春物だと思う。ネクラな彼女にとってはこれが青春。
見守られる人、見守りたい人
半年に一度くらい出会う『思わぬ拾い物』という作品。
幽霊に化体した人たちとの出逢いを通して心を開いたり、成長していくというプロットはさておき、家族の中における『おじさん』という存在の重要性が分かりやすく描かれています。
少年少女の成長過程においてはオジという立ち位置の存在が不可欠です。本当の血筋上のおじさんかどうかは問いません。
世の中には表もあれば裏もあるわけですが、親としては建前上、表側の真っ当な事しか教えられない。世の中には要領良く、場合によっては抜け道を通って進むことがある事は親だって大人なので知っている。しかし、自分の子どもと向き合って道を説かなければならない時、正攻法で努力するように諭すのが、一般的だと思います。勉強でも部活でも友人との人間関係などでも。恋愛関係などはもし親がそもそも勉強や受験の阻害要因だと、つまり真っ当な事だと思ってくれなければ聞く耳すら持ちません。そこで登場するのがオジ、もしくはオジ的立場の大人です。ミツオにとっての寅さんやハリーポッターにとってのシリウスブラックやハグリッドのような人たちです。
彼等はマトモな常識人からすれば反面教師的な部分がありますが『見守る』事に関しては親と変わらぬ情を持ち合わせています。成長途上の若者にとって、親には聞けない、聞きたくないことを大人扱いで受け止めてくれる『オジ』という存在の有難さ。
そしてまた、『オジ』の方にも『見守ってあげたい』存在は自分よりも愛おしく、自分が経験し得たものを惜しみなく与えたくなる。親子とは違った形の家族の絆かもしれません。
すごくいまいち..
とにかくつらかった。つらい2時間だった。話が面白くない。淡々とした演技が続き(演技が悪いといっているわけではない)、展開が陳腐、盛り上がりに欠け、登場人物たちにまったく感情移入できなかった。最初の幽霊がうるさすぎて好きになれず、キツかった。音楽もいいという人もいるが、なんともいえないテイスト。レビュー高評価も多いが、好みや感性が違うだけ。TKO木下いらない。
エライザとグースランプのシュールさ
想像していたよりは面白かった。
前半は淡々とストーリーが流れていき、後半はまぁ想像通りの盛り上がりがあるが期待を越してこない感じ。
エライザの浮き沈み激しい表情には見とれたし、グースランプ可愛かったし、なんだか色々シュールな空間で面白さを誘うが、感動ものにしたいのか、コメディにしたいのかどちらも中途半端な感じで終わる。
ストーリーよりも音楽が好きだったなぁ。
オダギリジョーもいい役だし、健太郎も上手いし、キャストは言うことないんだけれどね…
日常の軽めのストレスをクスッとした笑いで流したいなら、見るべき映画。
あとエライザかわいい。
ヒロインの、美しさに恋をした
幽霊を視る能力を持つ人間嫌いの引きこもりヒロインが、ワケあり事故物件(過去に自殺や他殺などがあった部屋)に住んで部屋の経歴をクリーンにする仕事をしながら、幽霊たちや隣人との交流を通じて、徐々に周囲に心を開いていく、っていうお話。
自分的にこの映画の見どころは、なんといってもヒロイン八雲御子(池田エライザ)の可愛いさ……いや、正直に言おう、この映画の見どころは、なんといってもヒロイン八雲御子(池田エライザ)のおっ◯いに尽きる!!
とはいえ、おっ◯いのシーンはごく僅かで、津軽弁パンクスの幽霊に話しかけられながら服を脱いで布団に入るところしかないんだけど(もちろん着衣です。念のため)、そのフォルムの美しさに衝撃を受けた。
ていうか、恋に落ちた。
こういう映画が観たかったんだ
小振りな映画ながらもほっこりした良作。劇的でなくてもリアルでなくても脚本とキャスト次第でここまでやれるのだ。
芸達者ばかりで素晴らしいが、でもやっぱり池田エライザが可愛くて好き。
新しいファンタジー映画の作品
自分が死んだ時、生きた証をどのような形で残せるのか?
こんな事を考えさせられる映画だったけど内容は軽いです(笑)
死んだ人と会話が出来能力がある事を面白く表現した作品だと思いました。
ある意味ファンタジー映画。
池田エライザとオダギリジョーのやり取りがジワジワと微笑ましくなりました。
自分的に残念だったのは作品中に流れる音楽が安っぽかったかなぁ。
相変わらず前情報は一歳無しで観賞。
観て良かったです( ´∀`)
このストーリーを思い付いた原作者は凄いと思う
幽霊と話が出来る特技を買われてルームロンダリングを手伝う主人公八雲御子を巡るファンタジーコミック。実は彼女は、故あって成仏出来ず人界を彷徨う霊魂を供養する“巫女・神子”だったのだと後で気付いた次第。お盆の習慣を持つ私達の感覚に妙にフィットする快作だと思いました。しかし本当にルームロンダリングと言う仕事ってあるのかしらん?
ビミョーでした。チーン。
淡々とした雰囲気を予告から感じてはいたものの、それは今までにないものかなって思ったんだけどな。
既視感と退屈さ、正直かなり寝ました。
つまらなかった、と一蹴するほどつまらなくもなく、
DVDが出たらまた観たい!と思うほど面白くもなく、
少し前で言うところの、あり寄りのナシみたいな…
そんな感じにビミョーでした。
☆☆☆★★ 【ソレ】…が、見えてしまう特技を持つ女性に池田エライザ...
☆☆☆★★
【ソレ】…が、見えてしまう特技を持つ女性に池田エライザ。
正直に言うと、始まりはそれ程そそられない。敢えて言うと。家でのDVD鑑賞だったならば、躊躇わずに早送りしてしまいそうだった。
のだが…。
渋川清彦が登場する辺りから俄然面白くなって来る。
…って言うか、この辺りから完全におバカ映画の様相を呈して来る。
それだけに、渋川清彦が一旦退いてしまい…ちょっと悲しかったぞ〜!
ところが光宗薫のパートで再登場!
「柳葉?俺、出刃!」 いや〜バカだ(笑)
この辺りのおバカ度合いが最高(≧∀≦)
だが判明では。このおバカ度合いが、逆に批判を浴びる可能性が高いのかも知れないのだが…。
そしてこの後の犯人探しは、流石に誰でも奴が登場した瞬間に、気が付いちゃうのがね〜(¬_¬)
主人公の彼女は生きながらにして、半ば死んでいる状態。
そんな彼女だが、最後に【ソレ】らの人達から生きるヒントを貰い。彼女が1番大事な人と対面する…対面出来るまでにまでに成長して行く。
都会の片隅にひっそりと生きる孤独。
そんな人達を愛おしむ感覚でしようか。
そんな部分と、コメディーの部分とのギャップを楽しめるかどうか…と言ったところ。
おいおい!渋川!乳首を出すな!乳首を!
光宗薫よ!あんたはジョーズか!*\(^o^)/*
2018年7月10日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン7
インパクト弱し。
このストーリー展開だとテレビでいいかなー。霊が見えてお話しできてもラストまで本当に何にも役に立たない。だから話が全然面白く転がらない。刺殺犯人もとってつけたような展開だし。全体的に物足りなくちょっと残念。コリアンムービーのハローゴーストも似たような設定だけど面白さは天と地の差。
和製アメリ
和製アメリの雰囲気があります。
緑と赤を基調とした映像作品
ラストに近づくにつれ、淡い色使いが出てきて御子ちゃんの心模様と合致していて心地良い流れに…
小物類も可愛くて、御子ちゃんの描く繊細な絵やポップ調のデコパージュ、エンドロールの絵にウキウキな私好みです🍀
単純なストーリーなんだけど後からじわじわきます。
よって観終わった時は星3つだったけど…
今は4つに脳内変更されてます(笑)
何故かって…一般受けするかは別として、あの私好みの映像の色使いが単純なストーリーを無視して美化されたらしい(๑˃̵ᴗ˂̵)
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