「普通のゲイリーが見たい。」ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
普通のゲイリーが見たい。
わかっていたことではあったが、基本的に室内劇で、ジョー・ライトはそれが得意。ということも予測できていたのに。
チャーチル(ゲイリー・オールドマン)が首相に就任してから、ドイツに対して徹底抗戦を宣言するまでの苦悩の期間を描く。
本作はゲイリー・オールドマンの独壇場で、ひとり芝居といってもいいくらいであった。
が、室内劇であることとあいまって、映画的ダイナミズムに欠けることになった。
室内劇なら群像劇にすべきであった。そして、群像劇に不可欠なのは豪華キャストである。
辻一弘がメイクアップでオスカーをとり、ゲイリー・オールドマンの演技もオスカーに値する素晴らしいものであった。
でも映画としてはもうひと工夫ほしかったかも。
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