「ゲイリーオールドマンのつぶらな瞳力」ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲイリーオールドマンのつぶらな瞳力
特殊メイクはもちろんすごいのですが、それでもあのゲイリーオールドマンの瞳の力というか、可愛いさが溢れんばかりに出ていて萌え死にました。チャーチル首相をものすごくチャーミングに演じています。
ピースサインのくだりや、食事のくだり(基本的に人が喋ってる時もひたすらモグモグ食べてる"笑)、ピンクのパジャマは確信犯的なあざとさでしょう。
作品としてもタイトルの「DARKEST HOUR」というイギリスが敗北・侵略の恐怖にのまれかけた期間を、首相に就任したチャーチルの三つの大きな演説が徐々に打ち砕き、光をもたらすという話だ。
「27日間」という期間に絞ったのも良かった。
打倒ナチスではなく、政界の"ドン"ライバルに認められるということをクライマックスに設定していたため、ラストは少し物足りなく感じるかもしれない。
イギリスの議会風景は何度か見たことがあるがあんなに狭い中でおじさんがパンパンに敷き詰められてやってるとは思わなかったし、議会のドンというおじさんもやはりどの国にもいて、その人の合図次第で議会の内容が決まってしまうところも描かれていて面白かった。
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