ショートウェーブ

劇場公開日:2018年1月16日

ショートウェーブ

解説・あらすじ

謎の短波無線信号によって精神的に支配されていく人々の恐怖を描いたSFスリラー。愛する娘を亡くした短波研究者ジョシュと妻イザベルは、ショックから立ち直るため人里離れた研究施設で新たな生活をスタートさせる。仲間のトーマスと研究に没頭するジョシュは、数年来研究していた謎の短波無線信号とその起源に関する画期的な発見をする。しかしその信号の中の何かがイザベルと共鳴し、彼女は幻覚や不思議なビジョンを体験するように。イザベルの体調を気遣いながらも調査を続けるジョシュとトーマスだったが、イザベルはその信号が得体の知れない何かを引き寄せているのではないかと感じ始める。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2018」上映作品。

2016年製作/89分/アメリカ
原題または英題:Shortwave
配給:アットエンタテインメント
劇場公開日:2018年1月16日

スタッフ・キャスト

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(C)SHORTWAVE LLC 2016

映画レビュー

4.5 この雰囲気好き

2026年2月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

"ショートウェーブ"とは、短波無線の事を指すのだが、謎の短波無線を主人公イザベラの夫ジョシュが仲間と研究しており、それが解明されるに連れてジョシュでは無く主人公の周囲で不可思議な現象が起きるという物語である。

冒頭で主人公夫妻は子供が誘拐された過去がある事が描かれ、その傷が癒えないまま過ごしているという状態なのである。時折楽しかった頃の思い出がフラッシュバックの様に描かれたりもする為、かなり感情に訴えかける様な演出が丁寧である。なんやかんや仕事に集中したい夫と、子供を失った苦しみから過去に自殺未遂を図った事もある主人公との"心の距離"が痛いほどよく描けている。何だか悪魔に取り憑かれそうなありがちな設定だが、案の定"黒い影の異形の者"に目を付けられてしまう。だが妙にセクシーなヒロインのあんな姿やこんな姿を覗き見るちょっと下心のありそうな奴らで少し面白い。

本編90分以内の物語で60分程はこれと言ってストーリーに進展が無く、傷の癒えていない主人公と、何とか打破したい、前に進みたい夫の苦悩をベースに不快な音と共にぼやっと現れる"そいつら"の不気味な佇まいを眺めながら過ごす事になる。深緑の美しい映像と、まぁ綺麗なオサレハウスに嫉妬しつつ、短波無線の正体を突き止めたお祝いのパーティーまで来たところから話がようやく動く。

公にはしていないが解析した短波無線とは別の信号を傍受しており、それの発信元が

"今住んでるこの場所なんだ"

という事実を上司に打ち明ける。この事は一旦内密にしようと話した直後、パーティー会場が阿鼻叫喚の地獄絵図と化してしまう。そこで何で警察呼ばねぇんだと疑問に思っていると、後半に来るとまさかまさかのあの嫌味っぽいオサレハウスが血だらけになる展開になっている。前半から中盤にかけての丁寧な心理描写、美しい映像、時折訪れる不気味な"それ"という世界観が後半でガラリとスラッシャー化するのである。この五感を刺激する様なアート系作品は元々好きなのだが、スラッシャー好きでもある私個人は一石二鳥状態であった。かと言って一般の人には勧める様な作品では無いが、刺さる人にはぶっ刺さるSFスリラーだと思う。個人的には年間トップ10に入れても良い位の作品になってしまった。

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クラ

4.5 喪失と共鳴という視点

2025年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

2016年の作品
SFスリラーというジャンルのようだが、単なるホラーに近いサスペンスのようにも感じるし、謎な部分が多いことから視聴者に考えろと言っているような気もした。
この物語の軸
ひとつが娘がいなくなってしまった夫婦の物語
もう一つが、宇宙人との接触
この物語がややこしいのは、この宇宙人との接触を謳っておきながら、実際には正体不明の生物がこの地球上に2体いるという変わった設定
そしてこの生物が何者なのかはよくわからないが、主人公イザベルが娘を亡くしたその感受性に深く共鳴しているということ。
この謎の2体が地球上で何に関わっているのかわからない。
同時にこの2体がイザベルに共鳴していることははっきりとしている。
この謎の生物が共鳴するのが、イザベルのような心境に陥った人だった。
これに気づいたのが研究者トーマスで、イザベルの夫ジョシュの同僚
このトーマスが、地球にいる謎の2体を調査するためにイザベルを「利用」したというのがこの物語の核心となっている。
さて、
この謎の2体
イザベルと共鳴する理由はよくわからないが、娘が誘拐されてしまったという部分に共鳴するようだ。
なぜこの生命体をトーマスが気づいたのかは明かされない。
このチームが、宇宙生命体と交信できたことが明かされるが、ジョシュは同時にこの家に送信者がいることを察知した。
当然ジョシュは娘の行方不明について知ることはない。
真実に迫っていたのはトーマスだけだった。
そのトーマスに、謎の2体から共鳴を受けたイザベルが攻撃する。
子どものアブダクション
アメリカで起きている事実 年間36万人から80万人に上る18歳未満の行方不明者
この作品はこの問題に踏み込んでいるのだろうか。
謎の2体
イザベルの記憶では出産したばかりの子供を取り上げられるシーンがあった。
これは事実だったのか、またはアマンダの喪失からの幻想なのか?
イザベルの共鳴は、謎の2体による実行でもある。
夫ジョシュを自殺させたのは、夫も実はトーマスの計画に同調していた可能性を示唆するが、ストーリー方それはないように思う。ではなぜジョシュは自殺させられたのだろう?
もしかしたら、ジョシュが唯一イザベルを救うことができたはずなのに、そこにたどり着けなかった罰だったのかもしれない。
では謎の2体の目的は何だったのだろう?
共鳴を考えるとそれは、人間が深く傷ついてしまうことに対する嘆きのような同調があるからだろうか?
その悲しみに対する慰めが、共鳴を呼ぶのかもしれない。
彼らはこの地球という非常にネガティブな感情で埋め尽くされている環境で、少しでも慰めになることを提供するために居ついているのかもしれない。
もしかしたらそんな存在がこの地球で活動しているのかもしれない。
さて、、
物語はイザベルの復讐で幕を閉じる。
家から出られないようにされたイザベル
謎に2体と交信させようとしたトーマス
このことはマネージャーのロバートも知っていたはずだ。
だからイザベルは彼を刺した。
グル
大義名分と嘘
さて、、、
この作品はSFとして正しいだろうか?
物語で暴かれたのが人間による恐怖とも言うべき仕業
それを慰めに来たはずなのに、逆になってしまった現状 謎の2体
この矛盾というのかジレンマはかなりのものだ。
また、
このタイトル 短波
日本では北朝鮮の工作員が使用していることが頭に浮かぶ。
つまり、怪しいのだ。
そして物語の多くにイザベルの幸せだった頃の回想が挿入される。
同時に、閉じ込められた近未来的なハウス
自然とのコントラストと不協和音的な音楽
それはもちろん彼女の心情だ。
どんなに雄大な自然の中にいても忘れることなどできないこと。
感情こそが、人生の設計図だ。
それを他人によって汚されること。
この罪
これこそが宇宙で最も悪い行為だと、この作品は言っているのかもしれない。

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R41

0.5 意味不明

2023年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

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odeonza