「とりあえずLOGANだけは観ておくように!」デッドプール2 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
とりあえずLOGANだけは観ておくように!
相変わらずのメタネタ全開、オープニングシークエンスからしてスタッフいじりから始まる気合いの入りよう。
前回「本物のヒーロー」と称えられていた脚本チームは「本物のヴィラン」に!
観ているこっちが思わず口にするような事を劇中でバンバン言っていくスタイルは相変わらずの爆笑モノ。
かねてより(特に旦那が)楽しみにしていた忽那汐里ちゃん演じるユキオも可愛くて、ヴァネッサ不在の「デッドプール2」の清涼剤のようでした。心なしかネガソニックも可愛くなってた気が…?
「第4の壁」を超えるデッドプールを楽しむのは、やはりライトなファンには厳しいのかなと思う。俳優いじりも含めた映画ネタのボリュームも更にパワーアップした感がある。
難解な人文系芸術映画とは逆のベクトルで「優しくない映画」、それがデッドプールの良いところでもあり、悪いところでもある。楽しめる人にとっては大爆笑必至の超娯楽大作。
悪ふざけしているようにしか見えないかもしれないが、大の大人が知恵を絞り、技術を駆使し、偉い人に頭を下げたりせっかく撮ったシーンを泣く泣く削ったりしながら我々があっけらかんと楽しめる作品に仕上げてるんだから、映画って本当にスゴい。
映画の中でも外でも「なんか面白いことしてそう」なデッドプール、ついつい次回を楽しみにしてしまう、そんな作品だ。
あ、ウェイドにネタバレをくらいたくない人は先にマーベルシリーズだけは観ておきましょうね!