かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発のレビュー・感想・評価
全111件中、41~60件目を表示
よかった。
風景の美しさに魅かれました。時折出てくる海や山あい。大きなスクリーンで観るのだから映画にはこういう美しい風景も出してもらえるとうれしいです。
有村さんは「ビリギャル」とか「ひよっこ」でのすばらしい演技を見ているので、このへんだと普通かなと思ってしまいます。
でも、宮崎あおいさんにもそう思うのですが、この人は、自分が今どう映っているのか。この角度から撮られると自分はどう映るのかをほぼ完全に把握しているように思えてさすがだなと思います。
あと桜庭ななみさん、書道ガールズを見てファンになりました。あれが2010年の作品。もう8年たつんですね。がんばってください。
中々良い話。ただ、有村架純の今後の女優人生がどうなるか?
RAILWAYSシリーズ第三弾。今回は、鹿児島県の薩摩おれんじ鉄道が舞台。ある日突然シングルマザーとなってしまった女性が、夫の連れ子と、義父との共同生活を通じて懸命に生きようとする姿を描く。
有村架純かわいい・・・(笑)
確かに、有村架純はかわいいですが、話自体が、きちんと作られています。冒頭の節夫宅への訪問のシーンの描写は、ちょっとアレかと思いましたが、その後の話はきちんとしています。
ちょっと思ったのが、実際にも賛否があると言う“半成人式”の件。ここでの描写は、映画と言う事でもあるので、極端な方向に話を振ったのは明らかですが、でもやっぱり、一律に10歳の子どもに半成人式と言う『単に親が喜ぶためだけのイベント』を強いるのは、無しじゃないかなぁと思いました。この作品、所々笑いも出るような作品なんですが、その半成人式のシーンは、ウルっと来ますね。
作品全般としては、悪く無いです。敢えて苦言を呈すると言えば、冒頭に“かわいい”と言ったばかりの有村架純。彼女、やっぱり演技派と言う訳じゃ無いですねぇ。残念ながら。まだ25歳なので、これまではかわいいだけでも行けたかもしれませんが、これからの女優人生、物語の設定ではなく、演技で泣かせるようにならないと厳しいかなと、見終わってしばらくしてから思いました。
作品は、悪くありません。新しい家族の誕生の物語です。
もう少しほのぼの感があっても
僕にはたくさんの家族がいます。
家族の再生を通じて、
心が成長してました。
それには、
穏やかな時の流れと、
お互いの思いやりが必要でした。
その流れに、
作品の家族と一緒に
ずっと浸ることができました。
そして、
どうしようもない環境で
傷つき、もがきながらも、
自ら乗り越えていく
彼らの葛藤が伝わってきて、
知らぬ間に、うっすら
ずっと泣いてました。
何故、
こんなに、出演者の思いが
刺さるんだろうと
思いかえしてみました。
全編を通して、
登場人物は、相手に対して
こうしろ と言わないのです。
もちろん、
自分の気持ちは伝えるのですが
こうしたほうがいいという
ことは、一切言わない。
晶は、
担任の教師の望まない妊娠を
知っても、
待ってるよ と
お腹の子に囁いても
産んだ方がいいとは彼女に言わない。
節夫は、
東京に戻ってしまった晶に
会いにいった際に、
もし、あなたが戻らなくても、
駿也は自分が育てるから
これからのことは、
自分の気持ちで決めたらいいと
彼女を気遣う。
こうしなさいとは言わない。
駿也は、
晶に対して、暴言を吐いたあと、
親としての思いが届かず、
いたたまらなくなって、
東京に帰ってしまった彼女に
ごめんなさいと謝るが、
そばにいてほしいとは言わない。
本当に、
相手のことを思いやったら
相手の気持ちを一番に尊重し、
その行動を決めるのを待つ、ということ。
あたりまえで
なかなかできないことを、
本作では、
あたりまえに、
みんながしていました。
ストーリーは、
血のつながらない息子を
抱えたシングルマザーが
義理の親元で暮らす。
そして、
本当の家族をつくっていく
という、よくあるお話でしたが、
触れ合う気持ちの
やりとりがせつなくて、
温かくて。
誰もが相手の立場にたって、
その人が自分の気持ちに
向き合えるように
言葉が選ばれてました。
これは、なかなか
できないです。
だからこそ、
最愛の人を亡くした状況を
前向きに
やさしく包み込んで
進んでいける。
そんな、生き方を
知ることができました。
だから、
最後に駿也が
自分には、役割の違う家族が
いつもいて、
自分を守っていると
理解した時は、
すごく、共感し、みたされました。
たくさんの家族がいるんだと。
人は、
相手に喜んでもらえる
やりがいのために
生涯を捧げる。
やりがいを見つけるために
生まれる。
その、
命のリレーが
素朴にしみてきて、どっぷり。
私は、
親父が鉄道の車掌を
やってたことや、
田舎では
昔、ジーゼル車両が運行してたり
したことを思いだし、
ノスタルジーになり、
高ぶってしまいました。
年末は、
田舎に帰ろうかな。
おすすめです。
血よりも大切な心の繋がり
号泣だったー
25歳の晶(有村架純)は、夫(青木崇高)が急死してしまい、夫の連れ子と共に夫の実家で暮らし始める
これは、鹿児島のローカル線 肥薩線を舞台に家族のあり方を描いている作品
25歳の女の子 晶が、鉄道好きな夫の連れ子のために
鉄道の運転手になる物語
そこから感じるのは、家族の温かさ
25歳の晶は
いきなり小学校3年生の男の子のシングルマザーになったり
車の運転もできないのに、電車の運転手を目指し始めたり
たいへんな日々を過ごしている
そんな晶が、前向きで健気なところがとても良い
大切な人を失うということは、いくつになっても辛いこと
晶はもちろんのこと
小学校3年生の息子 駿也も
ある日突然息子を亡くしたおじいちゃんも
みんなが、心にポッカリと大きな穴が開いているから
その穴を埋め合うように
力を合わせて毎日を過ごしている
それは、血が繋がっているとか、繋がっていないとかじゃなくて
共に生活をしていくために
お互いが必要だということ
血が繋がっているから家族で、そうじゃなければ家族じゃないということじゃない
血よりも強く、心が繋がっていれば家族なんだと思う
時には、心が離れそうになっちゃうこともあるけれど
それは、どんな家族でもあること
少し離れてみて気付くこともある
そんな家族の思いが優しくて温かい
中でも、私は國村隼演じるおじいちゃんの優しさがどストライクだった
みんな失敗したり、傷つけてしまうことがあるけれど
また明日からやり直し
それで良いと思うの
いやぁ、後半の家族のそれぞれの思いに号泣してしまった
とても良い映画だった
おススメ
阿久根が舞台になるなんて、感謝感激。
18歳まで過ごした阿久根が舞台になるなんて。シャッター街の田舎なのに。嬉し過ぎる。これまでも、これから先も、こんなにフィーチャーされることはないだろうな。阿久根を選んでくれた監督、スタッフに本当に感謝。少しでも活気が戻ると良いけど。
舞台挨拶も見に行った。ノベライズ版も読んだ。映画では描ききれなかった背景が埋められ、腑に落ちてさらに泣けた。そして、もう一度見に行った。架純ちゃんは本当に可愛い。國村隼さんは渋いが存在感は半端ない。子役の歸山君の透明感。ストーリーにもハマった。全てが良かった。泣きっぱなし。カレーも作ってみた。
阿久根駅から薩摩大川まではとても歩けないけど、そこは目を瞑ろう。鹿じゃなくイノシシだと思うけど、それも目を瞑ろう。自分の田舎がこんなに美しく描かれていて感謝。自分が学生の時は蒸気機関車で通学だった。懐かしい景色。近い内にオレンジ鉄道に乗りに行きたいと思った。
欲を言えば、エンディングは真っ赤な夕陽の海にして欲しかった。
DVDが出たら絶対に買うぞ。
多くの人に見て欲しい、素晴らしい映画です。
晶ちゃんがいなくなれば、、、
家族の色
まず何より、『かぞくいろ』ってタイトルが素敵だなと思いました。
チームカラーって言葉は、よく使いますよね。チームの特色ですね。街の色って言葉、偶に耳にしませんか? 色調そのものに使う事もあれば、雰囲気を表現したり。
そして、家族の色っていうのも有るんじゃないかなと。
それでですね、チームカラーや街の色が時間を掛けて決まっていくように、家族の色も様々な家族の形があって、その上で時とともに様々な色が付いてくるのかなと。
映画は、修平、晶、駿也の家族に色が付き始めた様に感じるシーンから始まります。
しかし、早々に家族の形が変わってしまい・・・。
祖父の節夫、口数が少な目。なので、必然的に間が多くなるのですが、流石に國村さん、間で静かに感情を表現してくれます。
そして、それに応える様に、有村さんと子役の歸山くんが良かったです。
有村さん演じる晶は明るくて、駿也の前では弱味を見せない強い母なんだけど、それは弱さを隠す強さと言う感じで。
それを、有村さんが滲み出さして見せてくれる。
歸山くん演じる駿也は、晶と仲良くて楽しそう。それでも、やっぱり抱え込んでる物があって・・・。その辺りの感情表現が上手かったと思います。
そしてある日、抱えきれなくなった感情が爆発して、晶にぶつけてしまう。
張り詰めた糸が切れる様に、進むべき先が見えなくなってしまった晶、思い出の場所へ。
そしてかかってきた一本の電話。すぐに母親の口調に戻る晶、電話から聞こえる絞り出した様な「ごめんなさい」
晶が進むべき道を、いや線路を確信できた瞬間です。
このシーン、前後も含めてとても好きです。
家族の絆って、必要としたり、必要とされたりする結びつきなんじゃないでしょうか。
一緒にいる時間が長い分、忘れてしまいがちだけど。
最後、五年生になった駿也の作文。
この家族の色が出始めた事を感じさせる物でした。
私、最初の方から最後まで涙ぐんでの鑑賞になってしまいました。
良い映画だと思います。
wanko777
田舎のローカル鉄道のひなびた感じと、そこで生活する人達の息使いが聞こえてくるような作品でした。
晶役の有村架純ちゃんの運転士の制服姿や、リクルートスーツ姿にキュンとしたのは私ばかりではないと思いますよ。
レールが日本全国の駅を繋いで、繋がっているように、家族も最初は他人から始まり、徐々に繋がり、最後は強固なものになっていくという感じがとても良かったです。
一部出ているCGがどうとか、色々と不満な点はあるとしても、あまりある家族愛で包まれている作品ですね。
私的には担任の先生のお腹を撫でながら「待ってるよ。」と晶がつぶやくシーンで号泣してしまいました。授からなかった命や、周囲の反対など、もろもろの情景を思い出してグッと来てしまいました。観終わって、出口に向かうと飲み物などの空容器を回収するお姉さんがいるのですが、涙でくしゃくしゃの顔を見られるのが恥ずかしかったです。まだの方は是非劇場でご覧下さい。心がほっこりする映画です。
ホッとする癒しの空間
可もなく不可もなく?
安心して観れます。
有村架純かわいい!
有村架純が、好きで観てしまいました。ストーリー・キャスティングともに面白かったです!國村隼の渋さも味がでてました。そのギャップがたまりません。有村架純、國村隼、子役がかぞくいろになるまでのストーリー最高でした。
全111件中、41~60件目を表示