君の名前で僕を呼んでのレビュー・感想・評価
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純愛の物語
イタリアのクレマで撮影されたこの作品ですが、風景が本当に綺麗でため息が出ます。一度は夏をクレマで過ごしてみたいと思うほど。音楽も美しく、風景にマッチしています。
Timothée Chalamet、Armie Hammerの演技も自然で素晴らしく、映画自体に入り込みやすかったです。
人が恋に落ちる姿を繊細にかつ美しく描いた物語でした。
忙しくなかなか時間が取れずに6月になり、それでもどうしても映画館で見たかったので一人で片道1時間以上かけて映画館に観にいきましたが、本当にその価値はあったと思います。
何回でも見たいと思うような数少ない映画のひとつでした。
人生における「幸福な出会い」について
恵まれ過ぎた少年の 年上の青年との ひと夏の物語
障害は ほとんど無く、北イタリアの別荘地で 人目も気にならない
原作は読んでいないが、映画では 同性愛については エリオが 教会の屋根の十字架を 一瞥する程度である
アカデミックな両親のもとで、音楽や文学に親しむ早熟なエリオに 自分を、彼とオリバーの幸福な出会いに 長年のパートナーであった イスマイル・マーチャントとの関係を ジェームス・アイヴォリー(脚本)は重ねたのだろうか?
美しい風景の中で 少年の揺れる心と体が 瑞々しく描かれているが、光と影の 光ばかりを見せつけられていると、少々 だれる
アイヴォリーには もう一人 、ルース・プラワー・ジャブヴァーラ(脚本家)と 仕事上の幸せな出会い があり、彼女との共同執筆だったら… と、思ったりもしたが、
製作過程に「大人の事情」が絡み、大胆なベッド・シーンのある アイヴォリー監督案が 見送られたことを知る
これが全体の 緩慢さを招いている
出資者の反対と 主役二人の「全裸撮影禁止条項」なるものがあり、アイヴォリーは これに疑問を呈している
(映画界は 女優を いとも簡単に、全裸にしてしまうのに!)
個人的には 折中案でなく、ジェームス・アイヴォリー監督作品で 強行突破して欲しかった
それでも、エリオ役のティモシー・シャラメは 思春期の早熟な少年を 好演している
そして 最後に父親が エリオに語る言葉が この映画の 総てを表している
このために ジェームス・アイヴォリーは老骨に鞭打って、製作・脚本を手掛けたのだと思う
この脚色が 数々の評価を得たのは、この名匠へのリスペクトと、その衰えぬ気骨や感受性、美意識に対する称賛、そして作品から 溢れる想いが伝わるからだろう
恋愛不感症でも、胸キュン
難解だが美しく。
映像だけの中身の無い映画、ただ眠くなる。気だるいだけでハツラツさと...
映像だけの中身の無い映画、ただ眠くなる。気だるいだけでハツラツさとかに欠ける。ヨーロッパ映画の特徴でゲイ描写も芸術なのか、。
屋敷の古めかしさやヘコんだソファや飛んでるハエもウザイ。唯一外での朝食がおしゃれ。息子の性のチョイスを寛容なのも凄い。
若さと夏
まず、景色がいい。イタリアの夏が絵になる。プールや川などの水の存在も、雰囲気を作り出している。80年代が舞台だから、携帯がないのもいい。便利だけど、何かを失っているんだろうなと再確認。
17歳の瑞々しい心と24歳の抑えているけど抑えきれない大人になりかけている心が、限られた時間と場所で燃える感じ。辛いね、だけでなく、若いね、と思ってしまうのは、30を過ぎて何かをなくしてしまったからですかね。(主人公のパパがそんなことを言っていた)若い時見てれば泣いたかな。
カシオっぽい腕時計とSONYのウォークマンが80年代の香りを引き立てている。なんて、いろいろ余計なことも考えてしまった(笑)昔を語れる歳になりました。
二人のいい体に癒やされた私って普通ですよね???
美しいけど
恋と愛について(対比ではなく)
想像を遥かに超えて圧倒的かつ細やかな、恋と愛についての映画だった
途中まで「眺めのいい部屋とモーリスを足して80年代に持ってきた感じ」くらいに思ってみてたらとんでもなかった
この距離感と当事者感覚の両立ってなかなか達成できない気がする、そういう意味でもとても大人な視点で紡がれ、仕上げられた作品と思った
しかも83年ってのがバブル前夜のわたしの好きな年、絶妙!エリック・ロメールを思い出すような絵だが、ちゃんと見る者を引きずり込むしっかりした演出
女の子たちや両親をはじめ、皆の描かれ方に愛があるのがまた素晴らしい
この歳だからこそ見ながら考えていたことを、終盤で登場人物がすべて語ってくれ、涙で顔が痒かった
James Ivoryは老齢に至って流石というべき置き土産を(殺すな) 原作も楽しみ!
悪くないですが
何度も観たくなる美しき2時間
前情報なしに観ました。
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