君の名前で僕を呼んでのレビュー・感想・評価
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君の名前で僕を呼んで
評判が良さそうなので、お盆休みに娘と借りてきた映画ですが…どうやら合わなかったようです。
夏の美しい緑や青い川の水、夏の日差しの中走る自転車や木陰で楽しむランチタイムなどなど。魅力的な映像にうっとりしますが、男2人の絡むシーンは目のやり場に困りました。お互い惹かれ合う理由もピンとこなかったし、ラストのお父さんの名言まではただ息を潜めて見てました。あのシーンが無ければ、評価は更に低迷していたと思います。
兄弟愛
淡々と、一夏の出会いと別れを描く。
淡々とし過ぎている(?)長い導入は、全てお父さんの語りかけに向けての助走だった。
あの寄り添いは白眉。
17才にしては幼いエリオ。駅まで迎えに来てくれるお母さん像も大好きなシーン。
イタリア映画にはかねてより“一夏の経験物”がいろいろあったが、エリオには男友だちがいない状況で そんな一人っ子エリオが兄貴分に惹かれてしまうというシチュエーションは新鮮だ。
ヘレニズム~ローマ時代の研究者としての父親は、男性同士の愛・フィリアがあの時代には自明の文化であることを知っていたし、その研鑽が身内に起こったまさかの事態をも受容する力となれた。
質実乖離しなかった父よ、あっぱれ。
⇒「ある少年の告白」との対極。
ただしトランクスを下げさせるシーンだけは不要だ。映画の持つ精神性はあそこで とことんぶち壊しになった。
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アイボリーの脚本は大好き。
「眺めの良い部屋」オススメです。
イタリアものはつい手が伸びます。
つまらん以上微妙未満
内容として、B同士じゃなくても良かった様な気がする。
勝手に話を創造させてもらうなら、男性じゃなく女性の助手がショートステイして、息子はその助手が気になって仕方ないんだけど、助手は体裁上息子の想いは受けられないから突き放す。でも父親とはちゃっかりデキてる(^_^;)とか。その上で最後父親の説教来たら、うわー説得力ないわー∑(゚Д゚)
母親も「前から知ってたわ」とか。
こわー∑(゚Д゚)
個人的に、アーミーハマーを純粋にイイ男として見られない(網浜直子がチラつく)屈折した自分の心がいけないのかもしれません。もっと無名の役者がやってくれたら、遅いけど。
親の対応は大事
17歳の少年の思春期の心境を描いた映画だが。ここで、大切だと思うシーンは少年が父親に心の中や事実を打ち明けた時の親の対応の仕方。
最後はハナカで家族は忙しく動き回っているのに、少年は暖炉の前で、自分を癒している
一生忘れられない映画。
①映画館で11回鑑賞(『アリータ・バトルエンジェル』とタイ記録)。②エリオは僕。エリオのときめき、憧れ、期待、失望、幸福感、惨めさ、多幸感、楽しさ、寂しさ、ストーカー紛いの気持ちと行動、焦燥感、喪失感、絶望は確かに人生の一時期の僕のものであった。だから一生忘れられない一本。③第一次世界のモニュメントがある広場でエリオとオリヴァーとがお互いの気持ちを始めて確認し合うシーンが一番好き。ゆっくりと核心に迫っていく緩やかな演出の流れが上手い。
タイトルなし
音が綺麗。風景が綺麗。登場するもの全てが美しいです。
男性同士の愛の物語でしたが、男女間の恋愛とほとんど変わらないのかなと。少し姿が見えなくなっただけで不安になったり、夜中に会おうと言ってるのに昼間から時間ばかり気にしたり、お互い傷つかないようにと片方が一方的に距離を置いてみたりと初々しい二人のやりとりが微笑ましく思えました。燃え盛る恋を暖色で演出し、哀しみを寒色で演出しているのも良かった。
ただ、全てが美しすぎて逆に疑問も。
あれだけの登場人物の中に同性愛に対して否定や拒否反応を示す人が誰一人出てこない世界観は(悲しいことだけど)リアリティに欠けるかなと。
終盤にオリヴァーの親にこの事がバレたら殺されるみたいな表現があったと思うけど、そういう登場人物を身近に置いておくべきだったと思う。オリヴァーの両親はその会話でしか出てこないから、エリオが裏切った彼女なりが担っても良かったと思う。 実際、ヤリ捨てられたも同然なんだから怒りの描写、もしくは悲しみの描写(こちらは多少あったが)があっても良さそうなのに、「私怒ってない~一生友達」の件はあの年齢にしては悟りを開きすぎじゃないかと(笑)
そういった観点から、最後はとても切ないけど、痛みに関してはもう一声欲しかったという印象が残りました。
最後のエリオの父の言葉は本当に心に染みました。ここが一番の見せ場だったかな。
たしかにイケメン度は高い
避暑地での一夏の恋って設定は観たことある。本作はそれが男同士の恋愛ってことがポイント。
たしかにイタリアの風景は美しかった。それだけで喜べる人もいるかもしれない。でも私が重視するのは脚本なのですよ。
そういう意味で本作は盛り上がりが足りない。隠れて関係を結ばなければならないのに、意外と無頓着。周りで何か妨害する出来事が起こるわけでもない。最後の電話が唯一の見せ場な気がした。
でも、電話の後で父親が言った言葉がとてもよかった。あれが言いたかったんだろうな。あのシーンだけで評価が0.5~1は上がる。
あと、ラストのエンドロールはたしかに意欲的。いろんな意味が含まれたラストだった(と深読みする楽しみを残した)。でも、それだけでは評価できないなー。
Call me by your nameではないんだよ、Call ...
Call me by your nameではないんだよ、Call you by your nameなんだね。
だから、僕がいなくても大丈夫。君は君だ。ほら、大切な誰かが君の名前を呼んでいる。
観たいと思いながら、見逃していた作品。原作とは違う脚本だと知り、ま...
観たいと思いながら、見逃していた作品。原作とは違う脚本だと知り、まずは原作を読んでDVDで鑑賞した。監督の言う北イタリアで出会った2人のドキュメンタリーという作風そのままで あの2人が其処に居るかのように感じた。
何処を切り取っても、美しい。バックに流れる音楽も美しい。演者達も皆美しい。原作(英語版)も読んで良かったと思える作品だった。
父親の言葉
青年になろうとしている17歳の少年のひと夏の恋の物語
その相手は、大学教授の父が招いた大学院生である24歳の青年
同性への想いを描いているけれど、そこを強く押し出してはこない
そこには避暑地のイタリアののどかな夏の風景と、主人公の弾くピアノの音色が優しく添えられていて、相手が同性なだけ
そんな風に思える描き方が、好ましかった
まだ恋にならない想いのかけらのような予感から、恋の始まり、そして終わりまで
凝縮された時間がそこにある
何より心に残ったのは、主人公の父親の言葉
大切な言葉が、そこにはある
同性に想いを抱く我が子を前に、そして、大人になろうとしている我が子を前に、心のこもった、愛情に満ちた、かけがえのない言葉たちが、息子に伝えられていく
その雰囲気と内容に、感受性が揺さぶられて、思わず涙がこぼれた
この作品の素晴らしさは、この父と、母、両親の存在もあると思う
心に優しい映画を観たな、としみじみ思う余韻が残った
思わずため息をつく綺麗な作品
この作品は起承転結があまり激しくはありませんが、幼い頃誰もが経験したことのあるような、大人への初恋、そして失恋が日記のように映し出されており見終わったら満足感でいっぱいになります。、、ただ最初に言ったようにずっとテンポが同じで時間も長いため家で見たら止めてしまうかもしれないです、、
まー期待どおりキレイ。 エリオのほうは息子のようでエロい目で見られ...
まー期待どおりキレイ。
エリオのほうは息子のようでエロい目で見られないけど、オリヴァーには惚れ惚れ。
いろいろキレイすぎて動揺せずに済んでしまった。
これがもっと生臭い俳優でやられたらしんどかったな。
エリオ父のラストの語りが、素晴らしいけどちょっとやり過ぎじゃないかい?
キレイを堪能する作品だから良いんだけどさ。
美しい…
美しい映画でした。
イタリアの田舎町でのひと夏の恋を描いた映画ですが、全体に漂う耽美な雰囲気と風景のすばらしさ、搭乗するキャラクターの魅力が相まって、充実した穏やかな気分になれます。
日本で生まれ育って、海外旅行も1回しかしたことのない自分にとって、この映画が映し出す情景や空気感は、もはや絵画の世界といっても過言でないくらい。
官能的だなぁ…、地中海沿い国々ってなんか快楽主義的というか、欲望に忠実というか、そんなイメージがありますが、そのイメージにピッタリの映画でした。
冬に情景が移り変わった時のBGMはラヴェルの「マ・メール・ロワ」の妖精の国の音楽でしたね。
本当に美しい、息をのむような情景でした。最高。
続編があるとのことで、楽しみです。
エリオ、オリヴァーが大変セクシーでした。
後光が差す美しさ
1980年代のイタリアを舞台に17歳の少年エリオと24歳の青年オリヴァー2人の激しくも切ない一夏の恋を描いた作品。
今作に関してはもう一度見返して詳しく語りたいが、とにかく何もかもが光り輝いていて美しかった。
主演の2人はもちろん風景や水の反射や街並み、暗闇の中でシルエットでさえも素晴らしく感じた。
また132分という長尺の中で少しずつ少しずつ自分の気持ちを抑え切れなくなっていくエリオとオリヴァーをじっくり時間をかけて描く贅沢な演出が尚更の美しさを出していたと思う。
内容的にもそうだが結構ストレートな映像描写もあって、ある意味過激な内容だが、全くの苦手要素ではなく意外なほど自分の中で秀作として刻まれたと思う。
特にラストシーンの焚き火を眺めながら涙するエリオをバックに流れ出すエンドロールが素晴らしかった。BGMが焚き火の音のみというのもまた良い演出。
噂されている続編のタイミングでゆっくりじっくりもう一度見返したい。
美しい風景に2人の恋愛感情が見事に完全に溶け込んでいる純粋なラブス...
美しい風景に2人の恋愛感情が見事に完全に溶け込んでいる純粋なラブストーリー。最後の父親の言葉も温かい。ハマーの低音の声が心地よく魅力的だった。
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