「イギリスしか救ってない」ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 GreenTさんの映画レビュー(感想・評価)
イギリスしか救ってない
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邦題に「世界をヒトラーから救った男」とあるが、映画を見る限りチャーチルが救ったのは自国だけではと感じる(原題は『Darkest Hour』)。また、劇中でチャーチルが演説で議会を「最後まで戦うぞ!」という空気にしていくところを観ると、ヒトラーとチャーチルの違いはなんぞや?という疑問が沸いてくる。他国の侵攻から国を守ってくれた人をイギリス人が美化して描くのはもっともだと思うが、第三者的に見ると、ヒトラーもチャーチルも負けず嫌いで選民意識が強い好戦的な白人にしか見えない。
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こっこさんのコメント
2018年3月11日
ルーズベルトが戦争に参加するため日本を挑発し、真珠湾攻撃の一報が入った際、嬉々としてチャーチルへ連絡を取ったのは有名な話。稀代の政治家だったチャーチルは、恐ろしく腹黒いタヌキだった。彼の回顧録が丸飲みに出来ないのは、そこに理由が有ります。ヒトラーのみを絶対悪にすることによって、敵対した側が必ずしも絶対正義ではないのは、ある意味当然だと考えられます。