ダンガル きっと、つよくなるのレビュー・感想・評価
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迫力のあるレスリングシーン
実話をもとにした胸アツなスポーツ映画。 男児に恵まれなかったインドの元レスリング選手が、娘2人に自身の夢を託すのだが、最初のほうは娘に強制的にレスリングをやらせるということに違和感を覚えた。 ただ、ストーリーが進むにつれてそうした反感は消え去り、どのような結果が待ち構えているのか興味が掻き立てられ、いつの間にか姉妹をただただ応援したい、そんな気持ちにさせられていた。 もちろん、父親がとった選択が必ずしも正しいとは言い切れないが、仮に姉妹がレスリングをせず、ほかのインド人女性と同じように生きていたとしても、それが彼女たちの本当の幸せにつながっていたとも思えない。 自分は男だが、女性にこそ観てもらいたい映画だ。
初めてのインド映画でしたが本当に面白かったです。インド社会の格差も...
初めてのインド映画でしたが本当に面白かったです。インド社会の格差も少し見えたりして興味深かった。 インド映画に付きものらしい歌とダンスはダンスは控えめでしたが、歌は十分に楽しめました。好みの曲もあったので、色々インド映画観てみたいです
豪速球な映画のパワー
スポ根や親子愛や女性の地位など色々な観点を含んでいますが、シンプルに、上映中に声を出して応援したいと思う映画は久々でした。一緒に立ち上がってガッツポーズをしたくなる。映画のエネルギーをもろに浴びた感じです。
胸アツ父アツ、スポ根親子愛ストーリー♬
トレイラーの段階であらかたのストーリーは分かるものの、涙なしには観られない作品。 140分があっという間だったし、試合のシーンは臨場感あり過ぎて、館内中が息を呑んで行く末を見守り、妙な一体感があった。 そして大好物の父娘愛が盛りだくさんで言うことなし (๑>◡<๑) 先日のバーフバリ同様、インド映画の底力を見せつけられた♬ アーミル・カーンのお父さん役が口数少なく厳しさも優しさも愛情も全て目だけで語る演技に泣かされるー
少女に夢を
実話に基づく、そうでインドの女子レスリングの話。 もとナショナルチャンピョンの父親が娘をトップ・アスリートに育てたそうだが、それだけなら、巨人の星?浜口京子? どこにでもありそうな? ただ、インドの社会状況、性別による役割の硬直性、男尊女卑、を背景にそれを克服していく父性を強調することで世界に通用する作品になっている。 さすが、目の付けどころがディズニー? 現実には、娘たち(他親戚の子一同)は、めっちゃ練習イヤで、フォガット氏は手もあげたし...だったらしい。 それでも非常に男性的な格闘技の世界で 女子が活躍する道を拓くには 嘲笑も邪魔もあっただろうね。 女の子のパパ達には ぜひ見て欲しい! 映像的にはレスリング・シーンが映画向きにハデな作りで楽しい。これ、女優ちゃんたちは6、7ヶ月ほど特訓して撮ったらしい。 カッコイイですよ。 子役ちゃんたちは ホントに断髪したそうだけど、それがまぁ似合うこと! あとは歌ですね〜〜 セリフにすると攻撃的になることをBGMで歌で表現。 これもインド映画だからこその音。楽しめます♪ ところで、この作品 公開されたのは2016年の12月......え、そんなに前? 今月(2018/4)本邦公開は、タイミング的にドンピシャだったものの。。 21分カットされてますな。 鶏料理
少し変わった視点から見てみると・・・
実話を基にした笑いと涙ありの超一級娯楽作品である、ということについて全く異論ありません。 ということで、少し違った観点から。 差別や抑圧というものは先進国においても、セクハラやパワハラなどと言い方は変わっても未だに解決できていない人間社会の永遠の課題ですが、その差別や抑圧と闘ったり、乗り越える姿が人びとを感動させる人間ドラマを生んだり、闘う人同士の強い絆や友情を育むことも事実です。また、厳格な父親、スパルタ的な鬼コーチや上司などによる精神的な抑圧のある環境に置かれた人たちにおいて、ストレスや抵抗は感じながらも、その一方で、認められると嬉しい、或いは褒められたい、という感情も否定できません。場合によっては、それが目標になったり、達成感の源にさえなります。自分のためと信じてやっていることも実は親や友達や先輩や上司に認められたいということも多いのではないでしょうか。 組織や人間関係からフリーで、個人の尊厳が全く損なわれることのない環境は理想郷のように思っていましたが、どこかいびつな部分があって、自分も誰かの力になれるのでは、と思える(ある意味、理想郷とは言い難い不完全な)環境の方が、人は幸せを感じることができるのかも知れません。勿論、理不尽なことはない方がいいに決まってますが。
ダンガルは迷うな!!
「KANO」「CREED」と同等、いやそれ以上かも知れません。正統派のストーリーとインドのシンプルで無駄のない生活感がマッチしてとても美しく、現実を忘れ素晴らしい時間を過ごす事ができました。バランスが良く、ドラマが取って付けたような感じではなくスッと入ってくるので、レスリングの没入度と興奮も何倍もアップしました。「ハクソーリッジ」では父親が偉い人を説得しに行く重要なシーンが省略されていて不満でしたが、本作はちゃんと描いた上で小難しくはなっておらず、とても丁寧な作りだと思いました。試合で娘が父を見つめる眼差しが毎回信頼や切なさが詰まっていて、悲しい目にも見えてとても印象的でした。子供が親を見てくる目というものが良く撮れていたと思います。対戦相手も強豪ばかりで良かったです。最後涙を拭きながら余韻に浸っていた所、エンドロールがカクカクで笑えました。アーミル・カーンの次回作も絶対に観ます!!
予告では
あまり面白くなさそうだったけれど、 アミール・カーンに間違いはなく、きっちり面白かった。 インドのお父さんは家族の中で一番偉い。 女の子は家事して嫁に行くだけ。 でもこのお父さんは女の子に期待して鍛えて一流のスポーツ選手になることを目指している。 いいお父さん… そんな風に若くして結婚する友だちにそんな風に言われるところにグッときた。
アーミル・カーンの表情の演技が素晴らしい
変化球無し。父と娘のド直球スポ根。王道でいて涙腺決壊の感動展開。 それほど語ることは多くないかもしれません。悪い意味ではなく。 プロットにしたらとてもシンプルなスポ根サクセスストーリーを素晴らしい演出と演技で一流作品に仕上げてる。 衝撃はないけど素直に良い作品を見たと思えました。 アーミル・カーンが『きっとうまくいく』のランチョー役と真反対の頑固オヤジ役。演技の幅すごいですね。あまりの違いに最初”ホントにアーミル・カーン?”と思ってしまいました。 口数は多くない役。しかし重要な場面で言葉でなく表情ひとつで演技する。それがどんな言葉よりも説得力と感動を生む。素晴らしい演技! レスリングのルールをさりげなくしっかり教えてくれるのも嬉しい。 試合シーンは見応えありましたな。見ながら力が入って首が椅子から浮いてました。 ラストの展開は賛否両論だろうけど面白い。 スラムダンクがダンクじゃなくシュートで終わった的な。喜びの演出は……なるほど、そう知らせるか!上手い! あと腹立つコーチの人が、中川家のお兄ちゃんがたまにやるしゃくれキャラに見えて仕方がなかった;
2:30もあるのに、ダルい部分が全くない。 でもちゃんと緩急があっ...
2:30もあるのに、ダルい部分が全くない。 でもちゃんと緩急があって、素晴らしかった。 インド映画って、ほんとにちゃんと作られてるなぁ。
『pk』<『ダンガル』<『きっと、うまくいく』
ストーリー構成が素晴らしく、終始とてもリズミカルな気分で楽しむことができました。 これが実話だとわかったら、クライマックスは涙なしでは見られません。 映画を通して、インドの実態を知ることもできました。 レスリングについての競技説明もわかりやすく、これからこのスポーツにも注目していこうとも思えました。 また、オリ・パラのメダリストが、家族と一緒に涙と笑顔で勝利を分かち合う その背景も少しは想像できるようになりました。 『きっと、うまくいく』が大好きで、『pk』でややガッカリしていたので、この映画を見ようかどうかためらっていたのですが、見に行って良かった!と心から思える元気の湧く映画でした。
変わったインド映画
強く、温かい家族愛に泣きました😢父は偉かった。お姉ちゃんも愛らしく、また強かった‼️従兄の間抜け感も映画をユーモラスにして、よかった😁試合のドキドキ感もよかったね〰️ はじめてレスリングのルールがわかった👍選手とコーチの関係が伊調馨選手問題と被ったな〰️
すごく良かった!
今年1番かも! ストーリーはよくある展開かもしれないけど、クスッと笑えるところも、姉妹が子供の頃もすごく健気でかわいい。後半からは感動の涙。試合もすごく興奮する。 最後の方で実話ということを思い出してまた涙。 糞コーチがムカつくけど、心洗われる素敵な映画。 実際に伊調馨選手や吉田沙保里選手と対戦した事があるらしい。終わってからもそんなこと調べながら余韻に浸った。 決勝のオーストラリアの選手が吉田沙保里選手にみえたなー。
ダンガル きっと、つよくなる
2018年34本目の劇場鑑賞。 アーミル・カーンが、 2人の娘を世界的レスリング選手に育て上げた実在の熱血パパを演じるスポ根家族ドラマ。 観た人なら誰でもわかる超王道スポコン映画。 インドでこんなにもレスリングが盛んだとは知らなかった。 実話にフィクションを混ぜているのもインド映画らしい。 誰よりもレスリングを愛するマハヴィルだったが、 生活のために金メダルの夢を諦め引退を決意する。 金メダルの夢はまだ見ぬ息子へと託されるのだった。 ところが生まれた4人の子供はすべて女だった。 インドでは女児より男児が生まれると親族に喜ばれる傾向があるみたいですが、 息子が授かるよう様々なアドバイスをくれるが、 どれも怪しいものばかりなのは笑える。 本作はレスリングを通して自我に目覚め、 成長していく長女ギータと次女バビータの物語。 女の子でもチャンスを与えれば、 可能性は無限に広がる。 インドでの女性の権利について取り上げている映画。 アーミル・カーンが27kgの体重増減で見せる役者魂も素晴らしい。
インドが抱える社会問題をも鋭く抉る秀作
星一徹・星飛雄馬の「巨人の星」を彷彿とさせるインド女子レスリングのスポ根物語。テンポの良いストーリー展開に嵌りました。特にラストの試合の場面では、フィクションと知りながら、いつの間にか主人公ダーヤの勝利を応援している自分がいました。それにしてもアミール・カーンの作品はただ観て面白いだけでありません。過去作「きっと、うまくいく」ではインドの歪な学歴社会と貧富問題に対する、そして作品「PK」ではインドの宗教の金権体質に対する批判精神が見て取れましたが、本作でもインドの女性差別問題をしっかりと捉えていたように思います。彼の作品には益々目を離せないような気がします。
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